献血のメリットは?デメリットは?少し不安のあるあなたへ

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先日NHKの番組で「献血を呼びかけても来てくれる人が少ない」というのをやっていました。若くて健康な人でも「一度も行ったことがない」という人が、思いのほか多いようですね。

献血したいんだけど(何らか条件に合わず)できない、という人もいます。でも「なんとなく不安」とか、「ちょっと怖い」なんて人が多いのかなと思います。

だったらもったいないですよ!

怖いことは何もありません。そして行けばいろんな喜びがあります。(実は私、きのう行ってきたところです)

献血という「人の命に役立つ」行為にメリットとかデメリットという、損得みたいな言い方は馴染みませんが、あえてこの記事では献血をすることで得られるメリットについて、そしてデメリットがあるのかどうかについて書いていきます。

献血にちょっと抵抗感や不安があるあなたに、ぜひ読んでいただきたいと思います。

バス外側


具体的に献血会場でどのように献血が行われるのかということについては、別記事で書きましたので、よろしければご覧ください。

目次

献血のメリットは

それでは献血することのメリットからいきますね。

1)自分が誰かの命の役に立っているとすごく思える

入院している人

私はやっぱりこれがいちばん大きいですね。

私はなかなか寄付をする経済的余裕もないし、ボランティアに行く時間的余裕もありません。そんな中で、自分が誰かの役に立っている、それも「命」のお役に立っていると感じられることはとても大きな喜びです。

人に直接役に立てる方法は他にもありますが、献血はある意味最も手軽で、自らの負担も少なく、人の命のお役に立てることだと思います。

自分に価値があるということを感じられるのは自信にも繋がります。

2)関わっている皆さんからありがとうと言ってもらえる

献血に行くと、日本赤十字の皆さん、医師の方、その他スタッフの方、皆さんから「ありがとうございました」と言われます。

ありがとう

日常でこんなにも人から感謝されるというのはなかなかないことです。言われた自分の方がありがたい気持ちになり、本当に温かい気持ちになれます。

3)後で送ってくるハガキで自分の体のチェックができる

私は血液検査のみを病院でやってもらったことはありませんが、それだけで1万円近くかかるとも聞きます。

検査ハガキ

それを思うと、無料で血液検査がしてもらえて、自分の体の状態がある程度読み取れるのはとてもありがたいことです。

通知される項目:血液型、赤血球・白血球・血小板の数、コレステロール、GPT、GOT、γ-GTP ほか
異常を認めた時に通知される項目:B型C型肝炎ウィルス、梅毒、HTLV-1
(エイズ感染の不安のある人が、その検査目的で献血を受けることは固く禁止されています。)

2023年8月5日追記

ハガキについて、記事を最初に書いた2015年時点ではそうでしたが、2023年現在、基本的にハガキはなくなり、インターネットで見るようになっています。内容的にはほとんど同じなので自分の体の状態がわかるというのは変わりません。

4)おみやげがもらえる(*^^*)

献血に行くといろんなおみやげがもらえます。私がきのうもらったのは、卵2パック(20個)、スポーツドリンク、お茶、ティッシュペーパーなどです。

おみやげ


常設の献血ルームではお菓子やジュースが飲み放題食べ放題だったりします。

5)献血ポイントがたまる

pointcard

都道府県によってあったりなかったりのようですが、広島県では広島県赤十字血液センター発行の「献血ポイントカード」というものがあります。

10ポイントたまることに何かちょっとしたプレゼントがあるようです。(積極的にやっているわけではないようで、公式ホームページにも何も書いてありませんが・・・笑)

今日は400ml献血で、3ポイントもらいました(*^^*)

2023年8月5日追記

県によるのかもしれませんが、広島県では2023年現在、献血ポイントはなくなりました。ひとまず記事はそのままにしておきます。

なお、献血することで体内に新鮮な血液が生産され、美容や健康に良いという噂がありますが、これは全く根拠がありません。

献血のデメリット&注意点は

献血のデメリットは・・?と考えたのですが、 特にデメリットはないと思います。

ただ 注意点はいくつかあります。

採血中の注意点
採血中に血圧低下を起こし、気分が悪くなる場合があります(100人に1人くらいだそうです)。万一具合が悪くなった時は中断し、速やかに医師の診察を受けます。

注意シート

献血直後、献血当日の注意点
献血直後、まれに、血圧低下によるめまいやふらつきを起こすことがあります。また、針の痕がきちんとふさがらないと出血の可能性があります。そのあたりが献血後の注意点となります。

各席にはそれらの注意を書いた『献血後のお願い』が置いてあり、看護師さんから読んでおいてくださいと言われます。

この内容をそのままお伝えするのがいいと思います。以下ご紹介します。

●やってほしいこと

  • ゆっくり休息する(10〜15分)
  • 十分な水分を補給する

●注意してほしいこと

  • 運転/十分な休息をし、止血を確認してから運転する
  • スポーツ/献血した当日は激しい運動は避ける
  • エレベーター・階段等を使用する時は注意をする(ふらつきなど)
  • 重労働/重い荷物を持ったり、力を入れ過ぎないように注意する
  • 針を刺したあとを揉んだり強くこすったりしない
  • 入浴/2時間以内の入浴は避ける、当日のサウナは避ける
  • 喫煙・飲酒/献血後1時間程度は避ける

 
あと、ごくまれですが(1万人に1人くらい)痺れが残る人がいるそうです。

それから、これもデメリットとは違いますが、注射針が普通の針より太いので痛いと言う人もいます。
でも私は、きのうは以前に較べて痛くないと思いました。普通の注射の痛みとさほど変わりません。看護師さんの技術もあると思いますが、針も改良されているのではないでしょうか。

以上、注意点をお伝えしました。

献血に行ってもできないケースも

ここまで献血のメリットデメリットを読んでいただいて、行ってみよう!と思われましたか?(*^^*)

はい、ぜひ行っていただきたいと思います!

が・・・

基本的に、健康な人であれば献血ができる!・・・と言いたいところですが、採取した血液の安全性と、献血者の健康の両方を守るために、年齢や、血液の濃度、薬や歯の治療、渡航歴、その他たくさんのチェックポイントがあります。

せっかく善意で会場に行っても、それらのチェックにひっかかって献血ができないのは本当に残念です。ぜひよく調べて注意なさってください。

実は私も献血できなかった経験のあるひとりです。

その時のことや、献血できる条件について記事を書いておりますので良かったら参考にしてください。

成分献血についてはこちらの記事に書きました。


献血は確かにできない条件もあるけれど、健康な多くの方ができる社会貢献です。
なにより困っている誰かの役に立てるというのは本当にうれしいものです。

ぜひあなたも行ってみてください!

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