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添削と校正の違いは?辞書的な違いと、私が仕事を通して思うこと

約 1 分

私は長年、広告や編集のデザインの仕事をやってきました。デザインといえば色や形をいろいろ考えるというイメージがあるかもしれませんが、文字組というのもデザインの本当に大きな仕事の一つです。
男性校正
私自身、文字組そして文字の修正には、人生の膨大な時間をかけてきたと言えます。

そんな仕事上の習慣と、性格もあったのでしょう。いつしか文字をチェックするのが得意になってしまいました。
他人の書いたものの誤字脱字チェックは、結構お手の物です(笑)。

自分の書いたものは・・? もちろんチェックはしております。ですが私も人の子。誤字脱字があるかもしれません。そこはどうぞご勘弁をください。(^_^;

そんな私ですが、文章を書くことも好きで、数年前からとある場所で、添削の講師という仕事もいただいております。

また、うちの奥さんがエッセイを習っているのですが、それを先生に送る前に添削してほしいともよく言われます(笑)。



デザイン事務所や印刷会社で文字をチェックするのは「文字校正」または詰めて単に「校正」と言います。

「添削」と「校正」。似ていて、でも少し違う感じです。

この記事ではそんな「添削と校正の違い」について、また私なりの「添削とは」「校正とは」についてまとめてみたいと思います。


先に同じところを考えてみます

同じところは「文字をチェックし、正しく直す」ということです。

  • A 一字一句が、間違っている(誤字)とか抜けている(脱字)を見つけて、それを正す
  • B 文章のつながりが悪かったり、意味がうまく取れないところを見つけて、それを正す

両方ありますが、印刷物の場合は、我々デザイナーがやるのは多くの場合Aだけです。印刷会社でもAだけの場合が多いです。

そもそもBはコピーライターさんの方できちんとされるというのが原則だからです。
「添削」は、AもBもやることになります。


では違いは?

一般的に、仕事の中での文字チェックはやはり「校正」であって、「添削」とは言いません。

では添削とは・・?これはやはり『先生・生徒』的な関係があるということではないでしょうか。

もちろん実際の先生・生徒ということもありますし、うちの奥さんの原稿をチェックするように、先生生徒でなくても「書いたものに手を入れて直してもらう」的なものは「添削」と言うと思います。

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辞書を調べてみますね。(早くそうしろよ!ってツッコミは無しに・・ 笑)

【添削】

他人の詩歌・文章・答案などを、書き加えたり削ったりして、改め直すこと。「生徒の作文を添削する」

引用元:goo辞書

【校正】

  1. 文字・文章を比べ合わせ、誤りを正すこと。校合 (きょうごう) 。
  2. 印刷物の仮刷りと原稿を照合し、誤植や体裁の誤りを正すこと。「ゲラ刷りを校正する」
  3. (測定器の関係・・省略)

引用元:goo辞書

まさに私がずっと仕事としてやってきたことが、校正の2番に書いてありました。

ポスターの校正
やはりそういうことですね。
『他人が作ったものをチェックし、加えたり削ったりして、良いものにすること』が添削。

『元原稿と現状を見比べて、間違いがないかチェックすること、それを正すこと』が校正。


重なる部分もあると感じますが、添削は必ず人と人との関係があります。校正はそういうものがない代わりに、厳格な「正誤」があり、ビジネス的です。
たまたま、私はその両方に深く関わってしまいました(^_^;



似たような言葉で「作成」というのもありますね。
これも多くは文章・文書で使われる言葉ですが、こちらは単に「作ること」というくらいのイメージで、「修正する、正す」の意味はありません。

例文

それぞれを使った例文を少し載せておきます。

『生徒が書いた感想文を添削した』
『妻が自分が書いたエッセイを添削してほしいと言ってきた』(笑)

