少し前の話になりますが、2020東京オリンピックの時に、社交ダンスが「ダンススポーツ」として名乗りを挙げたということがありました。
結局それは叶いませんでしたが、趣味で社交ダンスを楽しんでいる私も、いつかオリンピックで社交ダンス(競技ダンス)が観られたらいいなぁと願わずにはいられません。
今は不定期になりましたが、以前TBSテレビ『金スマ』で、山本アナウンサーとキンタローさんペアの競技会の様子をやっていたりしましたし、社交ダンスもだいぶ身近なものになってきたのではないかと思います。
ぜひもっともっと愛好者が増えてもらいたいなぁと思っています。(#^.^#)
そんな社交ダンスですが、もちろん良い面もたくさんありますが、そればかりでもありません。
これから社交ダンスをやってみようかと思われているあなたに、私が感じてきた、社交ダンスをすることで得られるメリットと、デメリットについてお伝えしたいと思います。
もちろん人それぞれ感じ方は違うと思います。あくまで「私が感じている思い」ということでご承知ください。
社交ダンスをするメリットは!
姿勢が良くなる
社交ダンスはまず、姿勢から始まります。私は仕事がデスクワークで猫背だったのですが、最初、先生からずいぶん直されました。
そして半年1年経つうちに、背中がすっと伸び、歩く姿も変わりました。今はわざと猫背にするとしんどくて伸ばしたくなります(笑)。
さらに、私は両肩にしこりができるくらいひどい肩こりでしたが、ふと気がついたら全くなくなっていました。これも本当に驚きでした!
健康になる
ダンスは本当にいい汗をかき、いい運動になります。特に普段あまり運動ができない人にとって、ダンスをすることは全身運動になり、健康になります。
もちろんステップを覚えようとすることで、脳が生き生きと活性化するということもあるでしょう。
70代80代で元気にダンスを楽しんでいらっしゃる方がたくさんいらっしゃることでも、ダンスが健康維持に繋がるのがわかります。
音楽に合わせて動くのはとにかく楽しい
音楽を聴き、それに合わせて踊るのは、理屈抜きで楽しいです。私自身、黙々と走ったり筋トレするのも嫌いではないのですが、音楽に合わせて動くというのは実に楽しいです。
もちろんいろんなステップができるようになってくれば、さらに楽しさが2倍3倍になります。
異性との触れあい、いい意味での男女の意識
社交ダンスは女性と男性が組んで踊ります。そして手を握ったり背中に手を回したりもします。否応なしに、男女ということを気にするようになります。
変な意味でなく、いくつになっても、異性に対して関心を持つこと、そして異性に対して自分をきれいに見せようとすることはとても大切なことです。
いい意味での「女の色気」「男の色気」というのは大切だし、それを大事にしている人は何歳になっても生き生きし、つやつやとし、美しいです。ダンスをしているとそういうことをとても自然に感じられます。
美しいドレスに身を包むことができる
練習着もおしゃれなものが増えましたし、ちょっとしたパーティーの時でも、普段着ではないおしゃれな服装で参加することになります。もしデモに出場すると、ダンスをしてなければ生涯ありえなかったような豪華で美しいドレスに身を包むことになります。
こんなおしゃれができるのは、女性の方なら特に、この上ない喜びになるはずです。
ヒロインになれる
これはデモの話になりますが、多くのお客さまから注目され、スポットライトを浴びて、1曲の間、ヒロインになれます。こういう経験は社交ダンスでしかないのではないでしょうか。
ダンスパーティーに行って楽しめる
ある程度踊れるようになったらダンスパーティーに誘われるでしょう。最初は恥ずかしいと思うかもしれませんが、ぜひ積極的に参加してみてください。
パーティーに行くようになるとダンスの楽しさが倍加します。参加費が高額なパーティーもありますが、安いパーティーなら500円、1000円からありますよ。
人との繋がりができる
教室やダンスパーティーなどを通じてダンス好きの多くの人とお友だちになれます。一緒にダンス談義をしたり、パーティーに行ったり、競技会を見に行ったり・・いいお友だちができ、人生の楽しみの幅が広がります。
社交ダンスをするデメリットは?
