社交ダンスは難しい?初心者がぶつかる5つのハードルとは

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先日このブログ宛てに 「社交ダンスって難しいんですか?」というご質問がありました。

今日はそれをテーマにお話ししたいと思います。

私は社交ダンスを始めて10年が過ぎましたが、まだまだこのレベルです(笑)。さすがに「社交ダンスは簡単です」とは言えません。(^_^;

でも逆に言えば10年間続いているわけで、ただただ難しいだけだったら続いていません。

時おりテレビで見るような、プロのダンサーの華麗なダンスと同じものを望んでもそれは無理です。でもパーティーなどで楽しく踊るレベルなら、ただ難しいばかりではありません。決して初心者さんに敷居が高いわけでもありません。

もちろん難しいと思ったことも、少しずつ乗り越えていく楽しさもあります。

今日はそんな社交ダンスの「楽しくも難しい点」をお伝えしたいと思います。
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目次

社交ダンスはここが難しい!5つのハードル

社交ダンスで難しいと思うところを5点ピックアップしてみました。

  1. 二人で組んで踊るのが難しい(ホールド)
  2. 基本的な足の使い方、体の使い方が難しい(ウォーク他)
  3. 次のステップが決まっていないから難しい(リード&フォロー)
  4. 音楽のリズムをきちんととることが難しい
  5. お金がかかるから、続けるのが難しい

それぞれ少し詳しく説明していきます。

1「二人で組んで踊る」ということの難しさ

社交ダンスは必ず二人で組んで踊ります。「ラテン」は離れて踊ることも多いですが、「スタンダード(モダンとも言います)」は常に二人が組んでひとつの形となって踊ります。(ラテンも組んで踊ることもしばしばあります)

まさにこれが、社交ダンスの最も社交ダンスらしく、かつ難しいところだろうと思います。

二人が組むことを「ホールド」といいますが、二人がきちんとした組み方をすること。その前提としてそれぞれがきちんとした姿勢で立つことが非常に大事です。

ホールドの解説動画がありましたのでお借りします。

つないだ手は軽く握ります。男性右手は女性の左肩甲骨の下に当てますが、決して抱き寄せるわけではありません。女性がいる空間を作っておくという感じで、女性はそこに軽くもたれます。

女性の左手は男性の右腕に乗せ軽くはさみますが、決してギュッと掴むわけではありません。

男女が組んだ状態を天井から見ると、ちょうど船を空から見たような形になります。初心者のうちはこのホールドが上下したりゆるんだり、変わりがちですが、どんなに動いてもこれは絶対に変えないというのが基本です。

正しいホールドをキープするのは地味な練習になりますが、社交ダンスを踊る上に最も大切なことです。

2 基本的な足の使い方/体の使い方

ホールドができたら、いよいよステップをします。ステップと言っても基本は「歩く」こと。この歩くのを社交ダンスでは「ウォーク」といいます。

ホールドと並びウォークは、地味ですが大変に重要な練習となります。この2つがきちんとできていないと、どんなにステップを覚えても伝わらないし楽しく踊れません。

私も最初そうでしたが、社交ダンスを習い始めると、ステップでどこに足を置くかということばかり頭に入れようとしがちです。これを「足型ダンス」と言って初心者さんが陥りやすい、よくないものとされています。

正確なウォークや体の使い方はきちんと先生に教えてもらないと難しいのですが、それらが身に付いてくればステップは自然にできます。

3 次をどう踊るかが決まっていない

フォークダンスが簡単と言うつもりは毛頭ありませんが、フォークダンスはだいたい、曲に合わせて次どういうステップというというのが決まっていて進行します。だから女性も男性もそれを覚えて踊れば、誰とでも安心して楽しく踊れます。

社交ダンスの場合、基本的に次、どう踊っていくかは全く決まっていません。(デモをするときは別で、全て決めてあります)

ここが社交ダンスの最も社交ダンスらしいところといえます。次がわからないということは非常に難しいと同時に、驚きがあり、楽しいところでもあります。

そしてこの「どう踊るか」は全て男性に委ねることになります。これは社交ダンスの大きなルールのひとつです。

そのため、男性は状況をみながら、常に女性に「次はこういうステップにしますよ」というのを伝えないといけません。これを「リードする」と言いますが、うまくリードするのはなかなか大変で、男性にとっては大きな課題となります。

また女性も、男性のわずかな体の動きから(あ、次はあれね!)と理解しないといけません。そのための敏感なアンテナが必要です。

踊っている間ずっとこれが続きます。これが社交ダンスの基本であり、難しいことのひとつです。

1、2、3の項目は、本やDVDを見るだけでは解決しないので、必ず先生かレベルの高い先輩にしっかり習ってくださいね。

競技アイキャッチ

4 音楽のリズムをとる難しさ

社交ダンスには、ワルツやタンゴ、あるいはラテン系の音楽など、速いものゆっくりなもの、3拍子、4拍子、いろいろな音楽が使われます。この、音楽のリズムがきちんととれない方が、時々見受けられます。二人で組んで踊る社交ダンスで、どちらかがリズムがはずれてしまうのはかなり困ったことになります。

ホールドやリードと同じ・・・いやそれ以上に、音がとれるかとれないかというのは大きな問題です。

ご自分でリズムを掴むのが苦手と感じる方、一緒に踊った方から「はずれていますよ」と言われた方は、ダンス音楽や、それに限らずいろんな音楽を、なるべく多く聴くようにしてください。きっと自分の中のリズム感が変わってくると思います。

最後は踊り方とは直接関係ないことですが・・・

5 お金がかかることの難しさ

特に個人レッスンをすると、レッスン料その他に大変お金がかかります。ともすればお金がかかるということでダンスが続けられなくなることもあります。

ここは社交ダンスを続けていく上での現実的なひとつの難しい面だと思います。

上達のためには個人レッスンがベストですが、少しでも費用を抑えるなら、団体レッスンにすればかなり安く続けることができます。

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まとめ

今回、「難しさ」に着目して記事を書きましたので「やっぱり社交ダンスは難しいのか」と思われたかもしれませんね。

社交ダンスは確かに簡単ではありませんが、ホールドもウォークもリードも、レッスンを繰り返すうちに徐々にできるようになります。難しいと思ったことが少しずつできるようになるのは楽しいです。

そもそも音楽に合わせて踊るのって本当に楽しいし、二人が息を合わせてひとつの踊りを作るのはとても心地いいものです。これは社交ダンスをやっていないとわからない喜びだと思います。

難しいからこそ、社交ダンスの奥深さを感じますし、レベルアップしていくことに、多くの人が社交ダンスの虜になってしまうのだと思います。

パーティーに行って楽しむレベルであれば、ステップそのものはごく基本的ないくつかを覚えるだけで踊れます。

難しさもチャレンジの楽しさに変えて、社交ダンスをぜひ楽しんでいってください!!


 
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