私は仕事で遠方に行くときに、宿泊はたいていカプセルホテルを利用しています。一番の理由はやはり値段が安いからです。
家族と旅行をし、旅館の夕食を楽しむとか、露天風呂をゆっくり楽しむというような場合はもちろんそういうところを探しますが、仕事で行く場合は一人ですし、やはり旅費交通費はなるべく節約したいと思います。
あちこちのカプセルホテルを利用する中で、私がカプセルホテルを選ぶ時にいつも見るポイントと選び方があることに気がつきました。
ということで、この記事では『私なりの、満足できるカプセルホテルの選び方4つのポイント』としてまとめてみます。カプセルホテルを利用したことがない方、利用経験が少ない方のお役に立てたらと思います。
※記事に出てくる金額などは今より6、7年前のものが多く、現在は異なっている可能性があります。
カプセルホテルを選ぶ4つのポイントとは
私が考える、カプセルホテルの選び方4つのポイントは
「料金」「設備」「場所(地域)」「女性も可か」です。
今でも新しいカプセルホテルに泊まろうと思う時は、その4つを見て選んでいます。
かつて学生の頃、賃貸アパートを探すのに『家賃、間取り、場所(駅からの距離)のうち2つを絶対に確保し、残り一つはあきらめろ』と聞いたことがあります。
私が今カプセルホテルに思うものもそれと近いです。
カプセルホテルを選ぶ時は、「料金」「設備」「場所(地域)」「女性も可か」の4つのチェックで、どれか一つは我慢する、くらいのイメージが現実的じゃないかな、とは思います。
(あなたが女性の方でしたら4番目の「女性も可か」は絶対条件になりますが)
カプセルホテルはどんどん進化しており、4つ全てが適うこともあります。それはそれで素晴らしいですが、まず基本的な考え方としてそんな感じかな、と思っています。
それでは一つずつご説明します。
1つめのチェック「料金」
やはりカプセルホテルは「旅費を安く抑えられる」というのが最大のメリットだと思います。
旅費にゆとりがあるならビジネスホテルの方がプライバシーも守られ、間違いなく良いのですから。
ご自身が「1泊いくらまでならOK」というのを決めて探されると良いですね。
カプセルホテルの料金ですが、本当にぴんからきりまでというか、いろいろです。地域によっても大きく違います。
私のこれまでの経験では、最低が2,300円から上は6,500円だったかな、そのくらいの幅があります。平均すれば大体3,000円〜3,500円くらいですかね。
私の最高額は『ファーストキャビン』の広いカプセルに泊まった時です。とてもカプセルホテルと思えない画像でしょう?ここが1泊6,500円でした(注:2016年の価格です)。広いし、素敵なところでしたよ。
ただ、6,500円と言えばビジネスホテルに泊まれる金額なので、きちんと鍵が閉まるビジネスホテルの方がいいかも?と思ったりはあります(笑)。
コロナ禍もあり、正直この4年ほどはほとんど利用していませんが、少し調べたところ、やはり3,000円台くらいのところも多いようです。「高級カプセルホテル」を謳っているところは、5,000円台・6,000円台というところもありますね。
部屋を探す時に、「3,000円台にしておこう」、とか「5,000円までなら」と決められておく良いと思います。
料金で言えば、ネットで予約する際に「1泊+朝食付き」とか「1泊+マッサージ付き」「ワークスペース付き」などのオプションプランが用意されていることも多くあります。
私は「朝食付きコース」にしたこともありますし、「1時間のマッサージ付きコース」なんてのも経験しました。目的や希望に合えばですが、そういうプランの利用でお得になることがあります。
また、クレジットカードが使えてポイントが溜まるかどうかというのもチェックしたいところです。
多くのカプセルホテルで各種クレジットカードが使えますが、お使いのものが使えるかというのは確認したいところです。
個人的にはクレジットカード+楽天トラベル、じゃらんnet を利用することが多いかな。溜まったポイントが次回どこかのカプセルホテルで使えるというのはちょっと嬉しいです。(*^o^*)
また、メルマガ会員に登録することで少し割引があるところもあります。
2つめのポイント「設備」
料金もですが、設備は特に、カプセルホテル側の考え方が色濃く出るところです。
あなたが「カプセルホテルも楽しめる方がいい」か、「カプセルホテルは泊まれれば良い」かを、考えてみていただきたいです。そこが合った方が、当然満足できますから。
先ほどご紹介しましたファーストキャビンの広いカプセル(キャビン)では大画面のテレビが備えてあって、部屋も広いし、とてもカプセルホテルと思えませんでした。
それとは真反対に「シンプルイズベスト」の方向のカプセルホテルも増えてきました。
私が行った中では「ナインアワーズ」や「B&Sエコキューブ」などがそうです。
ナインアワーズはテレビも置かないという徹底ぶりですが(笑)、「カプセルホテルは、シャワーが浴びられ、心地よく寝られたら良い、その分料金その他でサービスする」という考え方であり、それはそれで気持ちの良い割り切り方で私は好きです。
