御朱印帳の使い方とマナー!取り扱いや保管はどうすればいい?

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私が御朱印に興味を持ってから8年が経ちました。

特に信仰心が強いわけではないのですが、神社やお寺のあの独特の澄んだ空気がとても好きで、よく行きます。「心が洗われる」と言いますが本当にそうだなと思えます。

そして新しい神社やお寺で、御朱印をいただけるときにはいただきます。それぞれの御朱印に味わいがありますし、家に帰ってから見ることで、その時を思い出すこともできます。

好きが高じて、御朱印の専門ブログ『御朱印LOVE!』を立ち上げ運営しておりますが、この『お役立ちCLIP』でも引き続き御朱印関連記事は書いていこうと思います。

そして御朱印帳も大好きです。特に神社やお寺で独自に作って頒布(販売)している御朱印帳は、それぞれの工夫されたデザインが美しく、一期一会という思いもあって、ついつい買ってきてしまいます。(*^o^*)

(左:広島県・厳島神社の御朱印帳、右:京都府・金戒光明寺の御朱印帳)

さて、この記事では、御朱印帳の基本的な使い方やマナーなどについてまとめます。

御朱印帳を初めて買ってみたという方は、実際にどう使うのか、どう扱ったらいいのか、不安もあると思います。その辺をできるだけ詳しくお伝えします。

御朱印帳が購入できる場所や基礎知識については、こちらの記事にまとめましたので、併せてご参照ください。

目次

御朱印帳の使い方の基本

具体的なことはこの後いろいろお伝えしますが、基本としては・・・

  • 御朱印帳は神様仏様に繋がる、ありがたいものと考えて、大事に丁寧に扱う
  • 御朱印をいただく時には、神社やお寺の方に要らぬお手間を取らさない、また失礼なことをしない
  • 1、2が守られていれば、あとは難しく考えず、愛用する

という3つだろうと思います。

御朱印帳は大事に丁寧に扱うもの。と同時に、しばしば持ち歩き愛用するものでもあります。その辺を踏まえて楽しんで使っていきましょう。

表紙や箱が木で作られた特別な御朱印帳(京都府・北野天満宮)

以下、「御朱印帳を購入した時」「御朱印帳を持ち運ぶ時」「御朱印帳の保管の仕方」「その他、使い方に関するよくあるご質問」と4つに分けてお伝えします。

御朱印帳の使い方〜購入した時

表書きや自分の名前はどう書くか

表紙に細長く白い和紙が貼ってある御朱印帳がよくあります。私も2つ持っています。
ここには通常、「御朱印帳(御朱印帖)」などと筆書きします。
写真は千葉県の那古寺で御朱印帳を購入した際に、表紙に書いていただいたものです。

表紙に書いてもらった
表紙に「御朱印帳」と書いてもらった例(千葉県・那古寺)

また、紛失防止の目的や、授与所での間違いを避けるために、表紙の裏や裏表紙の裏に自分の住所や名前を書くのも良い方法です。

表紙の裏
表紙の裏に名前を書いてもらいました(千葉県・那古寺)

そしてこれは通常、筆と墨で書きます。書道に自信の無い人は、お寺や神社で購入したら、その場でお願いして書いていただくという方法もあります。

ただ、これば場所次第で、断られるケースもあるので注意してください。私もお願いできたときと、ダメだった時があります。もし断られても無理は言わないようにしてくださいね。

神社やお寺で御朱印帳を買ったら、1ページ目にそこの御朱印をいただくべきか?

神社やお寺で、綺麗な御朱印帳があって、購入された方も多いと思います。そういう時、購入と同時にそこの御朱印をいただくのがマナーだろうか?と思われると思います。

・・これは、私はどちらでも良いと思います。

もしそこの御朱印もいただこうと思ったのなら、同時に書いていただくのが自然でスマートです。
でも、今使っている御朱印帳の続きで書いていただきたいと思うこともあります。その時は御朱印帳だけをいただいてもなんら問題ありません。

私は御朱印帳集めも趣味のようなところがあり、何も書いていない御朱印帳もたくさん持ってますよ(笑)

