毎年4月の中頃になると『大阪の造幣局の「桜の通り抜け」が今年も始まりました』というニュースを見ます。
実は私が住んでいるのが広島の造幣局と同じ町内でして、広島の桜の通り抜け……こちらは「花のまわりみち」といいますが…… はよく知っています。これには何度も行ったことがありますが、大阪のはまだ行ったことがありません。
広島のそれも地元では有名ですが、大阪の方が断然知名度は上ですし、一度ぜひ行ってみたいなぁと思っています。
そんな思いを持ちつつ、この「桜の通り抜け」のことを調べてみました。
行ってみようかと思われているあなたの参考になれば嬉しいです。
一昨年2018年の桜の通り抜けのYouTuve動画です。雰囲気がよく伝わってくるので共有させていただきます。本当にきれいで心が癒されます♪
それでは今年のイベント詳細ですが、執筆している現時点(2020年2月12日)現在でまだ正式な発表がされておりません。3月中旬には発表されるそうですが、ひとまず昨年のデータからの予想で書かせていただきます。正式発表がありましたら差し替えます。
桜の通り抜けの日程と詳細
2020年の日程は?
日程:4月7日(火)〜4月13日(月)〈7日間〉【予測です】
時間:平日10:00〜21:00、土日9:00〜21:00【予測です】
夕方、日が暮れた後はぼんぼりと投光器でライトアップされます。夜桜も素敵なのでおすすめです。
その他の詳細と注意事項
その他基本的に例年通りです。
場所:造幣局本局 大阪市北区天満1-1-79
造幣局の南門(天満橋側)から北門(桜宮橋側)までの約560m [一方通行です]
広島の「花のまわりみち」では造幣展示館の見学もできるのですが、大阪では桜の通り抜けの期間は造幣博物館と工場見学は中止となります。残念ですが、観客の数がものすごいですから仕方ないのでしょうね。
お問い合わせ先:ハローダイヤル TEL050-5548-8686
2020年3月11日(水)から4月15日(水)まで、8:00〜21:00【予測です】
16日以降のお問い合わせは、造幣局広報室(TEL06-6351-5105)まで
交通アクセス
周辺に有料パーキングはありますが、人出が多いので、JR・地下鉄のご利用をお勧めします。
近くの駅は
地下鉄谷町線・京阪本線「天満橋」駅下車(京阪東口・2号出口)徒歩約15分
JR東西線「大阪天満宮」駅下車(JR2号出口)徒歩約15分
JR東西線「大阪城北詰」駅下車(3号出口)徒歩約15分 です。
以下は禁止事項です。注意してください。
- 会場内での飲食禁止
- 会場内全面禁煙
- ロープ等で規制している区域への立ち入り禁止
- 自転車での入場禁止
- ペットの入場禁止
- 会場内での日傘や自撮り棒の使用禁止
多くの方がいらっしゃるので、皆さんが楽しめるよう、マナーを守って楽しみたいものです。
桜の種類と数
毎年「今年の花」というのが選ばれますが、昨年2019年の花は、「紅手毬(べにてまり)」」でした。たくさんの花が枝の先に密生して咲き、花全体が赤い手毬そっくりになるところから、この名が付けられたそうです。また、東京の荒川堤にあった品種の「御座の間匂(ござのまにおい)」もお目見えしました。
今年はどんな花が「今年の花」になるのか、新しいお目見えがあるのか。今から楽しみです!
ここの桜、種類は大半が八重桜で、関山、松月、楊貴妃ほか134の品種、338本です。広島造幣局が約220本ですから1.5倍以上の多さですね!
桜の種類は造幣局のホームページで見ることができます。
⇒観桜一覧表
来場者数は
来場者は、一昨年のデータまで公開されていますが、平成30年が49万9000人。最も多かった平成17年の約115万人には及びませんでしたが、それにしてもすごい人数ですね。広島は同じ日数で6〜7万人ですから、大阪の規模の大きさに圧倒されます。
土日は相当な混雑が予想されますから、可能な方は平日に行かれた方がゆっくり花を楽しめると思います。
桜の通り抜けの歴史
造幣局本局の桜の通り抜けは、明治16年(1883年)に始まりました。もう130年以上の、本当に歴史あるイベントなんですね。
明治16年。当時の局長さんは遠藤勤助という方だったそうですが、その遠藤局長さんが春に咲く桜の見事さに感銘を受け、「これを局員だけのものにしておくのはもったいない。住民の皆さんと共に楽しもう」と言われて、局の敷地内を一般市民に開放することにしたのだそうです。
造幣局の局長さんというとちょっと堅いイメージがするのですが、ずいぶん柔軟で、優しい局長さんがいらしたんですね。この局長さんのおかげで、今も多くの人が「通り抜け」を楽しめているのですね。ヽ(^o^)丿
他の造幣局の「桜の通り抜け」はどんなの?
造幣局は日本に3か所。大阪に本局、広島市とさいたま市に支局があります。(以前は東京・池袋に支局がありましたが、2016年10月、埼玉県さいたま市に移転しました)
広島支局では、記事中にも書きましたが「花のまわりみち」という名称で、大阪のと同じような「八重桜のお花見」があります。大阪に比べると規模は小さいですが、素敵な風情が味わえます。
さいたま支局では、工場見学や博物館見学はやっておりますが、桜の通り抜けのようなイベントは行われていません。桜の咲くこの時期に、お金ができる工程を見学されるのもよいのではないでしょうか。
(月〜金曜、第3水曜は博物館は休館。Tel.048-645-5899 9:00〜16:30)
広島もですが大阪の桜の通り抜けも、造幣局の周辺には露店が出て、買物や飲食ができます。桜見物とともにこれらもとても楽しいものです。
可憐なソメイヨシノの花の風情とはまた違い、八重桜のボリューム感、華麗さは素晴らしいものです。昼間も素敵ですし、ぼんぼりがともり始める夕暮れ、ライトアップされた夜の桜も素晴らしいです。
あなたも大阪の桜の通り抜け、ぜひ行ってみてください!
造幣局広島支局の「花のまわりみち」の記事はこちらをご覧ください
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