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亜鉛不足が味覚障害の原因!?実はそれだけじゃないっ!

約 1 分

数年前、隣に住む叔母が「食べるものの味がわからなくなった」と訴えたことがありました。

原因不明で、突然、何を食べても味がわからない、ということでした。
いわゆる「味覚障害」のひとつです。

私は味覚障害になった経験がありませんが、テレビや雑誌で「味覚障害の原因は亜鉛不足」ということを聞いていましたので「試しに亜鉛のサプリメントを飲んでみたら?」と言ってみました。

幸い叔母は亜鉛サプリが効いたようで、その後ひと月ほどで無事味覚が戻りました。


でも、叔母の場合はたまたま亜鉛が効いたのでよかったのですが、味覚障害を起こす原因は他にもいろいろあるようなので、本当はもっと調べた方がよかったですね・・・。

今、若い人の間でも増えてきている「味覚障害」。あらためて調べてみましたので、あなたがもし悩まれていたら、自分はどれに当てはまるか考えてみてください。

味がへんメイン





まず、どんな味覚障害がどんな割合であるのか、資料を探してみました。

兵庫医科大学の耳鼻咽喉科から2012年に発表されているものがありましたので、引用させていただきます。(同科 亜鉛栄養治療2巻2号2012 より)

兵庫医科大学

これは同耳鼻咽喉科で扱った過去12年間の味覚障害1059例を、原因別にまとめたものです。

特発性はいわゆる原因不明ですが、これも潜在的に亜鉛不足の影響が疑われるそうですから、やはり全体に亜鉛が原因のかなりの部分を占めることは否めません。

それにしてもいろいろあるものですね。全国レベルで統計をとるとまた少し違うのかもしれませんが、参考になります。



それでは以下、ひとつひとつ原因を挙げて、説明しますね。


1. 食事での亜鉛不足


必須ミネラルのひとつ亜鉛は、傷ついた細胞を修復したり新しい細胞に変わることに大きく関わっています。味を感じる舌の「味蕾」という部分(舌のツブツブの先頭)もどんどん新しいものに変わっており、亜鉛を必要としています。日常的に亜鉛が不足すると、ここに影響してきます。

朝食を抜いたり、インスタント食品だけの食事、ファストフードの過多、無理なダイエットなどをしていると、体内にいつも亜鉛が不足している状態になります。そういう生活をしていると、味蕾が悪くなり、味を感じられなくなったり違う味に感じられたりという異常症状を起こしやすくなります。

このタイプの人は、なにしろ食生活を正しくすること。無理なダイエットはやめて、亜鉛を含んだ食品を積極的に摂ることが有効です。(亜鉛の多い食品は後述します)


2. ストレス(心因性味覚障害)


強いストレスに晒されること、うつ病などの心身症も味覚障害を起こすことがわかっています。今は亜鉛不足とともに、この原因で味覚障害になる人がかなりの割合になっています。

さらに、うつ病で処方される抗不安薬や抗うつ剤などの薬剤が味覚障害を起こすこともあります。

ストレスが強い人はそのストレスから離れることで味覚障害も治ることが多いので、まずその辺を考えてください。心身症で治療中の人は、担当医との相談が必要です。





3. 薬の影響


一部の薬(降圧剤、利尿剤、解熱剤、鎮痛消炎剤、抗生物質、抗ヒスタミン剤、ホルモン剤、抗がん剤など)を長期に使ったり併用することで味覚障害を起こすことがあります。これはその薬によって亜鉛が通常より多く尿に排出されてしまうことによります。

この場合、薬を中断すれば味覚障害は治りますが、当然、元になる病気の治療にもかかわることですから、担当医との相談・担当医の判断が不可欠となります。


4. 風邪、口腔の病気


風邪をひくと鼻が悪くなりその影響で食べ物の味もわからなくなることがよくあります。これは一時的なもので、風邪が治れば通常自然に治ります。

舌や口の病気(舌炎、口内乾燥症など)、風邪で喉が炎症を起こした時も味覚に影響があります。

女の子の舌

5. 全身的な病気


胃の切除、肝臓疾患、糖尿病、膠原病、透析など、全身の病気が味覚障害となることがあります。


6. 妊娠


妊娠が味覚障害を起こすことも知られています。そういえば私の母は妊娠中に砂が食べたくなったと言っていました。それも妊娠中の一時的なものと思われますが、気になる方はかかっている産婦人科で相談なさってください。


7. 加齢


高齢になると味覚障害の人が増えてきます。加齢によるものなら、やむを得ないところもあるかもしれませんが、やはり病院で相談してみるのがいいでしょう。


8. 激辛の食べ物の食べ過ぎ


これは最近若い人に多く見られるそうです。普通に少し辛い程度のものは問題ありませんが、あまりに激辛なものを頻繁に食べていると、舌の味蕾を傷め、消滅させる危険性があります。

「激辛ブーム」には多くの医療関係者から警告の声が出ています。私も辛いものは好きですがほどほどにしておきます(^_^;


9. お酒の飲み過ぎ


亜鉛は飲酒後のアルコールを分解するためにも使われています。日常的に飲酒の多い人はその分亜鉛が使われてしまうので、7と同様、味蕾に悪影響することがあります。お酒の好きな人は要注意です。


参考【亜鉛を多く含む食品】

牡蠣、貝類、ピーナッツ、チーズ、煎り胡麻、高野豆腐、湯葉、干し椎茸、煮干し、ウナギの蒲焼き など

味覚障害を起こす可能性のある薬剤、亜鉛を多く含む食品については
こちらのページに詳しくあったのでご紹介します。
『味覚障害のアドバイス 縲怦齡ハ社団法人宮城県薬剤師会』

参考【亜鉛のサプリメントについて】

叔母の場合は亜鉛のサプリメントが効いたようでしたが、亜鉛のとり過ぎは禁物です。上限を超えた亜鉛を摂っていると、鉄や銅の不足となって貧血や免疫低下を起こしたり、急性亜鉛中毒となって、めまいや嘔吐、発熱などを起こすことがあります。

なので、亜鉛サプリメントを試す場合はくれぐれも摂りすぎに注意してください。(サプリメントの袋や箱に許容量が書いてありますので必ず守ってください)


調べてみて味覚障害にはずいぶんいろいろな原因があるんだなというのがわかりました。

あなたはいかがですか? 食事、飲酒、ダイエット、風邪などで心当たりはありませんか?

もしそれらの心当たりがあれば生活改善が味覚回復への最短の道かもしれません。


とはいえ味覚障害が重ければ、やはり病院に行くべきだと思います。

基本は耳鼻咽喉科ですが、心因性の場合は心療内科になりますし、内科的なチェックが必要な場合もあります。病院で状況をよくお話しされ、ご相談なさってください。


早く回復されますようお祈りします!



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