とはいえ、社交ダンスにはデメリットと思えることもいくつかあります。
お金がかかる
なんといってもいちばんのデメリットはお金がかかることです。練習着やシューズにかかる費用はしれていますが、レッスン代その他に毎月かなりかかります。
団体レッスンなら月5000円程度で済みますが、個人レッスンをすれば最低でも月1万円以上かかります。
私が通っていたところでは、お中元やお歳暮として先生にお礼金を渡す慣習がありました。
徐々に高額なディナーパーティーに誘われたりもします。さらに、メダルテストやデモに出るようになると、どんどんお金が出ていきます。
ダンスの世界というのはお金持ちの人が多いのか、金銭感覚が違うと思うことは正直よくあります。
もちろん何にいくらお金を遣おうとその人の好き好きですし、無理なものは断ればいいだけの話ですが、趣味にかけるものが大き過ぎて生活に響くようになってしまっては本末転倒だと思います。
(「おつきあい」で断りきれないこともありますが、私はかなり、申し訳ないのですがと無理なものはお断りしています)
男性は大変(笑)
デメリットという言い方は合っていないかもしれませんが、男性は大変です(^_^;(笑)
社交ダンスはあくまで男性がリードしていきます。きちんとしたホールド(組み方)をし、ステップを覚えるのはもちろん、次のステップをどうするか、どう踊っていくかは、男性が全部組み立て女性にうまくリードで伝えないといけません。
男性がきちんと曲を捉えてリズムに合わせられなければ話になりません。
さらにパーティーでは、常に周囲を見て、他の人とぶつからないように気を配らないといけません。
男性は本当にやることが多く、そのために「男性は女性の3倍時間がかかる」と言われます。ある程度踊れるようになったら楽しいのですが、それまでが確かに時間がかかって大変です。
男性の方は覚悟して始めてください(笑)(^_^;
女性同士の確執がある場合も?
噂で聞いただけですが、女性生徒さん同士で確執があったり、男の先生を取りあったりということが、まれにあると聞きます。
彼氏(彼女)やご主人様(奥様)の嫉妬の可能性も?
これは通常の社交ダンスというより、競技ダンスに進んだ場合の話になりますが、競技ダンスのペアを組むと、一緒に練習する時間もどんどん多くなるし、一緒に試合に出かけますし、どうしても二人でいることが増えます。そして同じ目的を持っていますからそこに一生懸命になります。
本当のパートナーさん(彼氏・彼女・ご主人・奥様)が競技ダンスをよく知らない方だと、自分の大事な人がダンスの相手と男女としてつきあっているのではと心配したり、嫉妬にかられたりということが、時々あります。
実際ダンスをやっていればわかるのですが、競技ダンスのペアというのは「戦友」とか「相方」という感覚であって、ことさらに男女を意識することはありません。本当のパートナーの方が心配するようなことはまずありえないのですが、これはなかなか難しい問題がありそうです。
ペアの相方を本当のパートナーの方にきちんと紹介するとか、練習や試合を見てもらうとか、とにかく理解していただくためのいろんな努力をするしかないですね。
まとめ
以上お話ししたように、社交ダンスにはデメリットな部分もあります。でもその何倍ものメリットがあります。
健康になって、きれいに美しくなって、お友だちができて、異性と楽しく触れ合うことができて、素敵なドレスを着られて・・・とたくさんのいいところがあり、総合点では本当に「趣味の王様」と言えるのではないかと私は思っています。
若い方も中高年の皆さんも本当に多くの方が楽しんでいらっしゃいます。
あなたもぜひご一緒にやってみましょう! 楽しいですよ!(#^.^#)
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社交ダンスはやはりお金がかかるのがちょっとネックです・・・
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