『ポスターの文字を最終的に校正する』
『プログラムの文字の校正に余念がない』

『プレゼン用の書類を作成してください』
『今回は資料の作成に時間がかかってしまった』

みたいな感じですかね。

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添削と校正を仕事にしてきて思うこと

冒頭にも言いましたが、私は添削にも校正にも仕事として深く関わってきましたし、今も関わっています。
自分なりに、それぞれに思うことを書いてみたいと思います。

まず、昔から長く関わっている「校正」です。

校正する手
文字の間違いというのは本当に怖いと思います。
私は長年グラフィックデザイナーという立場で数多くの印刷物を作ってきました。
ですがもちろんその中で、「誤植のまま仕上げてしまう」という事件が何度かありました。

「誤植」というのは、かつて我々が原稿を作るのに使っていたのが「写植(写真植字)」というもので、そこから来ているのだと思いますが、要するに、文字が間違ったまま印刷されてしまうことです。

これは正直、今でもしばしば起こります。
それは、一つの印刷物には何千何万何十万の文字が詰まっていて、それを100%間違わないで作るというのが本当に大変だから、というのはあります。

そのために、多くの雑誌社・新聞社・広告代理店・印刷会社では「校正部」というのを持っていて、何人何十人の人が何度も何度も厳しくチェックします。それでも誤植というのはたまに起こります。

自社のものであれば「ごめんなさい」と恥をかく程度で勘弁してもらえるかもしれませんが、多くの場合はスポンサーの商品を作っています。

当然、商品になりませんから、刷り直しということになります。時間もさらにタイトになり、多額のお金もかかります。私自身、刷り直しによりギャランティーから多額の賠償をしたこともあります。なので、本当に怖いものだというのが身に染み込んでいます。

最近は印刷物よりもウエブ(ホームページ)の方が発展して来て、私たちの仕事もだいぶそちらに移行して来ました。

ホームページの場合は印刷物のように刷り直しがないし、気が付いた時に直せば済むので、そういう意味での誤字脱字に関する恐怖心は全く違います。悪く言えば甘くなったとも言えるかもしれません。

もちろんホームページを作る会社もスポンサーの方も、誤字脱字がないように一生懸命作られているのは印刷物と変わりませんが。

原稿用紙と赤ペンサムネ
では次に「添削」です。その辺は添削はどうか。

第1章でも書きましたが、添削は人と人、それも個人(先生)対個人(生徒)としてのことが柱です。
もちろん添削そのものがビジネスであり、私もプロの添削者の端くれではありますが、添削そのものに、先ほど書いた「校正」ほどビジネス感はありません。

「より良い文章にする」「より読みやすい文章にする」「理解しにくい文章を正す」「誤字脱字をチェックし、直す」ということ自体が目的となります。

もちろん添削するものによってその先を見据える必要もあります。

うちの奥さんのようにエッセイを習っていて、その添削をするのは、彼女がよりエッセイが上手になるためです。

現在、私はインターネットを仕事に利用する人のための記事の添削をさせてもらっていますが、それはもちろんその人が成功することを目的にしています。

それら最終目的を踏まえた上での添削が求められるのは、言うまでもありません。

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まとめ

添削と校正についてその違いを考えて来ました。

最後にもう一度まとめますと、
  • 添削は、誰かが書いた文章等を、チェックし、書き加えたり削ったりして、より良いものにする手伝いをすること。
  • 校正は、主として印刷物制作の現場で、元原稿と一字一句合っているかどうかチェックし、直すこと。
という感じです。

両者が重なるところもありますが、添削は人と人の(先生と生徒の)関係があり、校正はそういうものはなく、ビジネスの流れの中の1シーンという感じです。金銭的に時間的に大きな問題が起こるのは「校正」です。

私自身、仕事の中で長く校正も添削もやって来ました。文字をチェックすることにはおそらく他の人よりは慣れているだろうと思います。

自分自身は誤字脱字は恥ずかしいものだと思いますし、プロとして、あってはならないものだと思っています。特に印刷物を作る者として、怖いとすごく思っています。

とは言え、そんな私でももちろん誤字脱字をすることはあります。このブログで誤字脱字を見つけたら、どうぞ優しくコメントで教えてくださいね。(結局そこかい!というツッコミは無しで! 笑)



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