もうずいぶん昔の話ですが「パンツを脱いで寝ると身体に良い」というのが話題になったことがありました。その後も「脱パンツ健康法」「ノーパン健康法」などの言い方で時々話題にのぼりますし、さらには「全裸で寝る健康法」というのも聞きます。
こういうのって他の健康法とくらべて、興味があってもなんだか口にしにくいし、人に聞いたりもできない感じですよね(笑) ですが案外、興味のある方は少なくないのではという気もします。
記事のタイトルにも入れたのですが、実は私自身が、この「パンツを脱いで寝る」ということをずっとやってきていて、かれこれ30年になります。
パンツを脱いで寝るのはどんな寒い日でも365日全てですし、さらに言えば、真冬以外はたいてい全裸で寝ています。p(*^-^*)q
結果を言えば、私はこれをやり始めてからほとんど風邪もひかないし、元気そのものでここまできました。もちろんこの健康法だけでそうなったわけではないと思いますが、影響は大きかったのではと、自分では思っています。
この記事では、私が参考にした本の話やこの健康法が広まった話などを交えながら、私自身が感じる効果や、他の方が感じられた効果、そして実際のやり方についてお話します。
30年前のある日、一冊の本に惹かれてしまいました
もう30年くらい前の話になります。
本屋さんでなにげなく見つけた本に、不思議に吸い寄せられました。
平成3年に光文社N0N BOOKより発売された『「脱パンツ」健康法〜ゴム紐以前、人はもっと元気だった』という本です。
著者は、医学博士の丸山淳士先生と、北海道放送アナウンサーの佐藤則幸さんです。
「脱パンツ健康法」? なんじゃそれ?? と最初はなんか変な好奇心だけでしたが、ぱらぱらと立ち読みするうちに、大まじめに書いてあることに惹かれ始めました。しかもこれがそもそも日本で最も寒いと思われる北海道で始まった話というのも興味を引かれました。
そして私はこの本を買い、それからというもの「脱パンツ」に取り憑かれました(笑)。
(ちなみにこの本は絶版ですが、アマゾンの中古に時おり出ています)
あ、今ちょっと調べてみたら、ある…みたいかな・・? でもプレミア価格でめちゃくちゃ高いですね(汗)図書館で置いてあったら借りて読まれたらいいなと思います。
こちらの本は、私は読んでないのですが同じ丸山先生の本ですね。同じようなことが書いてあるのかな。こっちは安いので興味がある方はご覧になると良いかもですね。
パンツを脱いで寝るとどんな効果があるの? 北海道のリスナーの皆さんの声
私が読んだこの本に書いてある「脱パンツ健康法」の話は、そもそも平成2年に北海道放送のラジオ番組内で、丸山医師監修のもと「脱パンツキャンペーン」を行ったことに始まります。
番組での呼びかけを聞いて「パンツを脱いで寝る」あるいは「裸で寝る」を実践したリスナーの皆さんから、1年間になんと4,000件もの電話・ハガキ等で、喜びの報告があったそうです。
日本で最も寒いはずの北海道でそういうことが行われ、番組を通して多くの人に実践され、大きな賛同を受けたということに、私は本当に驚きました。
皆さんの実践報告では、以下のことに効果があったそうです。
- 寝つきがよくなった
- 熟睡ができる
- 風邪をひかなくなった
- 便秘や下痢が治った
- 冷え症が改善した
- 腰痛がなくなった
- 肩凝りがなくなった
- 疲れが残らないようになった
- 慢性の腹痛が治った
- 生理痛が治った
- 婦人病全般、更年期障害が改善した
- 水虫や痔、子供のおねしょが治った
ほんとだとすれば、なんか、すごいですね!
実際その番組を通して、老若男女問わず小さい子どもまで、北海道の多くの人が「脱パンツ」を実践されたそうです。
当時は朝の挨拶で「ゆうべ脱いで寝た?」が合言葉になっていたとか(笑)(#^.^#)
商品の宣伝だったら眉唾と思うのですが、そういうのではないので、上記の感想も概ね本当のことではないかと想像しています。
なぜパンツを脱いで寝ると良い効果があるのか、その理由は?
