広島のおみやげ物と言うと、まず真っ先に上がってくるのが「もみじ饅頭」だと思います。広島生まれ広島育ちの私も、小さい頃からずいぶんと食べてきたものです。
今では広島市内のデパートや駅のキヨスクなどで買えますが、元々は宮島で作られた宮島のお菓子です。今も宮島の島内や宮島口(対岸本土側)に、合計20数店、もみじ饅頭のお店があります。その多くは自分のところで製造しています。私にとってあまりにも身近過ぎるものですが、あらためて、もみじ饅頭のおすすめのお店と、少し雑学的なことをお伝えしたいと思います。
もみじ饅頭 私のおすすめランキング ベスト3!
もみじ饅頭はもみじ型をした5cmくらいの和菓子で、まわりがふかふかの生地、中に餡が入っています。餡の基本はシンプルなこしあん。色は中間のグレーです。甘すぎずさらっとした程よい甘味がとても上品で、口当たりもなめらかです。
現在は各店の競争もあり、粒あん、抹茶あん、チョコ、クリーム、その他100種類とも200種類とも言われるほど多彩なものになりました。(私はやはりこしあんが断然好きですが)
宮島で、あるいはもらい物で、いろいろなもみじ饅頭を食べましたが、私のおすすめは以下の3店です。
第1位 岩村もみじ屋
個人的には私はここがベストです。これぞもみじ饅頭という、品のよいあっさりとした、かつ深みのある甘さが大好きです。まわりの生地の食感もいいです。
お店では焼いているところが見られ、その場で食べられます。岩村のもみじ饅頭はデパートや駅では買えませんが、電話をすれば通販してくれます。私はよくお使い物にここを利用します。(お店の写真を撮るのを忘れてしまいました!今度行った時撮ってきます!)
第2位 藤い屋
藤い屋と、次のやまだ屋は、デパートや広島駅などで買うことができます。藤い屋もオーソドックスな、上品な味がするもみじ饅頭で大好きです。カスタードクリームも美味しいです。
第3位 やまだ屋
やまだ屋は宮島商店街の入口近くのわかりやすい場所にあります。オーソドックスなこしあん以外に抹茶やクリーム、チョコなど多彩な種類のもみじ饅頭を製造販売しており、美味しいです。ここもデパートや広島駅周辺で買えます。
以上が私のベスト3です。この3つのお店なら自信を持っておすすめできます。
広島駅などでは最大手のにしき堂のもみじ饅頭が多く売られています。にしき堂は「生もみじ」が人気ですし、チーズ、チョコなどのもみじ饅頭はおいしいと思います。オーソドックスなこしあんは少し味が濃くてランク外とさせてもらいました。
番外として、ちょっと変わったもみじ饅頭をご紹介します。
もみじ饅頭ランキング 番外編
揚げもみじ
最近宮島に行くと、この揚げたもみじ饅頭が結構人気です。外はサクサク中は熱くてもちもちしている食感が面白いです。(宮島でしか食べられません)
広島県廿日市市宮島町 512-2 TEL 082-944-1623
桜あんのもみじ饅頭
残念ながら私はまだ食べたことがないのですが、美味しそうです。(宮島でしか食べられません)
広島県廿日市市宮島町455 TEL 0829-44-0380
生もみじ
焼いていない生感覚のもみじ饅頭で、もちもちした食感。近年特に人気が高いです。(通販しています)
本社 広島市東区光町1丁目13番23号 TEL 0120-979-161
とはいえ、最高は・・・
全ての最高は、焼きたてのをその場で食べることです!
宮島に渡ると、岩村、やまだ屋を始め、焼きたてを食べさせてくれるところが何軒もあります。またその多くはお茶を無料サービスしてくれます。中のあんまで温かいもみじ饅頭は本当に美味しいです。宮島に来られた際は、ぜひ焼きたてのもみじ饅頭をご賞味ください。
さらにそういうお店の多くでは、ガラス張りにして、機械で作っているところを見ることもできます。目の前でもみじ饅頭ができるところを見るのってとても楽しいですよ!
通販してくれるの?
広島以外の方にはやはり通販がありがたいですね。岩村、藤い屋、やまだ屋、にしき堂などはそれぞれ通販をしてくれます。各店に電話でお問い合わせしてください。
また、楽天・アマゾンで各種もみじ饅頭のセット買うこともできますのでご紹介しておきますね。
【やまだ屋】
【にしき堂】
もみじ饅頭の雑学
その他、もみじ饅頭にまつわるいろんなことをまとめてみました。
もみじ饅頭の賞味期限(日もち)は?
焼きたてで真空パックでないものはこしあん5日、大納言・チョコレート・クリーム・チーズなどが3日程度、真空パックされたものではメーカーにもよりますが8日〜2週間程度です。にしき堂の生もみじも生菓子ですが2週間です。
もみじ饅頭のカロリーは?
あんにもよりますが、通常のもので約105〜120Kcal程度です。
もみじ饅頭の誕生秘話
もみじ饅頭の誕生にはいくつか説があるようですが、主として伝わっているのは明治の元勲・伊藤博文と、今も営業している宮島の旅館「岩惣」の話です。
明治後期、伊藤博文は宮島の紅葉谷をしばしば訪れていたそうです。その伊藤博文が宮島のある茶店で、お茶を持ってきた小さな女の子の手を見て、「なんと可愛い手か、食べてしまいたいくらいだ」と冗談を言ったそうです。
伊藤博文が宮島で定宿にしていたのが、「岩惣」。その岩惣で仲居さんがその話を聞いたことがきっかけになり、もみじの形をしたお菓子を作ってみようということになったそうです。
それにトライしたのが、出入り業者だった高津常助という人。いろいろ試行錯誤した末、明治39年に「紅葉形焼饅頭」を完成させ、発売に至ったそうです。
これが今のもみじ饅頭の原型です。高津家は現在も高津堂としてもみじ饅頭を販売しています。
広島県廿日市市宮島口西2-6-25
TEL 0829-56-0234 営業8:00〜19:00
この記事に出てきたお店をGoogleマップにしました。もし宮島に旅行される際は参考になさってください。
広島みやげの定番中の定番、もみじ饅頭。ぜひあなたも食べてみてくださいね。そしてもし宮島に来られることがあれば、ぜひ現地で焼きたてを食べてみてください。お待ちしています!
当ブログの広島関連記事を一覧にしました。ここから広島の観光スポットほか各記事に飛べますので、よろしければご覧ください。
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