アクアネット広島の宮島口宮島航路(高速船)を体験!私の感想は

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アクアネット広島は、広島で観光用の高速船を運営している会社です。平和記念公園と宮島を結ぶ「ひろしま世界遺産航路」や、今は休止中ですが大型モールのマリーナホップから宮島に行く航路など、ユニークな航路を複数展開しています。

昨年の話になりますが、2022年5月、アクアネット広島が新しく「宮島口ー宮島」の航路をスタートさせるというニュースがありました。

宮島口から宮島といえば、従来「JR西日本宮島フェリー」と「宮島松大汽船」の2社でずっと長い間運営されてきました。そこに第三の会社が参入とは!
・・ということで、運行スタートから間もなく取材に行き、乗ってきました。

その後、忙しくなって記事にしないままでしたが、昨日「広島平和記念公園から宮島へ(ひろしま世界遺産航路の記事)」を書いたので、このタイミングであらためてその時の体験を書くことにしました。よろしければご覧ください。

※きのう書いたひろしま世界遺産航路の記事はこちら

目次

JR西日本宮島フェリー・宮島松大汽船に続き、第三の宮島口宮島航路が就航!

アクアネット広島の宮島口宮島の航路は2022年の5月21日スタートでした。私はその数日前にニュースで知って、長く2社がやっていたところに第三の航路ができたってどんな感じなんだろう?と強い興味がわきました。

そして実際に乗ったのが同年5月25日ですからスタートして5日目になりますね。

この航路の概要

まず、主な概要はこんな感じです。

航路宮島口ー宮島間(宮島は3号桟橋に到着)
料金大人片道400円、往復800円
所要時間5分
メリットアクアネット広島の「ひろしま世界遺産航路」を利用して宮島に来る人なら、100円プラスすることでこの宮島口ー宮島航路も乗れる(であればJR・松大汽船の180円より安い)。

後でも触れますが、先行している2社は片道180円なのに、片道400円はかなり高いことに驚かされました。

ですがそれはやはり「ひろしま世界遺産航路」があってのことだと思います。

この航路の実際の体験談をお伝えしつつ、せっかくの新規参入をより良く利用する方法を探ってみたいと思います。

宮島口の乗り場から乗船へ!

まずここが宮島口のフェリーターミナルです。宮島口まではJR山陽本線か広電宮島線で来ることになります。

宮島口フェリーターミナル

フェリーターミナルに入って、すぐをぐるっと左に回ったところが、アクアネット広島のチケット売り場になります。

私が宮島までの往復で買おうとすると、そこにお客さんの説明のためにいらしたアクアネット広島の方が、「高いですけど、いいですか?」とおっしゃいました。

確かに、アクアネット広島のこの航路、片道が400円なんです。往復で800円!JRや松大汽船が片道180円、往復でも360円なので、あまりの高さに正直びっくりはしました。

説明担当さん

高いですけど、いいですか?

マッキー

はい、いいですよ

ですが、ブログのための取材仕事ですから「いいですよ」と言って購入しました。

それにしても、デメリットもはっきりおっしゃるなんて、誠実な社員さんだなと思いましたよ。(^_^)

値段については、正直もう少しなんとかならないのかと思います。2倍もするのなら、誰もがJRや松大汽船に行くに決まってます。

ですが、おそらくこの宮島口宮島航路って、単独では考えられてないのだろうなと思います。ひろしま世界遺産航路とのセットの意味合いが強いのだろうと思います。それなら理解できます。(この点は後述します)

乗り場はJRや松大汽船とは異なり、ターミナルビルの左手に新設された「etto」という商業施設を抜けてその裏手になります。

「etto」の裏手は駐車スペースになっていて、その一画に乗り場がありました。(1年前なので今はもう少し雰囲気が変わっているかと思います)

乗り場で待っていると高速船がやってきました。

「りうぐう」(読みはりゅうぐうでしょうね)、定員が100名の高速船です。乗務員の方は2名でした。

カラフルなシートで快適な感じの客室内です。

室内もいい感じでしたが、せっかくなので風を感じたいし、乗務員さんに聞くと2階がデッキで出られるというので、私はすぐにそちらに出てみました。椅子がたくさんあって快適です。

そして走り出したら・・いやぁその速いのなんのって!

