睡眠時無呼吸症候群の検査を体験した!一泊検査の様子は?

睡眠時無呼吸症候群は、患者数90万とも100万人ともいわれ、一説には予備軍も入れると日本人の2%にのぼるのではとも言われています。

突然襲ってくる眠気が交通事故の原因としてクローズアップされたり、寝ている間の突然死も懸念されています。

少々いびきがあるのは普通だろう、と思う人も多いですが、実は睡眠時無呼吸症候群だったということも少なくありません。

はい。私がまさにそうでした。

学生の頃からいびきがうるさいと言われてきました。

それでも長く気にしていなかったのですが、奥さんからも言われ、ようやく重い腰を上げて医者に行ったのは40歳を過ぎてからでした。

結果を言えば、私の場合は予備軍ではなくれっきとした中程度の睡眠時無呼吸症患者でした(ーー;)

あなたが自分も睡眠時無呼吸じゃないかと気にされてるなら・・・うん。検査、受けてみた方がいいですよー!

あなたに、私が1泊検査を受けた時の体験談をお話しすることで、少しでも参考にしていただけるところがあれば嬉しいです。

目次

検査の話の前に、私が感じていた症状をお話します

以前から、こんなことがよくありました。

  • いびきがひどいと言われてきました。
  • 昼間、会議中とか、急に眠くなることがありました。
  • 特に昼ご飯の後とか、強烈な眠気が襲ってきます。実はそれで一度軽い追突事故を起こしたことがあります。

奥さんに少し起きてもらって調べてもらうと、やはり時おり息をしていないことがあるようでした。これは検査をしないといけないなと思いました。

私が受けた検査(1泊検査)はこんな感じでした

検査を最初に受けたのは10年ほど前です。

まだ今ほど睡眠外来の専門医がなかった時代でしたが、私の自宅から徒歩で10分ほどのところに専門の医院があったのはラッキーでした。

(今は多くなったのでお近くにもあると思います。専門医でなくても、内科、呼吸器科などで相談に乗ってくれます)

診察と検査の段取りはこんな感じです。

まず担当医の先生と問診

受付で手続きを済ますと、担当医の先生にお会いし、これまでの様子や現在の状況をもろもろ聞かれます。

血圧や体重の測定をし、検査部屋のあきを見ながら検査日を決めて、その日は帰宅。

所要時間は30分ほどです。

検査当日

そして検査当日。いよいよ医院にある検査用の部屋に一泊しての検査です。

まず、私は一人で泊まりましたが、奥さまも一緒にいられるよう簡易ベッドも用意されていますから、不安を感じる方はお2人で来られるのもOKです。(病院にもよるかもしれません)

夜8時に病院の専用室に入ると、看護師さんが、あらためて詳しい説明をしてくれました。

そして、ワゴンの上に乗せたなにやらいかめしい機械に繋がれているコードを、僕の頭や胸などにつけていきます。

30本・・・いや40本くらいあったかなぁ・・結構すごいですよ(笑)

その上からネットをかぶります。なにやらサイボーグになったようで変な感じです。(笑)

この状態で、一晩、脳波や鼻・口・肺の微細な電流をデータとして取るのですね。

そのたくさんの電極・電線をつけたままで眠るのですが・・・きっとたいていの人は眠りにくいと思います。私もちょっと気になりました。結局はしっかり寝てしまいましたが・・(^_^;

ちょっと問題なのはトイレです。説明はありますが、なにしろそういう電極・電線と専用の機械をつないだまま、ワゴンを転がしてトイレに入らないといけません。これはなかなか大変でした。

検査翌日

翌朝7時、また看護師さんが来てくれて、電極を全部はずしてくれます。

部屋にはシャワーもついているので使えます。

私は自宅が近いのでそのまま帰りました。

検査結果を聞きに行く

検査から1週間程度で結果が出ます。

担当の先生がデータを見ながら、呼吸が止まった回数や、時間などの細かい説明がありました。
それによって今後の治療方針が決まります。

私の場合は、一晩で400回以上、一番長いもので1分以上止まっていて、中程度以上の睡眠時無呼吸症と診断されました。

息が1分以上止まってるって・・・わぁ 怖いです・・・ 

(この後数年経って、もう一度検査しましたが、ほぼ同じ結果でした。進行もしていないかわりに治ってもいないということですね。)

費用は?保険はきくの?

この検査は保険が適用されます。3割負担の人で、3万円〜3万5千円程度。私もそのくらいでした。

高いと思うか安いと思うかは人それぞれでしょうけど、自分の寝ている間のかなり細かいデータがとれますので、気になる方は一度受けられることを強くおすすめします。

それによって、その後の治療に進めますので。

簡易検査があるって聞いたけど?

はい。あります。横浜に住む私の兄がやったと言っていました。

簡易検査キットを自宅に持ち帰り、自宅でデータをとるんだそうです。

確かに自宅でできれば気楽でいいのですが、これはあくまで簡易的な検査になります。睡眠時無呼吸があるかどうかというだいたいの目安にはなりますが、細かいデータがとれるわけではありません。

どうせされるなら、私はちゃんとした1泊検査をおすすめします。

そして、データを見ながら、先生と今後の治療についてよく話をすることです。

その後私が受けた治療については別記事を書きました。よろしければそちらもご覧ください。

⇒無呼吸症候群の治療の方法は?私の経験をお伝えします



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