実家にいる、うちの奥さんが、寒天とゼラチンを使ったデザート作りにはまっています。
最近作ったものはこんな感じ。(*^^*)
本人「簡単だよ」と言っていましたが、こういうことが全くできない私にはすごい!と思えます。寒天・ゼラチン、いろいろなものに利用できて、いいですね!
寒天は水分をたくさん含みますから、高齢のお義母さんの水分補給にも良さそうだし、ゼラチンはアンチエイジングにいいとか。自分でも作ってみようかな・・・。
で、この、寒天とゼラチン。
どちらもプルンとして似ているけど、どう違うのでしょうか。
また、お互いに代用が効くのでしょうか。
最近少し太り気味な私は、カロリーも気になりました(笑)。
・・・ということで、今回その辺を調べてみました。
まず主な違いを比較してみました
寒天 | ゼラチン | |
---|---|---|
素材 | テングサ(天草)、オゴノリなどの紅藻類の粘液質を凍結・乾燥したもの | 動物の皮膚や骨、腱などの結合組織の主成分であるコラーゲンに熱を加え、抽出したもの |
主な成分 | 食物繊維が多い | タンパク質が主成分 |
口当たり | 歯ごたえある口当たり | とろっとなめらかな口当たり、ぷるぷる感 |
口に入れて溶けるか | 口に入れてもすぐには溶けない | 口の中の温度で溶ける |
味 | 無味 | 無味 |
カロリー | カロリーゼロ | 低カロリー |
固まる温度 | 40℃ほどでゆっくり固まる | 13℃で固まるが室温で溶ける |
固まり方 | 一度沸騰させ溶かして使う作った後、常温でも溶けない | 沸騰させてしまうと固まりにくくなる作った後あまり高温でおくと溶けるので冷蔵庫に入れておく |
使用例 | 淡雪かん | コーヒーゼリー |
以下、表と少しダブりますが、補足説明し、まとめておきます。
- 寒天
-
・原料はテングサ、オゴノリなどの海藻で、主成分は食物繊維
・触感は固めでコシがある。口に入れても溶けない
・粉末を水に入れしっかり沸騰させて溶かす。40℃くらいで固まってきて一度固まると熱を加えても溶けない
・主な用途:ゼリー、水ようかん、杏仁豆腐、牛乳かん、コーヒー、寒天煮こごり など
- ゼラチン
-
・原料は動物の骨や皮から抽出した成分で、主成分はたんぱく質
・触感はぷるぷると柔らかい。口に入れると溶ける
・基本的には水でふやかす。一度沸騰させてしまうと固まらなくなるので注意。13℃で固まるが、冷蔵庫で冷やす方が良い(常温では溶ける)
・主な用途:ゼリー、ムース、プリン、食べ物を固めたりシチューなどの隠し味にも
寒天とゼラチンのカロリーを比較してみました
寒天はカロリーゼロ
寒天は100gで3kcalでほぼカロリーゼロと言ってもいい食材です。食物繊維が豊富で便秘にもよく、ダイエットにはかなり向いた食材といえます。「寒天ダイエット」も有名ですね。
ゼラチンは低カロリー
ゼラチンは高カロリーと聞いていました。調べると、ゼラチンは100gで344kcalあります。なので確かに高カロリー … という気がしましたが、ゼリー1個(60g)に使うゼラチン量では 約5kcalとなり、決して高カロリーではありません。
たんぱく質が多く、脂質、炭水化物がほとんど含まれないのでダイエット目的でも大丈夫。ただし甘味料には注意が必要です。
カロリーコントロールしたい方は寒天に軍配があがりますが、ゼラチンも十分低カロリーですね。
引き分け♪
栄養成分を比較してみました
寒天の食物繊維はお通じを良くするだけでなく、不要なコレステロールを体外に排出する効果もあり、血糖値を下げる作用もあります。特に中年以降の方にはいいところが多いです。
ゼラチンのコラーゲンはいわゆる「肌ぷるぷる」といわれるもので、新陳代謝を促進し体を若々しく保つ効果があります。コラーゲンは低脂肪ですから、こちらも特に中年以降には良さそうです。
効果はそれぞれという感じですが、両方いいですね!
寒天で作る料理をゼラチンで代用できる?その逆は?
両方ともぷるんとしたゼリー系の食材ですから、ある程度代用が効きます。
ただし全ての料理で可能というわけではありません。
一番の問題は、それぞれの固まる温度。
ゼラチンは13℃で固まりますが常温では再び溶けます。なので、固まらせるなら冷たい料理に使うのが原則。
温かい野菜スープに混ぜたりするなら、どちらもいけます。
それから、触感の違いは必ず出てきます。
寒天はしっかりした口当たりがありますが、ゼラチンを使うと、とろんとなめらかになります。代用する時にはここも注意が必要です。
どちらもそれぞれ美味しいデザートが作れます。
うちの奥さんもはまっているようですが(笑)どうぞ皆さんも工夫して楽しんでくださいね!
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