より良く添削を受ける6つのコツ!添削指導を効果的に力に変えよう

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国語教師でもなく、特別な文章教育を受けたわけでもない私が、縁あって文章の添削というものに携わって3年が経ちました。

確かに、本を読んだり文章を書くことは好きです。妻がエッセイの通信講座を受けているのですが、提出する原稿を添削してくれと言われ、よくみてはおりました。

ですがそれ以外で、人様の文章をチェックし訂正するなどと、……自分には今でも恐れ多いと思っています。

そんな私ですが、もちろん私なりの「良い文章とは」とか「良い添削とは」という思いはあります。

考える女性

この記事では、私のこれまでの仕事や、うちの奥さんのエッセイ講座体験を通じて、添削を受ける側の立場で「より良く添削を受ける」ためのコツやポイントについて書いてみたいと思います。

このブログでよくやるパターンですが(笑)、まず辞書を引いてみます。

【添削】他人の詩歌・文学・答案などを、書きくわえたりけずったりして直すこと

(角川必携国語辞典)

まぁ、そういうことですよね。

文章をより良く正しくするために、添削者が書き加えたり、間違いを直したり、削ったり……添削というのはそんな感じです。

もちろん、もう少し広い意味として、「読み手により喜んでもらえるようにする」とか、もし広告用の文章であれば「物がより売れるようにする」ということが含まれる場合もあります。

そういうことも含め、きちんと文章を正すことが、添削ですね。

添削を受けるにはそれを頭に入れた上で、添削者(講座の先生)との相性や、添削を受ける自分の対応などが大切になってきます。

目次

添削のより良い受け方の6つのコツ&ポイント

それでは具体的なポイントです。

1. 添削者との相性を考える

うちの奥さんは、もう10年以上、あるエッセイ通信講座に入っています。与えられたテーマについて原稿用紙5枚のエッセイを書き、送ります。

添削を出す

そしてしばらくして添削をされたものが戻ってくるのですが、それを見て「なるほど…」と感心することもあるし、どうも納得できないと言う顔をすることもあります。

その講座には先生が6、7人いらっしゃるようで、ある先生に1クール(6回)担当してもらって、次は別の先生、という形らしいんですね。

で……やはり先生によって相性があるみたいなんですね。自分と感覚的に合う先生の場合は納得できる添削が多いですが、どうも合わない先生がいるみたいで(笑)。

誤字脱字だとか、文章の繋がりが悪いなどは、誰が添削しても一緒でしょう。
ですがもう少し感覚的なことになると、添削の先生によってもそれぞれです。自分と合う時は良いけど、そうでない時は…厄介です。

相性が合う先生の場合の注意点

もちろん合うのですから、基本的にはなんの問題もないですね(笑) 自信を持って進めることができるでしょう。

ただ、あまりに「いいですね、いいですね」ばかり言われても自分が伸びないことになりそうです。

読み手は感覚の合う人ばかりではありません。自分のスタイルを通すことは大事ですが、多くの人に伝わるかどうかというのは常に意識しておきたいものです。

相性が合わないと思う先生の場合の注意点

先ほども書きましたが、うちの奥さんも、相性が合わない先生の時にはイライラして見えました。
そりゃそうですね、自分が一所懸命書いたエッセイを、納得ができない部分で否定されたり訂正されたら嫌な気持ちになります。

もちろん納得できなければ、可能であれば何度でも質問するのがやはり良いです。(その講座の条件次第ですが・・)
喧嘩ではなく、文章を良くするためのことですから、先生もそれは厭わないはずです。

ですが、それでも添削に納得いかなかったら……私なら、自分を優先します。

講師は個々の方の感覚を大事にして添削するはずですが、講師もいろいろです。考え方や感覚が明らかに違うこともあると思います。
実際うちの奥さんの場合はそうでした。

もちろん謙虚になることも大切です。ですが私は自分の感覚は大事にすべきだと思うし、良いと思うものは堂々と主張されたらいいと思います。

2. 文章技術的なことは、素直に直す

誤字脱字、主語がわかりにくい、文章が長すぎる、読点が少なく読みづらいなど、文章技術的なことは、やはりまずは添削の通りに素直に直すことだと思います。多くの場合、その方が良い文章になります。

ですが中には自分の癖が強く出る添削者もいます。

そういう人の場合、「良い文章かもしれないけど自分としては違和感がある」ということになりやすいです。もしそんな場合は、自分の感覚を信じるのをお勧めします。やはり文章は自分のものですし、自分らしさを出すのが良いと思います。

