夜、温かいお風呂に浸かると、気持ちが良くて一日の疲れがとれますね。
ほんと、至福のひとときです♪ (*^^*)
ただ、ひどく疲れている時やちょっと眠い時に無理してお風呂に入ると、ついつい、うとうとと・・・
ばしゃん!!
って顔がお湯に浸かって、わぁっ!!と目が覚めたことが何度かあります。あー 危なかった(^_^;
私は基本的にお風呂で寝るのは危ないと思っているのですが、うちの奥さんはあまり思っていないようで、結構平気で30分とか、お風呂で寝ているようです。「やめた方がいいよ」と言うのですがなかなか治らないみたいで困ります(+_+)。
さらに奥さんと同居しているお母さんも、結構お風呂で寝てらっしゃる。高齢なのでちょっと怖いです。
もう10年以上前の話ですが、叔父(父の妹の夫)が、お風呂で入浴中に亡くなるということがありました。その時の細かい状況は不明のままですが、怖いなと思いました。
私が漠然と怖いと思っている「お風呂で寝る」。今日はあらためてそんな「お風呂で寝ることの危険性」について調べてみました。もしあなたも気になってらっしゃるなら参考になるのではと思います。
お風呂で入浴中に眠ると、こんな危険が!!
お風呂で寝てしまうと実際にこういう危険があるというのを4つピックアップしました。
それぞれじっくり見ていきましょう。
1)溺れる危険
お湯の量を少なめにしていれば大丈夫ですが、たっぷり入れた中に入って寝てしまうと万一の時に溺れる危険があります。こんな狭い浴槽で溺れるわけがない、と思っているなら、それは考え方を改めた方がいいです。
寝てて顔が浸かってしまい、突然のことに慌てると、むやみに手足をばたばたさせることは考えられます。頭も少しぼうっとしています。さらに、浴槽の中は結構滑るものです。
焦って体勢が変な感じになってしまい、さらに焦ったあげく溺れてしまうということは十分考えられます。
これを防ぐにはあまりお湯を多くしすぎないことも大切です。
2)脳梗塞や心筋梗塞を起こす危険
脱衣所の寒さとお湯の熱さとの差が脳梗塞や心筋梗塞を起こす、いわゆるヒートショックと呼ばれる危険はよく知られています。そこまで多くはありませんが、お風呂で寝ることが脳梗塞や心筋梗塞を起こすこともあります。
お湯に浸かってこっくりしてお湯に顔がばしゃ!その時、気管にお湯が入り、そのショックがきっかけで心筋梗塞を起こしたという報告があります。
溺れるのも怖いですが、こういうショックからの脳梗塞や心筋梗塞も大変怖いものです。
3)のぼせてしまう危険
湯船に入るとまずお湯の熱で体が温められ、血圧が高くなり、血の巡りが良くなります。脳にも血液が多くなりますが、そんな時に眠ってしまうと、のぼせてしまうことがあります。吐き気や頭痛を伴うこともあるので要注意です。
こういう状態のときに転倒することも多いのでそちらも気をつけなくてはいけません。
4)意識障害を起こす危険
お風呂で寝ることの危険としてはこれが一番多いかもしれません。
入浴すると最初しばらく血圧が上がりますが、時間が長くなると、たことで血管が拡張し、逆に血圧が下がってきます。それが意識障害の原因になります。心地よく寝ていたようで、実は意識障害に陥っていたという笑えない状況です。
この時の体の変化はこうです。
入浴で体が温められ、血管が拡張する
↓
脳に送る血液が減少する
↓
脳に必要な血液がいきわたらない
↓
ぼうっとし、意識がはっきりしなくなる
これがひどくなるといわゆる「失神」のような状況になり、入浴時間が長くなるとさらに血圧が下がり、非常に危険です。
旧式のお風呂ならそのまま温度が低くなってくるので血管が収縮して意識が戻ることがありますが、ぬるくなったら自動で追い炊きするようなタイプだとなお危険。脳の血流量が減ったままになる可能性があります。
高齢の方、高血圧・低血圧など血圧に不安のある方は特に注意です。
叔父の場合どうだったのか・・
叔父の場合、状況がよくわかっていませんが、かなりな火傷を負っていたというのを聞いています。
火傷を負うくらいですからかなり熱い温度になっていたことと、すでに意識がなかったのだろうということを想像します。
入浴中になんらかの原因で意識障害を起こし、そのまま意識が無くなったまま長時間熱いお湯につかってしまったのかな・・・。その意識障害が何を原因としていたのかがわかりませんが、もしかしたらここで触れているような「脳の血流量が下がることによる意識障害」だったのかもしれません。
逆に、熱いお湯にしたことで血圧が高くなってしまい、心筋梗塞が起きたのかも知れません。
70代半ばくらいの方だったので、血圧の変化にも体が対応しきれないということもあるのかもしれません。
全ては想像でしかありませんが、そんなことを思います。
まとめ:入浴中の事故を起こさないために
ここに書いたような危ない思いをしないために、まずは
「お風呂で眠らない」ことが大切です。
さらに、急激な血圧変化をしないためには
「お湯の温度を40℃以下(ぬるめ)にする」
万一の溺れる危険を回避するために
「お湯はあまり多くしない」ことも大事です。
すごく眠い時にはあえてお風呂に入らないことも大切です。
そしてそれらの基本となるのは、
「お風呂で寝ても、まぁいいか」という気持ちを持たないことです。
危険性をあまり真剣にとらえず、まぁいいか、と思う人は少なくありません。「お風呂で寝るのは危険」「お風呂で眠るのはいけない」と強く思うことがまず第一歩だと思います。
とはいえ、偉そうに言っても、私自身もたまにですが寝てしまうことがありますから・・・十分気をつけたいと思います。
あなたもどうぞ気をつけて。快適なバスタイムを過ごしてくださいね!
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