〈この記事は初回2015年8月に公開したものです。2023年7月に加筆修正しております〉
世界遺産・宮島。私は自宅が比較的近いので、年に一度は行っています。
いつ行っても本当に美しいですし、国内外の観光客の方がたくさん来られています。
先日お盆で、関東に住む兄が帰省しました。久しぶりに宮島に行きたいと言うので一緒に行ってきました。
兄は宮島に行くのはもう30年ぶりということでしたので、一緒に「いかにも」といった感じの(笑)典型的な宮島観光スポット巡りを存分に楽しみました。
もちろん宮島の観光の仕方はいろいろあります。今回は、その時兄と私が辿ったコースをお伝えすることで、宮島観光の基本パターンの一つがおわかりいただけるのではないかと思い、書いてみます。
全体で約6時間半のコース。ご一緒に楽しんでください。(*^^*)
日曜の朝。兄と待ち合わせたのは宮島口(対岸本土側)で10時半でした。
切符を買ったり少し待ったりして、乗ったのは松代汽船の10時50分発の便。
宮島口から宮島行きの船は、JR西日本宮島フェリーと宮島松代汽船の2社があります。どちらに乗っても料金は同じです。
ただ、JRは行きに大鳥居に近い航路を通るので、初めての方はこちらが楽しいのではと思います。逆にその分、松代汽船の方が少し空いているかもしれません。
(料金はJR・松代汽船とも、片道 大人180円 小学生90円/往復 大人360円 小学生180円)
船でのアクセスの詳細はこちらの記事に書きました。
⇒宮島行きフェリー・高速船の料金や時間は?3ルートを徹底比較!
11:00 宮島桟橋着
桟橋に着くと島内の案内パンフレットや地図が置いてありますのでゲットしておきましょう。
行ったのは日曜日で、この時間すでに観光客の人がたくさん歩いていました。ちょうど満潮に近くて、大鳥居も海に浮かんだとても美しい姿を見せていました。
鹿がたくさんいるので、横目で見ながら厳島神社の方に歩きます。鹿は何でも食べます。下手をすればお札も食べられてしまうので注意してください。私は桟橋でもらった地図を食べられてしまいました(汗)。
※鹿への餌やりは禁止されています。
11;30 舟で大鳥居をくぐる
桟橋からゆっくり歩いて約10分。櫓櫂舟(ろかいぶね)の乗り場があります。これは手漕ぎの舟で、大鳥居のところまで行き、その下をくぐるというものです。
営業は天候次第なのですが、この日は天気も良く営業していたので、乗ってみることにしました。
私も地元に住みながら大鳥居の下を船でくぐるのは初めての経験で、楽しかったです。営業していたらぜひオススメします!
料金:大人1,000円 4歳〜小学生500円
所要時間:約20分
櫓櫂舟の詳細はこちらの記事に書きました。
⇒宮島の大鳥居を船でくぐる!満潮時にできる特別な楽しみ方!
11:50 櫓櫂舟終了、厳島神社へ
12:00 厳島神社参拝
櫓櫂舟を楽しんだ後、厳島神社に向かいます。途中で大鳥居のそばを通ります。鮮やかな朱塗りの大きな鳥居が海に浮かんだ姿は壮観です。
4、5分歩くと神社に着きます。入口に拝観料を支払うところがありますので300円を納めて、参拝入口から中に入ります。
この日は潮が満ちていて、朱塗りの廻廊・社殿がとても美しく見られました。途中で参拝し、御朱印をいただき、能舞台などを見ながらゆっくり出口まで歩きます。
ここの所要時間は20分程度です。
(拝観料300円、御朱印300円、御朱印帳1,000円)
厳島神社の参拝についてはこちらの記事に書きました。動画もあります。(*^o^*)
⇒厳島神社の参拝時間や拝観料など全チェック!動画で廻廊を疑似体験
12:20〜13:00 商店街を散策
神社の裏手の道を抜けて一度商店街まで戻りました。しばしここの商店街を散策。揚げもみじ(1個180円)や焼き牡蠣(2個400円〜450円)を楽しみました。
揚げもみじはもみじ饅頭の天ぷらといった感じです。サクサクしていて美味しいです。焼き牡蠣はちょっと高価ですが美味しいです。お店を見ながらぶらぶらと散策を。
後述しますが、通常のもみじまんじゅうも、店頭でできたての温かいのを食べられます。そちらもオススメです!
