パニック障害の治療は薬と生活改善!私の体験から言えること

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この記事の前段とも言える、私自身のパニック障害の症状についての記事を書きました。

『パニック障害の症状は?過呼吸との違いは?私の体験から』→記事はこちら

その続きとなりますが、この記事では私が心療内科を受診して治療を始めた経緯と、その中で学んだことについてお話します。

心療内科を受診して、まさかの「パニック障害のちょっと手前」という診断を受けてとても驚きました。その病名は知っていましたが、まさか自分と関係するなどとは全く思わなかったのです。

でも、状況がわかったことで対策も見えてきたし、どこか気持ちが楽にはなりました。

パニック2メイン
目次

私が知ったこと・・・パニック障害というのは

まず、この治療の中で、私がパニック障害について知ったことを書きます。

パニック障害というのは・・・

  • 脳の一部がバランスを崩し不調になって起こるものである
  • そこに「不安」や「恐怖」がインプットされてしまっている
  • だからそこを治さないと、気合いでは治せない

ということです。
 
交感神経と副交感神経のバランス云々という話はよく聞きますが、パニック障害にもまさにこのことが大きく関わっているそうです。だから活動状態・緊張状態をつかさどる交感神経が上まるような生活は禁物ということです。
 
薬については、私は心療内科の薬を飲むことには抵抗があって、問診表に「薬は飲みたくない」と書きました。

先生もそれを読んで

  • 「薬を飲むかどうかはゆっくり考えてもらっていい」
  • 「今の状態がどういう状態かを理解すること」
  • 「自分としては、あなたの症状に薬はかなり有効だと思える」

などと言われました。

薬の服用の方法やどのくらいの期間飲むのか、どのくらいの量飲むのか、副作用はどうなのか、なども聞いた上で、薬による治療をすることに決めました。
さらに、パニック障害を起こしやすくする生活についても話を聞きました。

それぞれ説明します。

(1)薬の服用について

薬の種類

SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)というのがメインの薬です。うつ病の薬として使われますがパニック障害にも有効です。

4種類くらいあるようですが、私が飲んでいるのはジェイゾロフト25mgというものです。

吐き気や下痢などの副作用がある場合があるので、その防止としてスルピリドという薬を合わせて飲んでいます。

2週間くらいこの量を続けて、その後少し増やす予定。終了は状態をみながらですが3か月、半年、あるいはそれ以上かかるかもしれません。

治療中に急に症状が現れた時、頓服として即効性のあるベンゾジアゼピン系抗不安薬を併用することが多いようですが、私の場合、睡眠時無呼吸症があるもので、筋肉を弛緩させる薬は問題があるかもしれないということで、SSRIのみで様子をみることになりました。

副作用について

副作用は、飲み始めた1日めと2日めに下痢を起こしました。その後も飲み続けていますが、その後は何もありません。ほぼ説明のあったとおりです。

一週間ほど経ちますが、その間は「予期不安」も感じていません。まだ薬が効くというところではないと思うので、「薬を飲んでいるから」という気分的なものかも知れませんが、なんか楽です(*^^*)

服用の期間

いつまで服用するかは医師と相談しながら進めることになります。

症状の程度にもよりますが、通常、

  • 2週間程度 少ない量で体を慣らす
  • 3週間め〜3か月程度 少し量を増やし、予期不安や広場恐怖を改善
  • 4か月め〜半年 再発しないための体力回復を図る
  • 半年〜1年 徐々に量を減らして治療終了

という流れになります。

勝手に自己判断で量を減らしたり突然中止してしまうと、それまでの治療効果がなくなってしまったり、頭痛や吐き気、体の動揺感などの「中断症候群」が現れたることがあります。なので量の調節ややめ時は必ず医者の判断が必要となります。この辺がちょっと抵抗感があるところですが、まぁ仕方がないですね。

