【2016年7月公開の記事です。現在いろいろ変更になっている可能性がありますがご了承ください】
前の記事で四条河原町のナインアワーズ京都に泊まった記事を書きました。次の夜は京都駅に比較的近い「カプセル旅館京都」というところに泊まりました。この記事ではその時のことを書き、ここをご紹介したいと思います。
ネットで調べましたら、ここは珍しい和風カプセルホテルで、畳敷きのカプセルだと書いてありました。
畳敷きのカプセル?なにそれ?(笑)。そんなカプセルホテルは聞いたことがありません。興味深々で予約してみました。
カプセル旅館京都ってどんなところ?
それでは項目に分けて、説明と感想を書いていきます。
場所はどこ?
JR京都駅の近くです。まぁ近くと言っても歩いて10分ちょっとはかかりますが・・。
京都駅の八条口(北口)を出て北西方向、西本願寺の方を目指します。
「七条通」と「堀川通」の交差点の近くに、目的の「カプセル旅館京都」がありました。
西本願寺や龍谷大学の文学部校舎にも近い、便利な場所です。
ビル自体は大きくありませんが、瓦屋根風にしていたり、外から見ても和風な雰囲気がすごくしました。
やたらに英語の表記や温故知新の大きな文字があり、ちょっと普通のカプセルホテルとは違う印象が漂っていました。
チェックインは? 舞妓アンドロイドにびっくり(笑)
入ったところにちょっとしたスペースがあり、そこがフロントでした。でも最初は誰もいらっしゃらず戸惑いました。
あと、いきなり等身大の舞妓さんの人形があって、これにもびっくり。後で知りましたが「舞妓アンドロイド」というのだそうで、英語でしゃべるようです(聴きませんでしたが・・)。
しばらく待っていると、管理人と思われる男性が来られて、チェックインしました。こちらのシステム、施設の説明、近所のお店や深夜出入りする時の説明などを、細かく説明してくださいました。
この写真は部屋の奥からフロントの方を写したもの。正面奥が道路と入口。右手、格子の向こうがフロントです。
館内はどんな?
フロントを奥に進むと、ロビーというかリビングのようなスペースがあります。そこにソファセット、そしてその隣に大きなテーブルが置いてあります。逆側には自由に使えるパソコンも置いてありました。
共同で使う冷蔵庫とキッチンがあります。
この辺はいわゆる「ゲストハウス」と呼ばれる宿泊施設と同じ形式ですね。予約する時にはカプセルホテルという分類でしたが、むしろゲストハウスに近い感じだなと思いました。
いわゆるゲストハウスの多くが外国からの観光客を主としていますが、こちらも置いてある雑誌やガイド本は全部英語のものばかり。壁にも英語で書かれたチラシがたくさん貼ってありました。当日も外国からの方をだいぶ見ました。
KIMONO TRY! 着物にトライしてみよう と書いてあります。
こちらの女性がまさにそんな着物トライの外国人女性でした。京都に来て、着物を着られるのはきっと嬉しいですよね。
カプセルルームの設備はどんな?
案内されたのは1階で、部屋にカプセルが8つでした。これは一般にカプセルホテルは1フロアに何十とカプセルが並んでいるのに比べて、極めて少ないです。
この「1部屋にカプセルが8つ」というのはネットで予約する時にわかっていました。人数が少ないことで静かで落ち着ける・・と思っていたのですが・・・。私としては、ちょっと逆でした(汗)
人数が少なく、またカプセルが割に接近していることもあって、妙に周りを意識してしまいます。寝るところはカプセルでしたが、横(長辺)側がロールスクリーンになっていて薄い面積が大きいこともあり、いつも以上に、物音を立てることに神経質になってしまいました。
ちなみに女性専用フロアはありません。女性の方も混合と思われます。
カプセルはこんな感じです。ぱっと見、障子のような雰囲気。中も確かに床は畳張りで、天井も木のような雰囲気。全体に和の雰囲気がとてもあって、きっと外国からの方には喜ばれるだろうなと思います。
床が畳張りです。
テレビもついていましたが、イヤホンが無かったのでほとんど見ていません。これはフロントで借りるのかな?
あと、各々の荷物を入れる大きいロッカーが室内にあります。普通カプセルホテルでは物音が立ちやすいロッカールームは、全く別のところにありますがここは寝るところのそばにあってちょっとびっくりでした。
さらに、ロックは南京錠をかけるので、ガチャガチャと大きい音がして、それもかなり気になりました。
こちらは1Fに2箇所シャワールームがあります。他のフロアにあるのかどうかよくわかりませんでしたが、私は近くて快適でした。お風呂はありませんが、まぁこれで十分です。
ゲストハウスとの中間の施設?
ゲストハウスは主として海外からのお客さんを主に、安い宿泊を提供。ベッドは2段ベッドなどで男女混合が多い。宿泊客同士の交流も目的の一つとしていて、リビングには大きなテーブルや簡易キッチンがあり、皆でそこでくつろいだり話をしたりする・・・
そんな感じですが、ここは、寝るところがカプセルですが、それ以外はゲストハウスといった感じです。実際、その日泊まっている人も外国の方が多かったし、連泊の方もいらっしゃるようでした。
そう考えれば、舞妓アンドロイドがお出迎えするのも、英語の表記も、畳のカプセルも、外国の方に受けるという点で、非常に納得できます。
一般的なカプセルホテルをイメージしているとかなり違う感じがします。(^_^;
ちなみにキッチンでは自由にお湯を沸かし、コーヒーや紅茶が無料でいただけます。連泊の方向けに、洗濯機や乾燥機もあります。
夜の外出は?
一旦チェックインした後は、外出自由です。他のところのように鍵をフロントに預けるということもありません。フロントの方もある時間になると(23時と言われたかな?)管理人室に戻られ、フロントは誰もいなくなり、別の出口から鍵を使って出入りするようです。この辺も一般のカプセルホテルとだいぶ違う感覚です。
近くに食事するところは多くはありませんが、丼物のお店や焼肉屋さん、そしてコンビニがあります。特に困ることはありません。
料金は?
2,900円でした。ホームページには3,500円と書いてありますが、曜日とか季節の関係かな?料金は安くてありがたいですね。
料金は高くなりますが、カプセルは苦手という人のために、シャワーやトイレもついた個室もあります。空いてるかどうかということと、料金が5,000円くらい(かそれ以上)するようなので、そこをどう考えるかですね。
私はカプセルホテルは高くても4,000円までがいいところだろうと思っていますので・・。
総合評価
シャワーも完備してますし、いろいろ面食らうことはありましたが(笑)基本的なものは全部揃っています。
カプセルルームは周りの気配や自分が音を出すことに非常に気を遣ってしまいましたが、そこが気にならない人ならいいと思います。総合点をつけるとすれば、70点くらいでしょうか・・。
なにしろ値段が安いですし、JR京都駅から徒歩10分ちょっとということを考えると、京都で動く拠点として悪くはありません。また来てもいいと思いました。
ちょっと独特ではありますが、和風カプセルという面白さはとても感じました。(*^_^*)
DATA
店 名:カプセル旅館京都
住 所:京都市下京区土橋町204
電 話:075-344-1510
交 通:JR京都駅 八条口(北口)から歩いて10分
ホームページ:http://www.capsule-ryokan-kyoto.com/jp/index.html
カプセルホテルのレビューや利用する際のいろいろなことを書いています。「記事一覧」ではカプセルホテル関連の全ての記事を一覧でき、各記事に飛べます。よろしければご覧ください。
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