この本からの受け売りになりますが、書いてみます。
この問いの答えは、寝る時の服装、中でもパンツの問題点にあります。
本の中で指摘されているのは以下のような点です。
- ゴムで締めつけられるストレス、また、パンツで体を拘束することも長時間続くとストレスになる
- 就寝中、体の向きが変わるたびに衣類が布団と擦れることで、エネルギーを消費する
- パンツで締めつけられることにより、血行が悪くなる。そのため皮膚温が下がる
- 汗を吸ったパンツが通気性を妨げ、皮膚呼吸が悪くなる
- 空気にさらす時間が少ないことが細菌の住処となりやすい
- 皮膚は空気にさらすことで熱の燃焼のスピードが上がり、新陳代謝を促進する。長時間パンツを履くことで新陳代謝が悪くなる
小さいストレスでも長時間続くと大きなストレスになるというのはよく言われますね。
睡眠中のストレスがなくなり、熟睡でき、血行が良くなったり新陳代謝が良くなったりすることで、上に書いたもろもろの効果が出てくるのは、医学に詳しくない私ですがそうだろうなと理解できます。
私自身の脱パンツ体験をお話しします
それでは私自身の体験をお話ししますね。
私もこの本を読むまでは、普通にパンツを履き、上下パジャマを着て寝ていました。(パンツもパジャマの下もゴムで締めていました)
私はその頃、特に健康上の問題はありませんでしたが、たまたまこの本に出会い、興味が出たもので、読んだその日から試しにパンツを脱いで寝てみました。
正直、最初は落ち着きませんでしたよ、ほんと(笑)(^_^;。 でも数日のうちにすっかり慣れました。
それ以来、30年、パンツを脱いで寝るのはほぼ100%(笑)。
ほぼというのは親戚のところに泊まったりして、ちょっとまずいかなぁと思った時は穿いて寝たけど・・というくらいです。
さすがにすっぽんぽんで寝るのには抵抗がありましたが、それも次第になくなりました。
そしてほどなく、夏は全裸で、春と秋もよほど寒くない限り全裸で。冬場は半袖Tシャツを着て、布団に入ったら胸までたくしあげ、肩だけは冷えないようにして、布団の中は裸で寝ています。
(肩を冷やすと体調を崩す原因になるのでそこはちょっと気をつけます)
それから30年くらい経ちますが、今やすっかり普段のことになってしまいました。
パンツを穿かないで寝る心地よさはもちろんあるし、逆にパンツを身に着けていたら気になって寝られません(笑)(^_^;
私が実感した効果を言いますと・・・
元々冷えも便秘もなかった私なので、正直、パンツを脱いで寝ることで「これが治りました!」「これが大きく改善されました」ということがありません。ですが、私なりにたくさんの良い効果を実感しています。
- とにかく心地良く眠れる、熟睡できる
- 寝る時に体がぽかぽかして温かい(冷たくも熱くもなくちょうど快適な体温を感じる)
- この30年、ほとんど風邪を引いていない
- この30年、これといった病気をしていないし、すこぶる健康でいる
などは、すごくあります。
押しも押されぬ中高年になった私が、これまで大きな病気をせず来られたことが、全て脱パンツ健康法のおかげかというと、それはわからないと言うしかありません。
ですが、パンツを脱いで寝てきたおかげは少なからずあるだろうと自分では思っています。
さらに
今も新陳代謝がいいのか、
- 標準体重を維持できているし(メタボと無縁です)
- いつも体がぽかぽかと温かいし
- 若いですね、と言われることもあります (^-^)
またパンツを脱いで寝ると、男性ホルモン、女性ホルモンにも良い影響があるようです。
北海道での実践者の方も女性の方が本当に多かったようで、婦人科的なことへの効果がたくさん寄せられたと聞いています。
私も男性的なことへの効果を実感しています(詳しくは書けませんがご想像ください… 笑)。
この健康法で、奥さまとだんな様がさらに仲良くなれたという報告も多々あるようですよ。
興味があったら無理のない範囲でやってみて!それでも効果は感じられるはず
注意!
よし、やってみよう!って思っても、今日からすぐにすっぽんぽんで!なんて無茶はダメですよ!
慣れない人が急にそんなことをしても、ただ寒いだけ。効果どころか風邪をひきます!きちんと段階を踏みましょう。
初めての人にお勧めしたいのは、パンツを脱いでじかにパジャマの下を履く方法です。この時、できればゴムを紐に変えた方がより良いです。和式の寝巻きもおすすめです。
ゴムで締めつけないことが重要です。これで寝てる間に締めつけられるストレスから解放されますし、皮膚呼吸や細菌の問題もかなり改善が期待できます。
そして少し慣れてきたら、下半身何もつけないで寝てみましょう。上半身はいつも着ているパジャマなどでOKです。〈肩を冷やさないこと〉
第2段階をしばらく続けると、血行が改善され素肌でも温かく感じるようになってきます。そうなってきたら、上を少したくしあげ、徐々に裸に近い状態で寝るのを試してみてください。〈やはり肩はひやさないよう注意〉
すっぽんぽんに挑戦するのは第3段階を十分にやってみて、素肌でも布団の中で体が温まり大丈夫だと思ってからです。十分に時間をかけて慣らしてください。
私は無理に全部を脱ぐことはおすすめしません。
確かに何も身につけないで寝るのはすごい解放感ですし、心地よくメリットも大きいと思いますが、抵抗がある人は、第1段階・第2段階でも効果を感じられると思います。
パンツを脱いで寝るデメリットは?
