献血バスでの献血ってどんな流れ?初めての申し込みから帰宅まで

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私は阪神淡路大震災の時、初めての献血を経験して、以来、年に1回から3回くらい献血に行っています。

広島では市内中心部に日赤の献血ルームがあるのですが、なかなかそこに行くということができず、近所に献血バスが来るという時にタイミングが合えば、なるべく行くようにしています。

先日、近所の公民館に献血バスが来るというのを聞いて、行ってきました。なかなかタイミングが合わず前回から少しあいてしまいましたが、無事献血できてよかったです。(*^o^*)

献血バス

日本赤十字社がいろんな形で呼びかけたり、バスを出しても、なかなか献血は増えないようですね・・。

未体験の人にはちょっと怖く思えるのかな・・・
でも、献血はもちろん怖いものでも危ないものでもありません。すごく痛いわけでもありません。

常設の献血ルームだと行くのが大変な人でも、献血バスなら近所まで来てくれるのでとても気軽に行けます。多くの人に、ぜひ行っていただきたいです。こういう形でも社会貢献できたというのは気持ちの良いものですから。

そんな献血未体験さんのあなたに、この記事では献血バスでの流れをお伝えしたいと思います。

目次

献血バスでの献血の流れは、大きく3段階


献血の流れは、大きく分けて

  • 申込みから、今日献血が可能かどうかを調べる【テントや会議室など】
  • バスでの実際の献血【バスの中】
  • 帰宅時の注意とおみやげをいただいて帰る【バス〜テントや公民館の出入り口など】

というような3つの段階となります。

これら献血の流れを図にしてみましたので、ご覧ください。

献血しているイラスト
【持参するもの】
  • ※初めて献血をする方は、登録のため、運転免許証、健康保険証、マイナンバーカードなどの本人確認ができるものが必要です(無くても2回までは献血できるようですが)。
  • ※2回目以降の人は献血カードを持参してください。(持参し忘れてもできますが、あった方が手続きがスムーズです)

それではそれぞれの段階を詳しくご説明します。

(1)申込みと体調の検査(献血条件に合っているか)

まず会場に着いたら、献血の申込みと献血できるかの検査です。

場所はいろいろですが、私が経験したところで言えば、公民館で行われた時は公民館の一室が申込みとチェックの部屋で、スーパーの駐車場や広場(屋外)で行われる時は、バスを停めた近くにテントが張られてその中で行われました。

この記事に掲載した写真は、以前、公民館で行われた時のものです。

会場

1. 個人情報の登録

初めての人はまず、住所氏名など個人情報を書き、本人確認ができるものと共に提出します。
それにより「献血カード」が作成されます。(2度目以降の人は献血カードを持参すれば、この段階が省かれスムーズです)

数年前から指紋による認証が加わりました。右手の中指を黒い箱のようなものに差し入れて、指紋を登録します。登録が済んだ方は、今後献血会場での個人情報の確認は指紋認証で行います。

そして自分の番号を書いたリストバンドをし、自分用の白いプラスチックカードをもらいます。

また、この時、一人一本ずつ、500mlのお茶かスポーツドリンクなどをいただくと思います。献血の前後ではしっかり水分を摂った方がいいということなので、このドリンクを待ち時間や献血中に飲むようにしてください。(採血しながら飲んでもOKです)

2. 問診表に回答(タッチパネルで)

この後、薬を飲んでいるかどうか、歯の治療があるかどうか、特定の海外への渡航歴など、いろいろなことに答える必要があります。

これ、以前はB4くらいにびっしりと書かれた問診表に、鉛筆で記入をしていました。ですが、今はタッチパネルによる申告になっています。(広島で変わったのももうかなり前なので、今は全国的にタッチパネルだと思います)

献血でのタッチパネル、こんな感じです。

パソコン画面

もらった白いカードはこのタッチパネルで使います。所定の場所にカードを差し込む(もしくは置く)と、個人情報の確認の画面になり、その後、いろいろな項目が表示されるので、それに「はい」「いいえ」で答えていきます。

機械ということで、少し難しく感じられる方もいらっしゃるかと思いますが、画面に「はい」「いいえ」「次へ」などと全部出てきますので、それに従っていけば大丈夫。
どうしてもわからなかったら係の人に聞けば大丈夫です。

以前はタッチペンでしたが、いつ頃からか指で操作するようになり、さらに楽になりました。

鉛筆で書いていた頃を思うと、こちらの方が簡単だし速いと思います。項目はかなり多いですが、大事なことですから、ここはきちんと正直に申告してください。

3. 医師の問診と血圧測定

問診表の内容を医師が確認し、必要があればさらに問診。そして血圧測定を行います。特に問題がなければ次に進みます。

4.血液濃度のチェック

看護師さんが、微量の血液を採取し、血液のヘモグロビン濃度を調べます。規定の濃度に達しなければ、残念ながら今日はできませんということになります。

濃度がしっかりあって、年齢その他も問題なければ通常の400ml献血。条件によっては200ml献血ということになったりもします。濃度が足りないと残念ですが今日はできません、と断られることもあります。