3. 例示された時は、一度自分でも考えてみる

私は基本的になるべく「私なら、例えばこんな文章にします」ということをお付けするようにしています。
その方が私の意図が通じると思うからですし、よりよい文章にしてもらいたいからです。

もちろんその時私が書いた文章は、そのまま使っていただいて構いません。

ですが、添削を受けるのは「その文章を良くする」という目的と同時に、「自分の文章力をつける」という目的もあります。

前者は、何度も推敲し、直しを繰り返して仕上げることで達成されます。後者は、自分で考えるということが必須になります。

私が例として書いた文章はどうかわかりませんが(笑)、添削者が書いた例文はやはり良い文であることが多いです。

そのまま使いたくなることが多いと思いますが、その前に、自分が書いたものとどこがどう違うのか、何を削り何を加えてあるのか、などを比べてみてほしいです。

そこから必ず見えてくるものがあります。その比較こそが、あなたの力を上げるはずです。

辞書とメモ帳

4. 気になったことはとにかく質問する

うちの奥さんのエッセイ教室は、提出して添削してもらったらそれに対しての質問はできないシステムでした。まぁそれだと仕方がないですが…。
私が今やっている添削では質問や再添削は無制限でOKという形です。

ルール的に可能なら、質問は徹底的にしましょう。少しでもわかりにくいこと、気になることはとにかく訊くことです。
それが一回の添削で得られるものを濃くします。

5. 可能であれば再添削を依頼し、チェックを受ける

私が仕事をしている講座では、再添削も無制限に可能というルールになっています。
もしあなたが受けてらっしゃる講座が、同じように再添削が可能なら、使わない手はありません。

たら、中には「添削にどうも納得がいかない。だから直せないし、再添削にも出しづらい」なんてことも、あるかもしれません。
講師の先生がおっしゃることに沿って直してないと再添削に出せない・・その気持ちは想像に難くありません。

納得できなければ直す必要はありませんよ。ですが、そういう理由で直さず放っておくよりは、できれば納得できない点を講師に伝えて、ディスカッションすると良いですね。

どこの講座の講師でも、そういう度量は持っているはずですし、受講者さんがより良くなるようサポートをしてくれるはずです。

6. 完成の目標を自分なりに定める

添削講座を受けるということは、当然「できるだけ良い文章にしたい」という思いがあるわけです。
で、問題なのはその「できるだけ」をどの辺に設定するか、です。

可能な限り完璧を目指すのか、及第点として60点を目指すのか、ひとまず現状からのワンステップアップを目指すのか。

もちろんこれは受講する方の今のレベル、性格、目的、時間の余裕、などによって大きく変わります。
あなたはあなたなりの目標を考えていただきたいのです。

そしてこれは講師側の問題でもあります。
この添削を、何点のレベルにまで持って行くべきか。どこまで手を貸すのが良いのか、ヒントだけ与えてあとは考えてもらうのがいいのか……。
それは私もいつも悩むところです。

私の考えは……100点は求めませんが、一つの添削で必ず70点レベルのものにはしたいと思っています。
それが私の責任だと思うんですね。

そのためには私はいくらでも手を貸します(笑)

もちろん手を貸しすぎることが受講者さんの考える力を削いだり、本当の力をつけることになったりしてはいけません。
ですが、手を貸さないでそこそこのレベルで終わってしまうのも、私の仕事として違うように思います。

受講する方が、添削の意図をきちんと汲んで、なぜこう直されたのかをきちんと考えてくださることを願いつつ、私は全ての文章を70点にすることを目指します。

ここは本当に、添削者によって大きく異なるとは思います。受講者さんによっても異なるでしょう。
まずはご自分で、どんなところに目標を置くのかをしっかり考えていただくのが、力をつけることに繋がるはずです。

原稿用紙と赤ペンサムネこれ

以上、今回は「文章の添削を受ける」立場の人が、より上手く添削を受けられるためのポイントについて、私が思うところを書きました。

  • 相性の良い添削者、相性の悪い添削者があります。それぞれに付き合い方を考えましょう
  • 添削されたものが自分の思いと合わないときは、徹底的に質問しましょう。それでも納得できなければ自分の感性を大事にしましょう。
  • 自分が今どこまでいきたいかという目標を持ちましょう。

  ・・など

せっかく添削を受けるのであれば、ましてそれが有料の添削講座ならなおさら、自分の文章上達に100%生かしたいものです。

ちょっとしたことに気をつけることで、自信もつきますし、より有効に添削講座を利用できるはずです。
頑張ってくださいね!

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