※揚げもみじ・焼き牡蠣の料金。は2023年現在、変わっている可能性が高いと思います。
13:00〜13:40 昼食
お腹がすいたので食事にすることにしました。食堂・レストランは商店街に各種15店舗くらいあります。
ただ、観光地だけあってどこも値段が高いなとは思います。それと、少しずらして行かないとどこも大変混み合います。私はあなごうどんを食べました。
ロープウエーで弥山(みせん)に登ろうということになったので、そちらに向かいました。
乗り場に向かう途中、五重塔、豊国神社(千畳閣)を見て行きました。
ロープウエーの乗り場は「紅葉谷駅」です。厳島神社から歩くと15分くらいかかりますが、神社の裏・旅館岩惣の前からシャトルバスが出ているので、ご利用をおすすめします。
バスでロープウエー紅葉谷駅まで4、5分です(約30人乗り、無料)。
14:30 紅葉谷駅からロープウエー
紅葉谷駅から途中の榧谷(かやたに)駅までは6人乗りの小さなロープウエー、そこで一度乗り換え、そこからは20人くらい乗れる大型のロープウエーで終点・獅子岩駅まで行きます。途中、瀬戸内海の島々が見下ろせてとてもきれいです。
15:00 獅子岩駅到着
ロープウエーを降りて、ここからは徒歩で弥山の頂上まで登ります。すごくきついというわけではないのですが、夏の日差しが暑く、くたびれました(笑)。途中にいろんな巨大な岩、奇岩があるので楽しみながら登れます。
約20分歩いたところに「消えずの霊火堂」があります。幸せになれるスポットとして恋人たちに大人気とか(#^.^#)。
ここでも御朱印をいただいて、あと10分、頂上を目指しました。
15:40 弥山頂上到着
頂上には2014年の7月にリニューアルオープンしたという展望台があります。
360度ぐるりを見渡せ、晴れていたし本当にきれいでした。時には四国の山々まで見えるそうですよ。ここでゆっくり眺めたり、トイレに行ったり、しばらく休憩をしました。
16:20 展望台を後にし、下山
時間があったら(&体力があったら 笑)森の中を下まで歩いて降りるのも楽しいです。今回は来た時と同じく、ロープウエーと無料バスを乗り継いで降りました。
16:50 再度、商店街をぶらぶら
もう一度商店街を歩きました。やまだ屋で焼きたてホカホカのもみじ饅頭を食べましたよ。焼きたてのもみじ饅頭は本当に絶品です!
(やまだ屋以外にも坂本菓子舗、藤い屋など焼きたてを食べさせてくれるところは結構あります)
そして、おみやげを買おうと数軒お店を見ました。注意が必要なのは、宮島の商店街の多くは閉店時間が早いことです。
夕方5時あるいは5時半閉店のところがほとんどで、日曜でもすでに閉店準備をしているところが多くありました。
ゆっくりおみやげを見たい人は4時半くらいまでには商店街にいた方がいいでしょう。
帰りはちょうど干き潮で、浜に降りて大鳥居まで歩いていける状態でした。たくさんの人が大鳥居まで歩いていました。
見た目は確かに海に浮かんでいる方が美しいと思いますが、大鳥居の真下まで歩いてみるというのもいい思い出になると思います。
詳細はこちらの記事をどうぞ
⇒厳島神社の大鳥居まで歩く!宮島干潮時の楽しみ方!
17:30 宮島桟橋より帰路に
行きと同じ松代汽船で帰路につきました。
これでだいたい6時間半から7時間くらいのコースになります。
商店街のぶらぶら歩きや食事、弥山頂上などでかなりゆっくり時間をとっていますので、う少し詰めれば6時間で納まると思います。
まとめ
今回行った場所や楽しんだことは以下のとおりです。
- 大鳥居(櫓櫂舟を含む)
- 厳島神社
- 五重塔、豊国神社
- 宮島ロープウエー
- 弥山(奇岩、消えずの霊火堂、頂上展望台)
- 商店街(焼きたてもみじ饅頭、揚げもみじ、焼き牡蠣、おみやげ)
もちろん宮島の観光の仕方はいろいろなんですが、今回のはかなり「定番」のコースだと思います(*^^*)。
時間がない方は、弥山に登るのをやめ、豊国神社などをやめることで、3時間くらいまでに納められると思います。
追加情報
今回は行かなかったのですが、
- 紅葉の季節なら紅葉谷公園散策を加えると本当に素敵です。
- 山歩きの好きな人なら弥山を下りだけでも歩くと楽しいです。
- 歴史的なことが好きな人なら廻廊出口正面にある宝物館で、たくさんの重要文化財に触れることができます。
- 小さな子どもさんがいらっしゃれば、若干歩きますが宮島水族館(みやじマリン)が楽しいです。こちらに行かれるなら別途1時間半程度は見ておいた方が楽しめると思います。
- 本土側・宮島口ですが、「うえの」というお店のあなごめし・あなご弁当が大変有名で美味しいです。でも人気なので待ち時間も長く、お弁当も結構早く売りきれます。
私のルートをひとつの参考にしていただいて、あなたもぜひ、世界遺産・安芸の宮島を楽しんでくださいね!
ご旅行、楽しんでください!
当ブログの広島関連記事を一覧にしました。ここから広島の観光スポットほか各記事に飛べますので、よろしければご覧ください。
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