献血バスでの献血ってどんな流れ?初めての申し込みから帰宅まで

今日、近所の公民館に献血バスが来るというのを聞いて、行ってきました。なかなかタイミングが合わず前回より1年半もあいてしまいましたが、無事献血できてよかったです。

日本赤十字社がいろんな形で呼びかけたり、バスを出しても、なかなか献血は増えないようですね。
献血しているイラスト
未体験の人にはちょっと怖く思えるのかもしれませんが、献血はもちろん怖いものでも危ないものでもありません。すごく痛いわけでもありません。

常設の献血ルームだと行くのが大変な人でも、献血バスなら近所まで来てくれるのでとても気軽に行けます。多くの人に、ぜひ行ってもらいたいものです。

そんな献血未体験さんのあなたに、献血バスでの流れをお伝えしたいと思います。前に比べて一部やり方が進化していたので、その辺も含め書いてみます。


献血は大きく分けると、

  • 申込みから今日献血が可能かどうかを調べるまでの段階
  • バスの中での実際の採血の段階
  • その後の説明とおみやげをもらう等の段階


 

と3つに分かれます。

図を描きましたのでご覧ください。
献血の流れ

【持参するもの】初めて献血をする方は、登録のため運転免許証、健康保険証などの本人確認ができるものが必要です(無くても2回までは献血できます)。
※2回目以降の人は献血カードを持参してください。

目次

(1)申し込みからチェックまで

これは、献血バスの場合は、バスを停めた施設(公民館など)の一部屋、あるいは戸外であればテントを張ってその中で行われます。

会場

1. 個人情報の登録

初めての人はまず、住所氏名など個人情報を書き、本人確認ができるものと共に提出します。
それにより「献血カード」が作成されます。(2度目以降の人は献血カードを持参すれば、この段階が省かれスムーズです)

また、以前はありませんでしたが、指紋による認証が加わりました。右手の中指を黒い箱のようなものに差し入れて、指紋を登録します。今後これによって個人を認識するそうです。

そして、自分の番号を書いたリストバンドをし、自分用の白いプラスチックカードをもらいます。

2. 問診表に記入する

以前ならここで、B4くらいにびっしりと書かれた問診表を書きました。

薬を飲んでいるかどうか、歯の治療があるかどうか、特定の海外への渡航歴、その他かなりたくさんの項目があります。

項目も多いし、鉛筆で答えの欄を黒く塗りつぶさないといけないし、時間がかかり、正直少し面倒です。でも大事なことですから、ここはきちんと正直に申告してください。

これが今日は、新しくタッチパネルによる申告に変わっていてびっくりしました。

パソコン画面

もらった白いカードをパソコンに差し込むと、個人情報の確認の画面になり、その後、いろいろな項目が表示されるので、それに「はい」「いいえ」で答えていきます。

鉛筆で書いていたのと較べると、こちらの方が簡単な気はしました。場所によっては従来型の鉛筆で書く形でやっているところも多いのではと思います。

3. 医師の問診と血圧測定

問診表の内容を医師が確認し、必要があればさらに問診。そして血圧測定を行います。特に問題がなければ次に進みます。

4.血液濃度のチェック

看護師さんが、微量の血液を採取し、血液のヘモグロビン濃度を調べます。規定の濃度に達しなければ、残念ながら今日はできませんということになります。

濃度がしっかりあって、年齢等も問題なければ通常の400ml献血。濃度の条件によっては200ml献血、成分献血ということになったりもします。

献血ができる条件については別記事でまとめましたのでよろしければご覧ください。
献血できる条件とは?会場で断られないための8つのチェック!

善意で会場を訪れたのに断られるのは本当に残念です。とにかく食事や睡眠はきちんととるのと、献血ができない条件をしっかりチェックして、献血ができないということのないようにしたいものです。

ここまで問題がなければバスに乗り込んで、いよいよ採血です。

バス内部

2)バスでの説明と採血

横になるシートは、バスの中に4つあります。人が多い時は待って順番になります。順番がきて、言われたシートに横になると、看護師さんが腕を消毒してくれ、針を打ってくれます。

普通の注射よりは針が太いので、刺す時にちょっと痛いですが、びっくりするような痛みではありません。以前よりずっと痛くなくなったと思います。また、少し待てば刺した時の痛みはなくなります。

血液がよりスムーズに出るよう、手のひらに柔らかい器具を持ち、軽く握ったりゆるめたりをしますが、機械がポンプになっていますから特にそれをしなくても大丈夫です。

10分ほどで400ml献血終了。まれに血を採っている間に気持ちが悪くなる人がいるようですが、私は、だいぶやりましたが、今まで気持ち悪くなったことはありません。成分献血の場合、45分〜90分くらいかかることもあるようです。

3)休憩と説明、おみやげ

献血が終ったら、別な席に移動して少しの間休憩します。その間に、帰る時の注意を聞いたり、まだメルマガ会員や献血ポイントの会員でなければその説明もしてくれます。

献血カードや献血ポイントカードをもらってバスを出ます。

最初にチェックを受けた部屋(テント)に戻ると、おみやげをくれますので、それをいただいて帰宅します。

帰宅時、またその後の注意

  • まれに帰宅中にめまいやふらつきを感じる方がいるそうです。一時的な貧血・血圧低下状態にあるからですが、その際はすぐにしゃがむか横になれれば横になることです。
  • 帰宅した後も、数時間の間は、重いものを持ったり飲酒や入浴は避けること。普通の注射よりは太い針が入っていたわけですから、再び開いて出血したり、雑菌が入ることを避けなくてはいけません。

おまけ情報

献血ルーム地域によっては日本赤十字社の献血ルームが設置されていて、いつも献血協力者を募集しています。イベントや学習会をやったり、いろいろ楽しめる工夫をしています。

また献血ルームは、たいてい、人通りの多い繁華街かビジネス街にありますから、あなたの職場やよく買い物に行く所に献血ルームがあれば、便利です。お近くにあればぜひ一度行ってみてください。

こちらの関連記事もご覧ください。

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