御朱印をいただく時の、御朱印帳の使い方とマナー

これは、冒頭2で書いた「神社やお寺の方へ要らぬお手間をかけないこと、失礼にならないこと」につきます。

ビニールがついている場合は外し、紐は緩めてお出しする

汚れ防止のビニールですが、つけたままでもマナー違反というほどではないと思いますが、やはりビニールが付いていると開け閉めする時に、少し煩雑になりますので外してお渡しするのが丁寧です。

ビニール付きの御朱印帳(山形県・立石寺)


また、紐で綴ってあるタイプの御朱印帳は、紐を緩めて平たくできるようにしてお出しするのがマナーです。

書いていただくところを出してお出しする

通常は前の次にいただきますから、「続きでお願いします」と言えばいいようなものですが、やはり、ここにという場所を開いて「こちらにお願いします」と言うのがマナーです。

小銭を用意し、待っている間は静かに待つこと

これは御朱印帳の話ではありませんが、御朱印の代金をお渡しするのはなるべくあちらにお手間がかからぬよう、小銭を用意しておくのがマナー。また、待っている間は静かに心を整えてお待ちするのが良いです。

(小銭を用意していた方がいいのですが、もし小銭がなかった場合は、お札でおつりをもらって構いません。小銭がないから御朱印をいただけないということはありません)

御朱印帳を授与所に預けてからお参りもOK

参拝者が多い寺社の場合だと、御朱印帳を預けてから待つまでが少し長くかかることもあります。そういうところでは「もしご参拝がまだでしたらこの間にどうぞ」と言われることも多いです。

まず授与所に御朱印帳を預けてから参拝するのもマナー違反ではありませんので、場所によってはそういう順番にしてください。

御朱印帳を預ける時に自分から「これからお参りしてきますので帰りに寄らせていただきます」と言って、参拝してくるのもOKです。

3. 御朱印帳を持ち運ぶ時の使い方とマナー

ビニールが付いている御朱印帳はかけておく

最近は汚れを防止できるビニールが付いている御朱印帳も多くなりました。そういう御朱印帳であれば、普段はしっかりビニールをかけた状態にしておきましょう。万一の汚れへの対策になります。

御朱印帳袋を使おう

御朱印帳を入れ持ち運ぶための、布製の「御朱印帳袋」というものがあります。バッグ等にに入れて持ち歩く際も、なるべく専用の御朱印帳袋に入れた上で、バッグに入れましょう。

御朱印帳袋は

  • 神社やお寺でオリジナルなものを販売しているケース
  • 御朱印帳の専門店で購入する
  • amazonや大手文具店で購入する
  • 自分で作る

などがあります。
もちろん最後の「自分で作る」でも全然OKですよ。

ちなみに写真は私が使っている、福岡県・到津八幡神社で買ったものです。

御朱印帳袋
御朱印帳袋(福岡県・到津八幡神社)

御朱印帳袋を使うことで、大切な御朱印帳を保護することができますので、ぜひ使ってください。

Amazonの御朱印帳袋の検索ページは ⇒ こちら

それと、私もよく利用させていただく、御朱印帳・御朱印帳袋の専門店を2店、ご紹介しておきます。

3.御朱印帳の保管の仕方

貴重品と同じ扱いを

家で保管する仕方ですが、御朱印帳は神様や仏様との大事なつながりの証と考えたいもの。そう思えばやはり大切に保管したいものです。

神棚があるお家では箱に入れて神棚に置いておく、あるいは仏壇の引き出しに入れておく、などが一般的に良いとされています。

とはいえ、最近では神棚も仏壇もないお家も少なくないと思います。そういうお家では、貴重品と同じような扱いをすればいいです。

宝石や、権利証書など、大事なものはどうされてますか。そういうものを保管する、貴重品入れがあればそこに入れておくのがいいですね。

同時に、身近なものとして愛用しよう

で・・ここからは私の個人的な意見ですが・・ もちろんそれらの「貴重なものとして大切に扱う」ことは当然とした上で、「身近に愛用する」というのも大事ではないでしょうか。

時々御朱印帳や御朱印を眺めて楽しむ。いただいた時のこと、その神社やお寺の風景を思い出す。そんな楽しみ方も素敵だし、私は大事にしたいと思っています。

御朱印帳を神様仏様につながるものとして大切にしつつ、生活の一部、趣味の一部として親しく楽しむ・・その方が神様仏様もお喜びになるのではないでしょうか。

裏表を使う
裏表が使ってあるのがわかりますか?

