献血に行ったのに断られるって!? そうならないための8つのチェック

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あなたは献血に行かれたことはありますか。

それまで気になりながら全く献血をしていなかった私が、初めて行ったきっかけとなったのは、あの阪神淡路大震災でした。こんな私でも少しでもお役に立てるならと、矢も立てもたまらず行ったのを覚えています。

以来、かなりの回数行ってきましたが、せっかく人のお役に立ちたいと思って会場に行かれたのに、断られるケースを何度か目にしてきました。

男性Aさん

血圧が高すぎるって断られた、トホホ。。。

女性Bさん

濃度が足りないと断られちゃった。確かにちょっと貧血気味ではあったけど大丈夫だと思ったんだけどな。

女性Bさん

たまたまきのう薬を飲んだら、それがダメだって言われた。こんなことでも断られるのね・・。

はい。健康であれば誰でもできそうな気がしますが、「献血できるための条件というものが、実はたくさんあり、細かく規定されています。

これは、献血する人の健康と、血液自体の安全ひいては献血される方の健康の、両方を考慮して定められているものです。

この記事ではその「献血できるための条件」を一つずつお伝えしながら、「せっかく献血に行ったのに断られた」という残念なことにならないよう、事前の自己チェックができるように書いていきますね。

献血イメージ写真(大)
目次

実は私自身も・・・

実は私自身、献血会場に行ったものの拒否されてしまったことが、一度だけあります。

その時は、たまたま前日にインフルエンザの予防接種を受けていたんです。受けた時間と献血の時間を比べると、22時間くらい経っていました。

ほぼ丸一日経っていますけど、それでもダメですか?

看護師さん

申し訳ありません、24時間以上あけないといけないルールなんです。

まぁそれはそうですね。決まりは決まりできちんと守らないと意味がありません。

ということで、せっかく献血しようと会場に行っても、断られてしまうと、自分も本当にがっかりしてしますし、会場にいる日本赤十字の関係者さんやボランティアの方々も本当に残念な思いをします。

自分の状態がしっかり条件に適合しているかをまず、ご自身で確認してから献血に向かいたいものです。

それでは自己チェックができる8つのポイントです。

事前に自己チェックしておきたい「献血できるか」8つのポイント!

1)年齢・体重

献血の種類によって、年齢と体重が細く規定されています。表にしましたのでご覧ください。

ちゃんと該当していますか?

2)24時間以内に予防接種をした

私の経験を先ほど書きました。

インフルエンザが流行り始めたので、念のためにと予防接種を受けて、その翌日、たまたま近所に献血車が来ていたので行ったのですが・・・

「予防接種をしたら24時間たたないと献血はできない」という条件に抵触しました。

また、別の機会ですが、目の前で同じ理由で断られた男性を見ました。

予防接種を受けたら、丸々一日以上経たないと献血はできませんから注意してください。

3)当日、薬を飲んだ

献血当日は薬の服用がない方が安心ですが、以下の薬は、献血当日に服用していても大丈夫です。

健康増進のためのサプリメント、胃腸薬、降圧剤、漢方薬、アレルギーの薬、少量の女性ホルモン剤、点鼻薬、抗潰瘍薬、緩下剤、塗り薬貼り薬

ただし、これらの中にも、一部の治療薬や病気によっても献血不可の場合があるので注意が必要です。

向精神薬、睡眠薬など精神科系の薬は服用されると献血できません。ヒト由来プラセンタ注射をした人も献血できないことになっています。

いずれにせよ、献血会場での医師との問診の際に話すことになるので、気になる方は事前に日本赤十字社のホームページで確認するか、電話で確認してください。

⇒「献血をご遠慮いただく場合」日本赤十字社

4)3日間以内に、出血を伴う歯科治療を受けた(歯石の除去を含む)

歯の治療や歯石の除去など、出血を伴う歯科治療を受けた方は、口の中にいる常在菌が血液中に入って、本来菌がいないはずのところに菌がいる状態(菌血症といいます)になる可能性がありますので、献血はできません。

5)血液の比重が足りない(貧血気味の人は注意)

目の前で、若い女性の方がこの理由で断られたのを見たことがあります。

血液の比重とは、簡単に言えば血液の濃さのようなものです(いわゆる血液ドロドロとは違います)