一度脳に記憶された不安や恐怖というのはなかなか取れないかもしれません。少し時間がかかるかも知れませんが続けてみます。

(2)パニック障害を起こしやすくする生活

先生から生活の注意も受けました。

パニック障害には、いわゆる自立神経系の不調、交感神経が優位になってしまうことが大きく関わっているそうです。
神経を興奮させるような生活、無理な生活は避けないといけません。以下のような時は注意してください。やめられるものはなるべくやめてください


〈気をつけたい生活〉

  • 睡眠不足
  • 風邪
  • 過労
  • 炎天下での労働や激しいスポーツ
  • 夏場に高温多湿な環境に長くいる
  • コーヒーなどでのカフェインの取りすぎ
  • お酒ののみすぎ
  • タバコ
  • (女性の場合)生理
  • その他強い不安や緊張のある生活

中でも特に睡眠は、近年、体のいろんなことに影響を及ぼすことがわかってきて、パニック障害も睡眠不足がとても大きく関わっているそうです。

実は今年になってから、仕事を頑張らねばと毎晩3時4時まで仕事をすることが多かったんです。今年になって急にパニック障害の症状が増えたことと無関係ではないかもしれません。

まず、遅くても12時半には床につくようにしました。また、枕や布団の衛生面も再度見直しました。

私はタバコは吸いませんしお酒もたくさんは飲みませんが、コーヒーの量がとても多いです。それも関係していたかもしれません。診察以降はコーヒーの量を一日5杯程度までに抑えました。

生活改善をし、決められた形で薬も飲むことで、数か月後にはきちんと治るだろうと思っています。

あなたが今私と同じような症状があったら、ぜひ専門医の診察を受けていただきたいと思いますし、生活面での問題点があるならそれを改善してください。それによって、きっと症状が改善するはずです。

早く治療や生活改善に取り組めば、より早く完治します!

なおネットを見ていると、パニック障害に効くという漢方薬や、パニック障害を自宅で治せるという電子ブックの広告をみかけました。私自身、そういう漢方薬や本を使っていないのでなんとも言えませんが、いかにも怪しいものも見受けられました。どうぞご注意ください。

9月3日追記 その後の経過

その後ですが、4週間ほどジェイゾロフト25mgを4週間ほど飲んで、その後50mgに増えました。ジェイゾロフトの効果がはっきり出るのは50mgからだそうです。

ジェイゾロフト50mgはその後ずっと2か月毎日服用しました。補助薬のスルピリドはしばらくして終わりになりました。診察は3週間おきくらいです。

薬を飲み始めてからは、薬が効いているのか飲んでいるという安心感なのかわかりませんが、パニック発作も予期不安も起きていません。

「自分でもう大丈夫と思われたら減らしていきますから言ってください」と医師からは言われています。

ただ、これが、なんだかよくわからないんですよね。最初から数えたら今ちょうど3か月。発作もないし大丈夫といえば大丈夫な気がするし、でもまた起きたらどうしようという不安もあります。

先生と相談の上、一応今月から少しずつ減らすようにし始めました。それも厳格に決めるのではなく、自分で決めていいとのこと。とりあえず50mgと25mgを交互に飲むようにしてみています。

また何か変化がありましたら追記しますね。

どうぞお大事に!!

10月27日追記 薬をやめました!

医師と相談の上、1か月ほど前から徐々に薬を減らしていましたが、先週の診察日に、一応薬をやめてみようということになりました。

6月の初め頃から約5か月弱飲み続けましたが、飲まなくなって数日経ちました。私の場合は薬が効いたのか,6月以降パニック障害が出ることはありませんでした。

今、薬を飲まなくなってもそれほど不安はありません。ただ、いつまた症状が出ないとも限らないとは思っています。まぁその時はその時!と思うことにします。

いわゆる「頓服」的な薬もないことはないそうです。ただ、それは筋肉を弛緩させるような薬で、私のように睡眠事務呼吸症候群がある人は喉を塞ぐ心配があり、危険なので処方しないそうです。

とりあえずこれで症状から解放されたならいいのですが・・ まぁ、様子をみながら生活してみます。何か変化がありましたらまた追記します。

お大事になさってくださいね!!

パニック障害の症状についてはこちら↓にまとめました。

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