喪中の時は初詣に行ってはいけない?喪中のお正月はどう過ごす?

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今年のはじめ、奥さんのお父さんが亡くなり、半年が経ちました。

もう4か月ほどすると正月がきますが、今年は喪中はがきを出さないといけないなぁと思いました。

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ふと思いました。

もしかして、喪中ということで、初詣も行っちゃいけないのかな。

喪中の時に迎えたお正月って、そもそも何が良くて何がしちゃいけないんだろ。

そんな疑問が湧いて、いろいろ調べてみました。

目次

そもそも喪中ってなに?期間はいつまで?

そもそも喪中ってなんでしょう。

漠然とですが、「喪中は亡くなってから丸1年」と思っていたんですけど・・・?

どうもそれ自体が認識が違うようです。

喪中と別に「忌中(きちゅう)」ということがあります。

仏教では四十九日(七七忌)までを「忌中」とし、四十九日法要をもって忌明け(忌中の終了)とされます。この期間は特に慶び事を避け、慎ましやかに生活するようにとされています。

また、神道では五十日祭の翌日に行われる「清祓いの儀」というものを行い、それをもって忌明けとします。

それに対して、「喪中」は特に宗教的な意味のあることではありません。

「1年間」というのも俗にそう言われてきただけです。

明治のはじめに出された「太政官布告」という法律で喪中の期間が規定されていましたが、それにしてももっと短い期間でしたし、とっくに廃止されています。

喪中はがきを出したら正月はやらない、出さなければ普通の正月を

近い方が亡くなられた後の正月を喪に服すかどうかというのはその人の心の問題です。

亡くなられてかなり時間が経っていて、もう気持ちの整理もついていれば、年賀状も普通にしていいし、当然、初詣も正月のいろんなことも堂々とやっていいのです。

年の後半に亡くなられた方だと、3か月4か月ではまだまだ気持ちが戻らないこともあるでしょう。

そういう人はそのまま喪に服して、年賀状も欠礼する。そして、当然、おせちや松飾りなど正月のお祝いごと、飾り付けもしない、ということになります。

お正月、喪に服す人は、こんな感じになります。

年賀状 ⇒ 年内早めに欠礼状(喪中はがき)を出し、年賀状は出さない
正月飾り、松飾り、おせち、お雑煮 ⇒ なし
おめでとうございます の言葉 ⇒ なし
お年玉 ⇒ なし

ただし子どもが楽しみにしている場合もあるでしょうから、場合によってはよいとされます。気になれば「お小遣い」としてもいいでしょう。

初 詣 ⇒ 行ってよい。気になる人はお墓に参る。

初詣はめでたいこと?

正月の行事のなかでも初詣はちょっと違う要素があります。

初詣には皆笑顔で「おめでとうございます」と言って参拝しますから、初詣=おめでたいこと=喪中にはすべきではない という図式になりますが、本来、年が明けて初めのお参りが初詣ですから、必ずしも初詣=おめでたいである必要はありません。

もちろん、神社に「近い人間が亡くなって1年間はお参りすべからず」というのがあるわけもありません。

むしろ逆ではないでしょうか。亡くなられた方を偲び、冥福を祈る意味でも、お参りに行くのが自然です。

他の方が「おめでとう」と交わす中で、心静かにお参りするのは難しいかもしれませんが、本来そういうことですから、どうぞお参りなさってください。

どうしても神社への初詣が抵抗があるようでしたら、お墓に参るというのがとても良いことです。

正月にお墓に参る人は少ないのですが、本来とても自然なことです。

忌明けの後は、要は個々の気持ちなんですね。自分が半年間で気持ちの整理ができたらそこまで、1年間ずっと亡くなられた方を偲び静かに過ごしたいと思われたらそのように、自分の気持ちで喪に服すのが良いようです。

毎日の生活の中で自然に亡き人を偲ぶ、それが本当の喪に服するということと思います。

喪中の過ごし方についてはこちらの記事もどうぞ。
<喪中にこれはしてはいけない!あなたの常識は間違っている!?」

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