社会に役立ちたいと会場を訪れたのに断られるのは本当に残念ですね。とにかく食事や睡眠はきちんととって、献血ができない条件をしっかりチェックし、献血ができないということのないようにしたいものです。

ここまで問題がなければバスに乗り込んで、いよいよ献血です。

2)バスに入って、説明と献血

バス内部

横になる大きめのシートは、バスの中に4つあります。人が多い時は待って順番になります。順番がきて、言われたシートに横になると、看護師さんが腕を消毒してくれ、針を打ってくれます。

普通の注射よりは針が太いので、刺す時にちょっと痛いですが、びっくりするような痛みではありません。以前よりずっと痛くなくなったと思います。また、少し待てば刺した時の痛みはなくなります。

万一、針を刺した後にしびれがあったり傷みが続く場合は、看護師さんに伝えて判断を仰いでください。

以前は血液がよりスムーズに出るよう、手のひらに柔らかい器具を持ち、軽く握ったりゆるめたりをしていましたが、最近はそれもなくなりました。機械がポンプになっていますからゆっくり勝手に取ってくれます (^-^)。

この時、足先を交差させてぎゅっと少し力をいれたり、足首を支点に足先を上下するなどの運動をするよう勧められることもあります。やり方の説明が写真付きで置いてありますので目を通してください。

また、献血した後の注意を書いたシートもありますのでそれにも目を通しておいた方がいいです。

10分ほどで400ml献血終了。まれに血を採っている間に気持ちが悪くなる人がいるようですが、私は、今まで気持ち悪くなったことはありません。

3)休憩と説明、おみやげ

終わったら「献血終わりました」と看護師さんから言ってもらえます。針を入れたところから出血する可能性もあるのでその辺の処理についても説明があると思います。

シートを降りて、入口付近の席に移動して少しの間休憩します。その間に、帰る時の注意を聞いたり、まだメルマガ会員や献血ポイントの会員でなければその説明もしてくれます。

そして、献血カードや献血ポイントカードをもらってバスを出ます(広島では献血ポイントはなくなりました。他の地域ではどうなのでしょう・・)。

献血カード

最初にチェックを受けた部屋やテント等でおみやげをいただけますので、いただいて帰宅します。(^-^)

バスの中でも説明があったように、帰宅時は気をつけてくださいね。以下、注意点の主なものをまとめておきます。

帰宅時、またその後の注意

  • まれに帰宅中にめまいやふらつきを感じる方がいるそうです。一時的な貧血・血圧低下状態にあるからですが、その際はすぐにしゃがむか横になれれば横になることです。
  • 帰宅した後も、数時間の間は、重いものを持ったり飲酒や入浴は避けること。普通の注射よりは太い針が入っていたわけですから、再び開いて出血したり、雑菌が入ることを避けなくてはいけません。
  • トイレも数時間の間はなるべく洋式トイレを利用して血圧の変化を避けてください。

終わりに

献血バスでの献血の流れについて、私が体験したことを書きました。

日曜を中心に、近所まで来てくれる献血バスは、行くハードルも低いと思います。

まだ献血をしたことがない方は不安もあるかと思いますが、体調や年齢体重などの問題がなければ、ぜひ協力してほしいと私も思います。

それこそ、いつ自分が輸血を必要とするかもわかりませんから…。

【おまけ情報】献血ルームについて

どうしても人の多い町にはなりますが、日本赤十字社の献血ルームが設置されていて、常時、献血を受け付けています。また、献血ルームでは各種のイベントや学習会をやったり、いろいろ楽しめたり勉強になったりもします。

献血バスも便利ですが、もしあなたの職場やよく買い物に行く所に献血ルームがあれば、ぜひ一度行ってみてください。


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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 昨日、社会貢献で何かできることがないか考えて献血を思いついたので行ってきました。体重はクリアしたのですが、血管が細いとのことで献血ができませんでした。とても残念です。。。

    • 本田様

      管理人のマッキーと申します。
      当ブログへのご訪問、またコメントをいただき、ありがとうございます。

      献血は本当に最も身近な社会貢献の一つで、
      本田様もその思いで会場に行かれたこと、とても尊いと思います。

      血管が細くて無理だったとのことで、大変残念ですが、それは仕方がありません。
      コメントから伝わるお気持ちが嬉しく、拝見して私も心が温かくなりました。

      社会貢献はいろんな形があります。
      ぜひこれからもそのお気持ちでいろんなことに関わってくださいね。

      私も献血は引き続きやっていきたいと思います。(^_^)

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