血液中の赤血球の数が多ければヘモグロビン濃度が高くなり、血液の比重も上がる。逆に赤血球が少なければ比重が下がるということになります。

血液の比重が低い人が献血をすると貧血になる可能性があるので、基準値以下の人の献血は見送られています。

冒頭の方もそうですが、特に若い女性の方に、基準に達しない方が時折みられるようです。貧血、睡眠不足や疲労によっても比重が下がることがあります。

血液の比重を家で測ることはできませんが、日頃から貧血気味だとか、疲れが溜まっているという方は、まずそれを改善してからにしましょう。

6)血圧が低過ぎる、高すぎる(日ごろ高血圧・低血圧の人は注意)

血圧は「最高血圧が90mmHg以上」という規定があり、それより低いと献血できません。高い方は規定がありませんが、高すぎる場合はその場で医師の判断でストップがかかる場合があります。

日頃、血圧がだいぶ高い、だいぶ低いという方は、電話等で確認してからの方がいいかと思います。

7)睡眠不足、食事をちゃんととっていない

これはいけません!たまたま寝不足とか食事が摂れてない時に献血車をみかけた、というのはあると思いますが、そもそも自分の健康に影響を及ぼすような献血はできません。

献血会場での問診でも必ず「昼食(朝食)は取られましたか」と「きのうは何時間寝られましたか」というのを聞かれます。

睡眠と食事は献血の上でも極めて重要です。もしそれらが十分でない時はその時はやめて、体調が万全な時に献血するようにしましょう。

8)前の献血から時間がたっていない

これは献血に初めての方には関係のない話ですが、献血は、当人の健康のため、前回から規定の日数を空けないと次ができないことになっています。

200ml成分献血/2週間後から可能(男女とも)
400ml成分献血/8週間後から可能(男女とも)
200ml献血/4週間後から可能(男女とも)
400ml献血 男性は12週間後、女性は16週間後から可能

もしその期間が経ってないのに行くと、断られることになります。

ちなみにこれは私の献血カードの裏面です。
400ml・200mlの全血献血であれば8月6日以降で可能、成分献血なら7月9日から可能、ということが書いてあります。

献血カードを持っている方は、まずこの裏面を見て、次がいつから可能かを確認して、それ以降に行ってください。

番外:時間に間に合わなかった

「断られた」とは違うのですが、これ私の失敗談で、一応書いておきます。

決められた時間内に余裕を持って行かないといけないのに、終了時刻をうろ覚えで行って、着いたのが終了ぎりぎりのタイミングだったため、受け付けてもらえませんでした。

まぁこういうのは、論外な話ですね(お恥ずかしいです・・)。

献血には問診表の入力、医師の問診など、順番待ちなど、なんだかんだで20分〜30分はかかります。それを念頭に、余裕を持って会場に行ってくださいね。

それ以外に献血を断られるケースもあります

あまり一般的ではないものもありますが、その他、該当すると献血ができない主な項目を上げます。

  • 妊娠中、授乳中、発熱のある方
    (服薬は一般的な薬の場合大丈夫なこともありますので、要相談)
  • 特定の病気にかかったことのある方
    心臓病・血液疾患・脳卒中・癌・けいれん性の疾患・ぜんそく等
  • 輸血歴、臓器移植歴のある方
  • ピアスの穴をあけている方
  • 6か月以内にいれずみを入れた方
  • エイズ、肝炎などのウイルス保有者、またはそれと疑われる方
  • クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)の方、またはそれと疑われる方
  • 海外旅行者及び海外で生活した方(期間や場所の細かい規定があります)
  • 1年以内(一部は1日以内)に予防接種を受けた方(種類の細かい規定があります)

※実際にはもう少し細かく定められています。これらは当日、問診表という形で提出する(今は会場のパソコンで「はい」「いいえ」の形で入力します)のですが、気になる方は日本赤十字社のホームページを参考にしてください。
⇒「献血をご遠慮いただく場合」日本赤十字社

また、初めて献血される方は、運転免許証等の身分証明書が必要です。

まとめ

せっかく意を決して献血会場を訪れても、どれかの条件にひっかかって献血できない、というのは本当に残念なことです。特に初めての方は、条件をざっと読んでいただいて、問題ないことを確認して行ってほしいと思います。(血液濃度などは会場でないとわかりませんが・・)

条件はありますが、とはいえ、ほとんどの健康な人は献血ができます。

自分の体内で日々作られている血液が、病気や事故で今まさに必要としている人のお役に立てるというのは本当に嬉しいことではないですか!

ぜひ多くの方に行ってもらいたいですし、私もまた行きますね♪

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