胃カメラを鼻から入れた体験談〜うちの奥さんの場合

【当記事にはアフィリエイト広告が含まれています】

8月の記事で、私が6月に人間ドックで胃カメラを飲んだ時のことを書きました。

<その時の記事はこちら
「胃カメラとバリウム どちらがおすすめ?どちらが楽?」
それ以前にも胃カメラは何度も経験していますが、あの時もあらためて、胃カメラってやっぱりしんどいなぁと思いました。(>_<)

まぁ健康を守るためにはその苦痛も仕方ないんだけど・・う〜ん なんだかなぁ・・・。

もちろん鼻から入れる胃カメラのことも聞いてはいました。その方が楽だと。

ただ、私が以前から人間ドック受けている病院ではやってないんですよ。

なんか、病院を変えるのもなぁと思って、そこで口からの胃カメラを受けたんですが・・・

いやはや げーげーゲホゲホと、本当にきつかったです(泣)。病院を変えてでも、鼻からのにすればよかったかなぁと、ちょっと後悔しました。

で・・・

きのううちの奥さんが、胃カメラの検査を受けたのですが、鼻からやったというんですね。

私自身の体験ではないのですが、奥さんから聞いた「鼻から胃カメラ体験談」をお話します。(病院や医師により多少やり方が異なるだろうとは思います。ひとつの例としてお読みください)

Fotolia_29842054_S
目次

1. 準備〜 採血・注射はない

準備段階から、私が今まで受けてきた喉から入れる胃カメラとはだいぶ違います。

まず、通常はゼリー状の麻酔薬を口に含み、喉の麻酔をかけるのですが、それはなかったそうです。また、胃の動きを抑える薬を注射するのですが、こういう注射もありませんでした。

彼女の受けた検査準備の流れは以下のような感じです。

  1. 胃を見えやすくする薬を飲む

  1. 仰向けに寝る

  1. 仰向けからうつ伏せに、ぐるぐると3回回る(薬を胃にまんべんなくつけるため)

  1. 寝た状態で、鼻の中に麻酔のゼリーを入れる(病院によってはスプレー)

  1. 鼻の穴に、通りを良くする薬を噴霧される

以上です。特に採血や注射、点滴はありません。
鼻の中に注射されたりすると思うと怖いですが、それがないのは嬉しいですね。(^_^;

2. 鼻からチューブを通す

通りの良さそうな方の鼻を通すのですが、うちの奥さんの場合、本人いわく鼻が少し曲がっているようで、入れた方の鼻の穴が通りにくくて、とても痛かったそうです。
なんとか頑張って無事通過したようですが、少し出血もしたようです。

ここはちょっと一つの関門ですね。

ネットで他の方の感想も見ましたが、やはり入りにくい人もいて「めちゃくちゃ痛かった」という声もありました。鼻の奥が小さい人などは要注意です。ただ、多くの方はすんなり入ったとあるので、心配し過ぎることはないと思います。

実際に受ける際は、そういうことも含め、担当の医師によく聞いてくださいね。

内視鏡2

3. 喉を通す

口からの胃カメラを経験されていたらおわかりでしょうけど、喉を通るまでが本当に大変ですよね。

太さが直径10mmはありそうな、あの太いチューブを飲み込むのはすごく大変で怖い。

おまけに、口から入れるとどうしても、チューブが舌の付け根の「嘔吐反射」をする部位に当たりやすく、そのたびに、おえ〜っと吐きそうになります。

これが従来の口から入れる胃カメラでのいちばんの難関でした。

でも、鼻からのチューブは直径5〜6mmなので、喉を通りやすく、入れる角度も嘔吐反射の部位に当たりにくいので、かなり楽です。(図をご覧ください)

喉の奥の図

また、口からの場合、口に固い器具を装着しますし、まともに声が出せません。鼻からの検査ではそれがないし、喉にも余裕があるので、検査中も会話ができるんだそうです!

奥さんの場合も、担当医から「検査中しんどかったりしたら、言ってくださいね」と言われたとのこと。これにはびっくりしました!

(人により、鼻を通す時に少ししんどいのはあるようです。また、嘔吐反射も人によっては多少あるようです。それにしても口からに較べて各段に楽と多くの方が言われています)

4. 体への負担

検査時間は口からと同じで15分程度。終わった後はとても楽だったそうです。

私の場合、この前も、口からの胃カメラ検査後は本当にぐったりしましたが、奥さんはそういうことは全然なかったとのこと。

麻酔に用いる薬も少量で、そちらも身体に負担は少ないそうです。検査は10分程度。病院にもよりますが、検査後30分〜1時間程度休んで帰宅できます。食事もその時点でできるそうです。

奥さんは徒歩で行きましたが、休憩の後、車の運転もOKのようです。ただし安定剤を希望し注射を受けた方は、運転禁止もしくは休憩時間が長くなる病院が多いようです。

5. カメラの精度

個人的にちょっと気になるのがカメラの精度です。

以前少し調べた時に、ある病院のホームページで、鼻からのよりも口からの胃カメラの方が精度がよい(鼻からのカメラは少し写りが劣る)と書いてあるものがありました。

その病院が言うには「細さを優先するために、画像の明るさやシャープさなどがやや犠牲になっており、そういう意味では口からの内視鏡の方がしっかりチェックができる、現時点では口からをお勧めする」そうです。

ただ、これが書かれたのは少し前のようで、技術は年々進歩しますから、鼻からのカメラの精度も上がってきているとは思います。

ちゃんと調べたいから我慢して胃カメラを飲むのに、精度が落ちるといわれると気になりますね。鼻からの胃カメラをしてみようと思われるなら、その点は病院にきちんと確かめて納得されてからの方がいいと思います。

6. 費用

費用は、口からのとほとんど変わりません。うちの奥さんは保険適用で約6000円でした。

結論

先日の、口からの胃カメラがとても苦しかったし、まだ一度も経験がないので鼻からの検査は一度してみたいと思っています。ただ、先ほどの「精度」の問題は正直気になるところです。

私がずっと人間ドックを受けている総合病院が、まだ鼻カメラを採用していないのも、もしかしたらそこに原因があるのかなと思ってしまいます。

次回受ける時には、そこを病院にしっかり聞こうと思います。

あと、前回の私は睡眠導入剤(半分眠った状態で検査を受ける)を使わなかったのですが、それを使っていればはるかに楽だったはずです。

つらさの比較

苦しさを比較するとこんな順番になります。

次回は睡眠導入剤なし・鼻カメラ と 睡眠導入剤あり・口からのカメラを比較検討したいと思います。

いずれにしても、奥さんの話、そして、従兄も鼻からのカメラを受けていてやはり楽だったといいます。私自身、大変興味深いものでもあります。

この記事があなたの胃カメラ検査の参考になれば嬉しいです。

コメント

コメントする

コメントは日本語で入力してください。(スパム対策)

目次