日本三景・宮島。船で渡ると、まず朱塗りの大鳥居が目に飛び込んできて、その先に朱塗りの厳島神社の社殿も見えてきます。
厳島神社の社殿は、満潮時になると神社全体が海に浮かんで見え、とても幻想的な美しい姿を見せます。まるで竜宮城のようと評する人もいます。
この記事では厳島神社について、参拝時間や拝観料、その他をまとめてお伝えします。
厳島神社が最初に建てられたのは飛鳥時代・593年と言われていますが、平安時代に平清盛が今のような大きな社殿にし、崇拝していたことがよく知られています。
※厳島の「厳」は正式には旧字「嚴」を書きますが、文字化けの心配等ありますので「厳島」と表記します。
※料金や時間はこの記事を書いた2023年7月に調べたものです。その後変更になる可能性がありますがご了承ください。
[動画]厳島神社の廻廊を歩く
早速ですが、こちらは私が以前参拝した時に撮影してきた動画です(3分20秒ほどです)。
少し手ブレがありますが、厳島神社の雰囲気は感じていただけると思います。ぜひ廻廊を歩く疑似体験をしてください!(^^)
厳島神社の参拝・拝観の詳細
それでは厳島神社参拝(拝観)の参拝時間その他、詳細です。
全体図を描きましたのでご参考にどうぞ。参拝は赤で記した道(廻廊)を矢印の方向に歩きます。
参拝できる時間は?
厳島神社
参拝は年中無休ですが、参拝可能な時間は季節によって少し変わります。
2023年で発表されているのは
- 1/1 0:00~18:30
- 1/2~1/3 6:30~18:30
- 1/4~2/28 6:30~17:30
- 3/1~10/14 6:30~18:00
- 10/15~11/30 6:30~17:30
- 12/1~12/31 6:30~17:00
となっています。
宝物館
通年 8:o0~17:00
千畳閣
通年 8:30~16:30
拝観するのに必要な時間は?
廻廊をゆっくり歩き、途中、御本社本殿で参拝をしたとして、20分程度あれば出口まで行けます。
拝観料は?
正式には「昇殿初穂料」と言いますが・・
大人300円/高校生200円/小中学生100円 です。
(50名以上の団体の場合、大人250円、高校生150円、小中学生70円。
身障者の方は身障者手帳の提示で100円となります。)
また、本殿とともに宝物館も拝観希望の方は合わせた形で
大人500円/高校生300円/小中学生150円 で拝観できます。(宝物館だけの場合は神社昇殿料と同額)
宝物館は廻廊を全て渡り終えた出口のそばにあります。お時間が許すならぜひこちらもご覧になってください。
廻廊の特徴と床板の仕組み
本殿と能舞台その他の建物をつなぐのが廻廊で、床板以外全ての柱や手すりが朱塗りなのが特徴です。
廻廊としては幅が約4m、前長が約275mです。
床板ですが、幅30cmくらいの板がずっと何百枚も使われていて、わざとそれぞれに若干のすき間をあけて作ってあります。
これは「目透かし」といって、高潮の時に海水が下から押し上げてくる力を分散する仕組みです。
【廻廊を歩く注意】 すき間があいているのでハイヒールのかかとが挟まる危険性があります。女性の方はなるべくハイヒールでない履物をお勧めします。もしハイヒールの場合は挟まらないよう十分に気をつけて歩いてください。
御朱印はいただける?
いただけます。御本社本殿から少し進んだところに札所があり、そこで2人の職員の方がいらして書いてくださいます。料金は300円です。
実際に書いてもらったものがこれです。
また、こちらにはオリジナルの御朱印帳も置いてあります。以前一冊買ってきました。名前を書いていただけるかお聞きしましたが、残念ながらそれは書いていただけませんでした。
拝観はできれば満潮時に!
厳島神社はやはり海の上に漂うように建っている姿がとても美しいです。できれば満潮の時に来られた方が、より感動的な厳島神社と出合えると思います。
満潮時刻は日々変わりますので、宮島観光協会の表をご参考にしてください。
厳島神社近くの観光名所は
宮島には多くの古いお寺や神社があります。厳島神社の近くでも以下のようなところがあるのでぜひ一緒にご覧になってください。
- 豊国神社(千畳閣)[重要文化財]…天正15年(1587年)豊臣秀吉が戦に散ったものの供養に建てたと言われています。中に入ることもでき、畳857枚分と言われる大きな空間と天井絵などを見ることができます。
- 五重塔[重要文化財]…千畳閣の隣にあります。中には入れませんが、朱塗りの柱と桧皮葺きの屋根がとても美しいです。
- 大願寺…真言宗の古刹でこの一帯のお寺の中心的存在です。宮島に現存する仏像中最も古い重要文化財・薬師如来座像ほか多くの仏像が収蔵されています。
- 厳島神社宝物館…国宝の平家納経や重要文化財の舞楽面、鎧、刀など、平安時代や鎌倉時代の貴重な品が展示されています。(時期により展示内容が変わります)
宮島への交通アクセス
JR山陽本線宮島口駅、広島電鉄宮島口駅から連絡船(フェリー)に乗船、約10分で宮島桟橋に到着します。料金は片道180円です。
広島港、平和公園から直接宮島に行く航路もあります。詳しくは別記事に書きました。↓
ちなみに宮島桟橋から厳島神社までは歩いて15分ほどです。
あなたもぜひ厳島神社にいらして、海に浮かんだ社殿をご覧ください。きっと素敵な思い出になりますよ!
当ブログでは広島の観光に関する記事を多数書いています。「広島の観光記事一覧」はそれをまとめたもので、平和記念公園、広島城、マツダスタジアム、宮島など広島の観光スポットやその他広島関連の全ての記事を一覧でき、各記事に飛べます。よろしければご覧ください。
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