宿泊自体も楽しみの一つである「旅行」と、出張や終電を逃したなどで手軽に安く一泊したいのとでは、意味が全く違います。
館内の設備が充実しているカプセルホテルも増えてきたし、ずいぶん経験しました。
しっかりしたレストランや大浴場が中にあるところは多いし、露天風呂や天然温泉を売りにしているカプセルホテルも少なくありません。専門のマッサージ師さんを数名抱えてマッサージが受けられるところもありました。
広い休憩室を備えたところ、何百冊もの漫画のコーナーやゲームコーナーのあるところもあります。
カプセルホテルといえども、ただ寝るだけ、というのではなく、中にいる時間を最大限楽しみたいというのももちろんわかります。
設備の充実しているところでは、寝る以外にも、本当に十分に楽しむことができると思います。
「ただ寝るだけ」と割り切るか、「食事やお風呂やその他いろんなことを楽しめる方がいいか」考えてみてください。
3つめのポイント「場所(地域)」
カプセルホテルの「場所」を考える際には、
- 仕事や観光などの目的の場所に近いか
- 最寄り駅から近いか
- 周囲に食べるところやコンビニがあるか
- 周囲の環境(治安)は良いか
などを考慮すべきかと思います。
目的の場所に近いか/最寄り駅から近いか
私は大阪なら心斎橋周辺、東京なら神田周辺のカプセルホテルに泊まることが多いのですが、これは仕事がその周辺であるとか、電車での移動が楽だとかいう理由です。
観光で行かれる方も、目的の場所に近いところのカプセルホテルの方がもちろん便利ですね。
ただ、時には、大阪で仕事がある時に少しずらして神戸のカプセルホテルを利用することもあります。経験上、大阪の中心部より神戸の方がやや空いていることが多いからです。東京でも同じです。
金曜・土曜や連休前の夜は、人気のカプセルホテルはどこも混みます。特にそういう日はそんな「ずらし」も考えられると良いと思います。(もちろん神戸のカプセルがいつも空いているということではありません)
周囲に食べるところやコンビニがあるか
館内にレストランがあるカプセルホテルならいいのですが、そういうところでなければ周囲に食べる所があるか、ちょっとしたものを買えるコンビニがあるかというのもチェックしたいポイントです。これはお店によってずいぶん差があります。
周囲の環境(特に治安)は良いか
「周囲の環境」ですが、これはお店によってかなり違います。
繁華街にあるカプセルホテルは利便性はいいのですが、深夜まで騒いでいる人がいたりして、ざわざわしていたり、ともすれば危険を感じることもあります。
とはいえ、繁華街からちょっと離れたところのカプセルホテルの中には、少し怪しげな雰囲気のエリアにあるところもあって、特に女性の方は抵抗があるかもしれません。
ビジネス街にあるカプセルホテルは静かですが、近くにコンビニなどがないこともあります。
これらは実際に行ってみないとわからないところもありますが、口コミなどを参考に検討してもらえたらと思います。
もちろん周囲の環境など関係ないよと言われる方はそれでいいのですが・・。
(写真はイメージです。このカプセルホテルが環境が悪いということではありません!)
4つめのポイント「女性も可か」
最後にしてしまいましたが、「女性も可か」というのも大きなチェックポイントです。
これは女性の方にはもちろんですが、我々男性にとっても結構大事なような気がします。
というのは、私の経験上、「女性も可」のカプセルホテルの方が、より清潔でサービスもより良いような印象があるからです。
もちろん男性専用のところでも、とてもきれいでレベルの高いところもあるでしょうから、これはあくまで私の個人的な感覚です。
私が泊まったことのある男性専用カプセルホテルは、全体に少し古かったり雑然としていたように思います。
比べて、女性も泊まれるところは、新しく、清潔でおしゃれなところが多かったと感じます。女性の見る目は厳しいですし、そこに対応するにはカプセルホテル側もそれなりの努力が必要ということかと思います。
写真は東京・新宿「カプセルホテル新宿510」。ここは男性女性が入口から完全に分かれているところですが、ここまで分かれているのは珍しいと思います。
繰り返しますが、男性専用のカプセルホテルもきれいで快適なところがたくさんありますので、公式サイトや口コミ等でよく見てみてください。
最後に
「料金」「設備」「場所」「女性も可か」の4つのポイント、加えて「清潔感」というポイント。
これらから、一つだけ目をつぶるとしたら、あなたは何に目をつぶれますか?
全部が満足できれば良いのですが、現実的には「一つを捨てて、残りをしっかりキープする」ことが、満足した宿泊になると思います。
私が泊まったカプセルホテルの感想はこのブログで随時書いて行きますので、ご参考にしていただければと思います。
カプセルホテルのレビューや利用する際のいろいろなことを書いています。「記事一覧」ではカプセルホテル関連の全ての記事を一覧でき、各記事に飛べます。よろしければご覧ください。
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