4.その他、使い方に関するよくあるご質問

Q. 蛇腹の御朱印帳で、片方の面が終わった後、裏は使えるの?

これは、もちろん裏も使えます。裏を使うと失礼ということは全くありません。
そのためにも御朱印帳に使われる紙は、裏写りのしない厚手の和紙が使われます。

Q. 表紙の裏は使うの?使わないの?

表紙の裏(厚い台紙の部分)、裏表紙の裏(同じく)は、通常、御朱印は書かずに白のままにします。

表紙裏は使わない
表紙の裏側。通常は白のままで使用しません。


ただ『1.御朱印帳を購入したら』でお伝えしましたように、表紙の裏や裏表紙の裏に、自分の名前や住所を書くことはあります。

Q. 途中を1ページ飛ばして書いてもらってもいいの?

通常は続きで書いてもらいますが、もちろんどこに書いてもらうかは自由です。私もかつて一度ありました。

御朱印をいただいたあと、気づいたら隣のページが墨で汚れていたんです。次の神社で、さすがにそこに書いていただくのが申し訳なく、その次のページにお願いしました。

ページを汚すことは滅多にないとは思いますが、そんなケースでは、もちろん汚れたページを飛ばしてその次に書いていただけばOKです。

Q. 書き置きの御朱印をいただいた時はどうすればいい?

有名な神社やお寺で土日などとても人が混む時、事前に御朱印帳の大きさの和紙に書いたものを用意してあって、それをいただくことがあります。逆に、普段専任の方が常駐されていない小さな神社でも置いてあることがあります。

そんな「書き置きの御朱印」をいただいたらどうすればいいでしょう。

これは、普通に糊などで御朱印帳の続きのところに貼ればいいです。両面テープでも良いでしょうけど、つれないように注意が必要です。私は一般的な市販の糊で貼っています。

ただ、御朱印帳はスクラップ帳ではありませんから、御朱印を書いていただくか、書き置きの御朱印を貼るかだけで、それ以外の資料などを貼ったり、スタンプを押したりするのはNGですよ。

Q. 御朱印帳を持っていなかった時はどうすればいい?

神社やお寺に参拝したけどうっかり御朱印帳を忘れてしまった、なんて時もあると思います。そういう時は、授与所で「御朱印帳がないんですが、いただくことはできますか?」と訊いてみてください。

多くのところでは、そういう参拝者のために、御朱印帳サイズの和紙を用意してくれています。そこに書いてもらって、持ち帰ってから貼れば大丈夫です。

ただ、そういうことをしていない神社やお寺もたくさんあります。その場合は残念ですがいただくことはできません。

手元のノートやチラシの裏に書いていただくというわけにはいきませんので、そういう場合はまた次の機会にということになります。そんな残念なことにならないように、お参りに行く時には御朱印帳は忘れずに持って行きたいものです。

旅行で行った先で、「素敵だな!」と思う御朱印帳に出会った時は、買って行かれるのもいいのではと思います。次の機会というのもなかなか難しいかもしれませんし。(だいたい1,000円〜1,500円程度です。)

終わりに

私が思う、御朱印帳の使い方やマナーはこれくらいです。読者の方で「これが抜けてるよ」とか「こういうことってどうなの?」というのがあれば、ぜひお知らせいただけるとありがたいです。

基本的には、神様仏様へ繋がるものとして大切に扱うこと担当の方の手間やご迷惑にならないようにすることそしてマナーを守った上で、どんどん持ち歩き、愛用することだと思います。

ちなみに私、『御朱印帳集めも趣味』と書きましたが、オリジナルの御朱印帳を作られてる神社・お寺は思いのほか多いです。
どこもデザインを工夫されていて、美しいものがたくさんありますよ。どんどん欲しくなってしまいます(笑)

マッキー

どうぞこれからも御朱印や御朱印帳を楽しんでくださいね!

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