厳島神社の大鳥居まで歩く!宮島干潮時ならではの楽しみ方

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世界遺産・厳島神社は歴史もあり、本当に見る価値のある場所です。中でも海に浮かぶ朱塗りの大鳥居と社殿・回廊はそのシンボルとして有名です。大鳥居は3年半の修理作業を終えて昨年(2022年12月)、再びその美しい姿を現しました。

私は自宅が近いこともあって何度も行っていますが、いつも素晴らしいと思います。

さらに、別記事でもご紹介しましたが、満潮時に大鳥居の真下を昔ながらの小舟でくぐる「櫓櫂舟(ろかいぶね)」も楽しいものです。

宮島には満潮時に訪れることを強くおすすめします。

それでは干潮時は楽しめないのかというと・・・

いえいえ、そうでもありませんよ(^^)

この記事では、干潮時に宮島に訪れた時の楽しみ方をお伝えします。

目次

干潮時でもがっかりしないで!

あなたもパンフレットなどで、瀬戸内海に浮かんだ朱塗りの大鳥居の写真を見て、いいなぁと思われたかと思います。

ところが、行ってみたら干潮時!砂浜ににょきっと立って、海に浸かっていたところは変色し、フジツボがたくさん付いていて、お世辞にもきれいとは言えません。

でもがっかりしないでください。考え方を変えれば、大鳥居のすぐそばまで歩いていける、というのはある意味すごい体験です。

これは先日宮島に行った時、夕方干潮になった時の大鳥居の様子です。多くの方が歩いて大鳥居まで行かれていますよ。

歩ける大鳥居

海に浮かぶ大鳥居が見られなくても、そこまで歩き、間近で感じることができるというのは、素敵な思い出になるのではないでしょうか。浜に降りて100mほどですからすぐに行けます。(天候等によって干潮でも歩いて行けない場合がありますのでご了承ください)

日程によっては両方が見られる可能性も!

日によりますし、島内に何時間いられるかにもよるのですが、うまくすれば、満潮時干潮時両方を体験できます。

ちなみに先日の私は、朝11時頃に宮島に着いて、その時はほぼ満潮、島内でいろいろ楽しんだ後、帰りが17時半頃でしたが、その頃は干潮で大鳥居まで渡れる状態でした。

日程がうまく合えば、一日で、海に浮かぶ鳥居と、歩いて鳥居の両方が楽しめますよ。(満潮干潮の時刻は、下記・宮島観光協会の年間汐潮表でご確認ください)

注意点とマナー

靴について

土が海水を含んでいて靴が濡れますから、別途サンダルか濡れてもいい靴を用意していった方がいいと思います。

余談になりますが靴と言えば、厳島神社の廻廊は、床板がわずかなすき間をあける形で組まれていますのでハイヒールなどは引っかかる危険性があり、避けた方がいいです。併せてお気をつけください。

禁止事項

言うまでもありませんが、世界遺産です、落書きや大鳥居に傷をつけるような行為は絶対にしないようにしてください。

お賽銭のつもりなのか、硬貨を大鳥居の木のわずかなくぼみ・切れ目に挟んで帰る人もいますが、これは硬貨が海水で腐食し鳥居を傷めることにつながります。厳島神社の方も困ってらっしゃいますし、絶対にしないようにしてください

また、すぐそばまで行けますが、大鳥居に手で直接触れるのも保護の観点から避けてください。

なお、厳島神社の社殿・回廊付近は潮が引いた時でも降りることはできません。

以上、よろしくお願いします。

満潮・干潮時刻について

大鳥居がどんな風に見えるか、歩いてそばまで行けるかどうか、というのは当然のことながら海水の高さ(満潮・干潮)次第です。

一般社団法人宮島観光協会の公式サイトの情報によると、

潮位が250cm以上であれば大鳥居や厳島神社が海に浮かんで見え、潮位が100cm以下であれば大鳥居まで歩いて行けます。

ということです。

「潮位」というのは、決められた基準点からその日の海面がどの高さにあるかを示したものです。(単位はcm)

定番の海に浮かんだ大鳥居を見たければ「潮位が250cm以上」を目安に、逆に、歩いて大鳥居を間近で見たい時は「干潮時の潮位が100cm以下」を確認していけば間違いないということになります。

宮島付近の満潮・干潮時刻については、宮島観光協会の年間汐潮表で詳しく教えてくれていますのでリンクをしておきます。(表は広島港のもので、厳島港は若干早まるそうですが、事実上同じに使えます)
宮島観光協会の年間汐潮表

一つの例ですが、この画像は同協会の年間汐潮表の、2023年8月1日のものです。(画像は公式サイトより)

この日を見ますと、朝8時51分が満潮で316cm。これはしっかり高さがあるので海に浮かぶ定番の大鳥居が見られます。夜の22時ごろもそうですね(この時間に見ることはないかもしれませんが)。

干潮は朝の3時21分が一度目で143cm、これは未明なので観光とは関係ないとして、午後の15時23分がもう一度干潮で12cmになっています。こちらは100cmをはるかに下回るので、バッチリ歩いていくことができますね。

宮島観光協会の年間汐潮表のページでは、特定の月の全ての日の満干潮を調べられると同時に、任意の日の時間後との潮位を調べることもできます。
宮島に行く日の予定が決まっているのであれば、ここで調べると何時くらいに行くのがベストかが一目瞭然ですので、ぜひご利用になってください。

宮島イラスト

私としては、海に浮かぶ大鳥居も、歩いてそばで見る大鳥居も、両方を体験していただきたいですね。もし大鳥居まで歩けるようなタイミングでしたらぜひ行ってみてください。

歩いて大鳥居のそばに行ったり下をくぐったりという体験は、案外地元の人間でもなかなかできません。いい思い出になると思います!!

満潮時には手漕ぎの舟で大鳥居をくぐる体験をぜひしてみてください!


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