社交ダンスを続けていって、目標を持ちたいと思った時、そこには「デモ」と「競技」という2つが出てくると思います。(メダルテストを頑張りたいとか、パーティーで楽しく踊りたいというのもありますが・・)
この記事では、競技ダンスをやってみたいと思われる方に、パートナー探しの方法と、競技をするための費用についてお伝えしたいと思います。
ちなみに私は今、社交ダンス歴10年ほどになりますが、始めて3年ほど経った頃、1年半ほど競技をやりました。
何度か試合に出ましたが、私もパートナーの女性もまだまだダンスが上手でなく、頑張れなかったし、彼女の仕事が忙しくなったのを機に解消。それからは競技はやっておりません。
ただ、現役の競技選手の方とおつき合いはありますし、いろんな形で競技生活のことを聞く機会はあります。
競技の世界というのは大変厳しいですが、競技選手というのはある意味アマチュアダンサーの最高峰で、やりがいのあるものです。気持ちのある方はぜひチャレンジしてみてほしいです。
では、競技ダンスをどうやって始めるか・・・。競技ダンスを始めるに当たって最も大事で最も難しいのが相方探しです。
一般に、ペアの男性側を「リーダー」、女性側を「パートナー」と言いますが、このリーダー探し、パートナー探しが本当に大変です。よく「ダンスの相手を探すのは結婚相手を探すより難しい」と言われますが、私もそう思います。(^_^;
リーダー、パートナーをどうやって探すか
リーダーさん、パートナーさんを探す方法は、主に以下の3つです。
- 先生に探してもらう
- ダンス仲間の紹介
- ダンス雑誌の募集欄
それぞれ少し詳しくお話しします。
1)先生に探してもらう
現在ついている先生に「競技をやりたい」旨伝えておくと、先生の方で相手を探してくれます。先生同士の繋がりもありますし、身長や性格を考えて、この人はどうか、という人を紹介してくれます。
私の場合は、競技をやりたいと言ったわけではありませんが、先生の紹介という意味ではこれに近いです。
- 長所
先生の紹介だと、その後のレッスンなどがスムーズに行くのでいいと思います。 - 短所
万一うまくいかなくなった時に、先生にお世話になった手前、言いにくかったりするかもしれません。
2)ダンス仲間の紹介
1)と同様に、ダンス仲間や先輩に声をかけておくと、同じように相手を探している人の情報があったときに紹介してくれます。
- 長所
多くの人に声をかけておけば、候補者が複数現れる可能性があります。 - 短所
どちらの先生の下でレッスンするかという問題は出るかも知れません。
また、こちらも万一うまくいかなくなったときに、間に立ってくれた方との関係が悪くならなければいいのですが。
3)ダンス雑誌の募集欄
「ダンスファン」「ダンスビュウ」などの社交ダンス専門誌にはリーダーさん募集・パートナーさん募集のページがあります。
募集したい人はそこに投稿し、連絡を待つか、その欄を見てこの人はいいかなというところに連絡をします。
「ダンスお見合い」とよく言われます。良さそうな人がいれば直接連絡をとりあい、実際に会って話をしたり、少し踊ってみたりして、一緒にやっていけるかどうか互いに確かめます。ウマが合うようでしたらペアを組むことにします。
これは今もよく行われています。
- 長所
多くの人の中から選ぶことができます。
万一うまくいかなくなっても誰にも遠慮なく解消できます。 - 短所
間に立つ人がいない分、トラブルになった場合に問題が大きくなる可能性は否めません。
良くも悪くも、賭けのような一面があるとは思います。
競技ダンスの相手を選ぶポイント
相手を選ぶ時のポイントは多岐にわたります。
- 理想とするダンスの考え方が合うかどうか
- 競技ダンスに対する情熱が合うかどうか
- 練習時間が合うかどうか
- 性格が合うかどうか
- 費用の負担の考え方がどうか
- 既婚者や恋人のいる人ならそういう人の理解があるかどうか
- 身長や見た目のバランス
- 現在のダンス技術のバランス
- 住んでいる場所が遠過ぎないか
- 遠方の試合にでも行く気持ちがあるかどうか
特に最初の、理想のダンスの考え方や、競技ダンスに対する情熱の部分はとても大事なことで、これが合わないとどんなに頑張ってもうまくいきません。
また、奥さまやだんな様、ステディな彼氏彼女がいる人はその人の理解も欠かせません。
プロはもちろん、アマチュアの皆さんも真剣にされています。その多くは完全にダンス中心の生活をされています。その辺の感覚も合う方がいいのは言うまでもありません。
競技ダンスの費用
私が所属していたのはJBDFという団体です。日本にはそれ以外にもJSC、JDCなどいくつかの競技ダンスの団体があります。
競技ダンスはデモに比べると費用はそれほどかかりません。
- 選手登録費(団体に払うもの:ペアで1年1万円だったと思います)
- 試合の参加費(団体によって違うと思います。私の時は確か1種目5000円だったと思います)
- 試合会場までの交通や軽食などの費用
- ヘアメイク…自分でする人も多いです
- ドレス…選手の人は自前でドレスを持っている方が多いですが、もちろんレンタルもできます
あと練習の時の費用としては
- ペアレッスン費(ペアレッスンを受ける場合)
- 貸練習場の料金(練習場を使う場合)
などです。
費用をどうするかは2人でよく話し合えば良いのですが、折半にするのが長く続くコツではないでしょうか。
そして私生活のパートナーがいる人はその方の理解を得ることが本当に大切です。変に誤解されたり嫉妬されたりというトラブルは少なくありません。
競技ダンスをする人は上昇志向が強く、ダンスを徹底的に追求するタイプの人が多いです。自分に対しても相手に対しても厳しい人が多く、良いダンスを目指すゆえの喧嘩も少なくありません。
あなたがもし競技ダンスを始めたいと思われるなら、候補者の方とよくよくお話しされ、踊ってみて、ペアを組んでくださいね。
性格が合い、ダンスもダンスの考え方も合うお相手というのはなかなか難しいですが、いい人に巡り合えば、一緒にどんどん上が目指せます。大変ですがやりがいのある世界でもあります。どうぞ頑張ってください!
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