風がびゅんびゅんくるし、正直ちょっと怖いくらいでしたが・・(笑)。

で、その間カメラを回して動画を撮ってみました。ですが、5分ちょっとで到着!JRや松大汽船では10分くらいかかるのが、半分の時間です。

5分ほどの短い動画ですがアップしましたので、よろしかったらご覧ください。ただ、波をずっと見ていると船酔いしそうなのでご注意くださいね(汗)。(^^;

到着したのはJRや松大汽船の宮島桟橋ではなく、そこからちょっとだけ離れた「宮島3号桟橋」となります。

勉強不足だったのですが、アクアネット広島の「ひろしま世界遺産航路」や瀬戸内シーラインの呉港に行く航路などもここから発着するようです。

宮島桟橋に比べるとかなり小さく地味ですが、結構活躍している桟橋なんですね。

アクアネット広島「宮島口宮島航路」に乗ってみた感想

は、速い・・・

高速船ってこんなに速かったのかと思うくらい、めちゃくちゃ速かったです(笑)。デッキにいるとちょっと怖い(笑)。

この感覚はJRや松大汽船のフェリーでは絶対に味わえないですね。

とはいえ、10分だって短い時間ですし、宮島に行くのにそこまで速く行く意味があるのか、と言われればそれまでですが・・。

やはり料金設定が気になる・・・

アクアネット広島の方とお話したわけではないので私の想像だけですが・・

同じところを走るのに、他2社が180円のところ、こちらで400円というのは、単純に勝負にならないわけで、これは明らかに会社として、このルート単独では考えていないということだと思います。

マッキー

いくら速くて気持ちよくても、これだけ価格差があればお客さんは厳しいですよね

ここで出てくるのが「ひろしま世界遺産航路」とのリンクです。

「ひろしま世界遺産航路」を利用して平和公園から宮島に来る人なら、100円プラスすることでこの宮島口宮島航路も乗れる

ということは、宮島口ー宮島間が100円で、JRと松大汽船の180円より80円安いことになりますね。

ですが、次に思うことが、

マッキー

平和記念公園 → 宮島 → (帰り)平和記念公園  ではなく、
平和記念公園 → 宮島 → 宮島口 と行く人っているのかな?

ということです。

ここについては私はよくわかりませんが、JR山陽本線で宮島口から広島駅まで30分程度ですから、

平和記念公園観光 → 宮島観光 →(宮島口を経由して)JR広島駅 → 新幹線で他所へ移動
あるいはJRの下りで
平和記念公園観光 → 宮島観光 →(宮島口を経由して)岩国観光

などのパターンは十分考えられます。案外多いかもしれません。それなら納得です。

「ひろしま世界遺産航路」は海外の方を中心に人気が高いようですが、やはりそういうルートも含めての「セット」が多いのかな、と思いました。

待合所で観光客の方にお話をお聞きしました

どなたか利用者の方にお話が聞けないかなと思っていたところ、待合所に、東南アジアからの旅行者さんと思えるカップルの方がいらっしゃいました。お二人と少しお話ができました。

マッキー

これから宮島口ですか?それとも平和公園ですか?

観光客さん男性

平和公園です。公園の近くに宿をとっているので戻ります。

マッキー

平和公園なら宮島口経由で市内電車でも行けますし、その方が安いですが、船なんですか?

観光客さん女性

この船は直接すぐそばに行ってくれるからその方がいいんです。

観光客さん男性

それに、人が多いのは(新型コロナが)ちょっと怖いしね。

この時は新型コロナが少し落ち着いてきたとはいえ、まだまだ皆が恐れていた頃でした。確かにJRや松大汽船のフェリーはいつもかなり混みますし、市内電車も気になるのはわかります。

ひろしま世界遺産航路も混む時は混むでしょうけど、このお二人の気持ちは分かる気がしました。

残念ながら宮島からアクアネット広島の便で宮島口に行く人にはお会いできませんでした。

まとめ この航路をどう使えば良い?

価格設定については今もやはり不思議な気がして、機会があればアクアネット広島の方にお聞きしてみたい気はします。

ですが「この航路はひろしま世界遺産航路のオプション」と考えたら、メリットと利用法が見えてきます。

例えば…

平和記念公園近くのホテルに泊まって、
→朝から資料館や慰霊碑などを見る
→ひろしま世界遺産航路で宮島へ
→半日宮島を楽しんで夕方に船で宮島口へ移動
→宮島口からJRで広島駅へ。広島駅のレストラン街で夕飯を・・

みたいな楽しみ方もあると思います。乗り換えは少ないですし、費用的にも良いと思います。

JR西日本宮島フェリーや松大汽船はいつも人が多く、特に修学旅行の生徒たちと重なるとものすごく混みます。それと比べればアクアネット広島の方は空いていると思われます。ゆったりと空いた中で行ける(帰れる)というのもメリットです。

宮島へは、今回ご紹介したアクアネット広島の便以外にも、JR西日本宮島フェリー、宮島松大汽船、瀬戸内海汽船などが就航しています。あなたのプランにあったところを選んで、広島旅行を楽しんでください!

アクアネット広島の公式サイト
JR西日本宮島フェリーの公式サイト
宮島松大汽船の公式サイト
瀬戸内海汽船の公式サイト

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