木枯らし一号とはどんな風?木枯らしが楽しくわかる7つの雑学

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秋が深まり、空気がだいぶひんやりとしてきた頃、強い冷たい突風が吹くことがありますね。

そしてそれと前後してテレビのニュースなどで<「今年も木枯らし一号が吹きました」ということが言われます。

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あぁ今年も冬が来るんだなぁ・・そんな思いになります。

暦で言えば「立冬」の頃に起こることが多い「木枯らし一号」。冬の入口の風物詩とも言えますが、この木枯らし一号について、定義や言葉の由来など雑学を集めてみました。ご一緒に、枯れ葉舞う季節感を味わっていただければと思います。

木枯らし一号を撮った素敵な動画がありましたので共有させていただきます。風にゆれる紅葉が冬の訪れを教えているのですね。

目次

木枯らし一号の意味から面白話まで7つの雑学!

雑学1:木枯らし一号とは

木枯らし一号は気象の用語として正式に定義が決められています。

木枯らしとは、気象庁の天気予報で用いる用語には「晩秋から初冬にかけて吹く北よりの強い風」とされています。 木枯らし1号は、その年最初の木枯らしということになります。 気象庁では、東京地方と近畿地方でのみ木枯らし1号のお知らせを発表しています。

木枯らし一号は、いわゆる西高東低の冬型の気圧配置になった時に現れることが多く、北よりの風というのは北から西北西の風ということです。

こういう決まった定義のもと認定されて、公的機関(気象庁)から発表されるものなのですね。

一号も含め、上記の条件を満たすものが「木枯らし」とされます。木枯らしはユーラシア大陸からの北よりの風が、日本海で水分を蓄え、それが日本レットの中心部の山々にぶつかることで、山の日本海側に雨や雪、太平洋側には水分がなくなって乾いた空気が強く吹き下ろす現象です。

木枯らし一号は、冬に変わる季節となったことを知らせると同時に、強風で火事が起きたり、ものが飛んだりして危険なので、それを注意する意味合いもあるようです。
*必要に応じて注意報・警報などとともに告知されます。

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雑学2:木枯らし一号2021年の予想は?

この5年の木枯らし一号は、
2016 東京地方 11月9日  近畿地方 10月29日
2017 東京地方 10月30日  近畿地方 10月30日
2013 東京地方 11月11日  近畿地方 11月4日
2014 東京地方 10月27日  近畿地方 10月27日
2015 東京地方 10月24日  近畿地方 10月25日

2000年から2017年の、過去18年で最も早かったのは
東京地方 10月18日(2000年) 近畿地方 10月25日(2011年、2015年)
過去20年で最も遅かったのは
東京地方 11月18日(2007年、2012年) 近畿地方 12月19日(2003年)

(定義には木枯らし一号は11月末までとされていますが、12月半ばまで入れた例もあるようです)

私の方で2000年以降の5年ごとの平均をとってみましたら・・
2000年〜2004年の平均 東京地方 11月5日  近畿地方 11月24日
2005年〜2009年の平均 東京地方 11月9日  近畿地方 11月16日
2010年〜2014年の平均 東京地方 11月3日  近畿地方 10月28日
2014年〜2017年の平均 東京地方 10月30日  近畿地方 10月28日(ここは4年の平均です)

地球温暖化の影響で少し遅くなってきていたのかな?とも思いましたが、こn5年間は逆に少し早くなりました。

今年の木枯らし一号・・とても予想はつきませんが・・今年は夏の異常な暑さから急に秋が来た感があるので、早めかな?なんて、私は思っているのですが・・

あなたの予想はどうでしょうか?(*^^*)

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雑学3:木枯らし一号って東京と大阪にしか吹かないの?

もちろんそんなことはありません(笑)。日本中で最初に吹く木枯らしは「木枯らし一号」と言えます。

ただ、気象庁が正式に発表するのは「東京地方の木枯らし一号」と「近畿地方の木枯らし一号」の2つだけだということです。

ちなみに「東京地方」とは東京都のうち伊豆諸島、小笠原諸島を除いた地域のことを、「近畿地方」とは京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県を言います。

雑学4:木枯らし二号、三号、ってあるの?

もちろんありますが、特に発表もされませんし、気象庁として特別にそれを扱うことはないようです。

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雑学5:木枯らし一号が吹かなかった年ってあるの?

その年の気象状況によって、定められた秒速8km以上の北よりの風が吹かないことはあり得ます。実際、近年では1992年の大阪で木枯らし一号の発生が記録されませんでした。

雑学6:木枯らし一号と春一番

木枯らし一号と対になる言葉に、春の「春一番」がありますね。春一番は立春から春分にかけて、南の方から強く暖かい風が初めて吹きつけることを言います。木枯らし一号とその起きるメカニズムが非常に似ていて、ある意味ちょうど真逆で興味深いです。

雑学7:木枯らし一号の語源は?

語源は気象庁でもよくわからないそうです。「木枯らし」という言葉は「木を枯らすほどの強い風」という意味で昔から民間で使われていたようです。「一号」とつけるのは台風の言い方に合わせたのではという説が有力ですが、これも1970年代に新聞で使われるようになったそうですが、どこでどう始まったのかはっきりしないようです。

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おまけ情報 木枯らし紋次郎の木枯らしの由来は?
全くの余談ですが・・ 1970年代に放送された、股旅もの時代劇『木枯らし紋次郎』ってありますね。「あっしには関わりのないことでござんす」という言葉が流行語にもなりました。
彼はなぜ「木枯らし」と呼ばれたのでしょう?
その由来は、彼がいつもくわえている長い楊枝です。トレードマークでもあり、時に悪者を退治する楊枝ですが、その楊枝が風に吹かれてひゅーひゅーと鳴り、まるで木枯らしのような音をたてることからこの名で呼ばれるようになりました。渡世人としてクールに各地を渡り歩く姿も、どこか冷たい初冬の風を思わせますね。

木枯らし一号は冬が近づいた知らせでもありますね。四季のある喜びを感じつつ、冬に向けてのいろんな準備をしていきたいものです。

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