デメリットはほとんどないです!
強いて言えば、寝てて火事になったらパンツを履いてないと恥ずかしいな、とか(笑)。
真面目な話、少し問題になりそうなこと、注意すべきところといえば以下の4点かなと思います。
- 1 シーツや布団をなるべく頻繁に洗う必要がある
-
やはり直に肌に触れ汗もかきますから、シーツを頻繁に替えるとか布団をこまめに干すとか、そういうことは必要です。私はシーツの上にもう1枚タオルケットを敷いて寝たりします。その方が洗いやすいですから。
この点をとりあげて、裸で寝るのは不潔で良くないと言う人もいますが、まめに洗濯をしていれば神経質になることはないと思います。多少洗濯の手間はかかるけど、メリットの方がずっと大きいです。
- 2 布団から出る時、外気との温度差には注意!
-
布団の中はぽかぽか、でも布団の外は寒いです。その差は体に負担を与え危険です。枕元に衣類を置いておいて、すぐに着ること。温度差を極力無くすことがとても大事です。寒い季節は布団から出る前に暖房をしておくのも有効です。
- 3 家族の理解が得られるか
-
私は一人暮らしなので何の問題もないのですが、家族・・特に年ごろの娘さん息子さんがいらっしゃると、「気持ち悪い!」とか「変人!」と言われることがあるかもしれません。ご家族に理解が得られるかは大きなポイントと言わざるを得ません。
- 4 他人と寝る時でもパンツを履いて寝られなくなる
-
出張で仕事仲間と同室で寝るとか、よその家に泊まるとかの時でも、パンツを履いては寝られなくなりました(汗)。ちょっと困りますが・・・密かに脱ぎ、朝ばれないように履いています(笑)
どうしてもパンツを脱いで寝られないという方に役立つかも?
書いてきましたように、私自身はもうパンツを脱いで寝るのがごく当たり前になっているのですが、「話はわかるけどどうしても無理」という方が、おそらく女性の方に多いかも?という気がします。(ちなみに私の妻もパンツは穿いて寝ています)
ちょっと知ったのですが、女性用の「ふんどしショーツ」なるものがあるようですね。もちろん自分で体験はできませんが(笑)、もしかしたらある程度の効果を感じられるかも?しれません。
商品の一例を貼っておきますので興味のある方はどうぞ(^-^)
「全裸で寝る」ことについて
今回のテーマ「パンツを脱いで寝る健康法」とは違うのであえて触れませんでしたが、冒頭に書いたように私は真冬のごく寒い時をのぞいて、基本的に全裸で寝ています。
パンツを脱ぎ始めたら、うっとおしくて脱がないと寝られなくなったのと同じで、Tシャツも脱いで裸で寝るようになると、首元に衣類がまとわりつくのが気持ち悪くて、何か着ていると寝られなくなりました(笑)
すごく寒い日だけ、半袖Tシャツ1枚着て寝るのですが、寝返りを打つ時に首が締めつけられるようで、正直不快です。何もない状態ですと寝返りがとにかくすごく楽なので、極力脱ぎたいんです(笑)。
とはいえ、肩を冷やすと風邪につながりやすいのでそこは要注意です。また全裸で寝る場合は特にシーツを清潔にしないといけないので少し大変です。
ですが私は全裸で寝ることの解放感や体への良い影響の方がずっと大きいと感じています。
ご家族のいらっしゃる方は、「パンツを脱いで寝る」以上に「全裸で寝る」は家族の方のご理解がいるだろうと思いますが・・・。
興味がある方は一度試してみられるといかがでしょうか。
終わりに
この「パンツを脱いで寝る健康法」、正直あまり口にしやすい話でもありませんし、今どのくらい実践者がいるのかもよくわかりません。
でも特に話題になってないだけで、実践している方は案外いらっしゃるんじゃないでしょうか・・。
冒頭に書きました『脱パンツ健康法』の本も古くなり、内容も古いデータとなってしまいましたが、書いてあることは今も正しく生きていると私は思っています。
繰り返しになりますが、私はもう長く風邪も引かないし、健康を保っています。なにより一度その解放感、心地良さ、効果を知ってしまうと、もう戻れません(笑)
さぁ、あなたも仲間になりませんか?(#^.^#)
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