カプセルホテルは安いしお手軽で、旅行や出張はもちろん、終電に乗り遅れた!なんて時も利用でき、便利です。
私も、カプセルホテルを使い始めた10年前を思えば、そのお手軽さだけを利用していました。
出張先で遅くまで仕事をして、夜10時とか11時頃に予定していたカプセルホテルにチェックイン。
カプセルに入ったらすぐに眠るし、朝もシャワー程度でそこそこに飛び出すので、そこにある施設や設備を楽しむということはあまりありませんでした。
「カプセルホテルって、シャワーと寝るだけのところでいいんだ」という考え方もあります。
ただ、今ごろはカプセルホテルも施設・設備が充実してきてて、「寝るだけでいい」ではあまりにももったいないと思うことが多いんですよ。
ということで、この記事ではカプセルホテルのいろんな施設・設備をご紹介しつつ、「カプセルホテルでの楽しみ方」を徹底的に書きたいと思います。
意外なくらいにいろんなことが楽しめるんですよ!(^-^)
カプセルホテルってどんな施設・設備があるの?
個々の「楽しみ方」をご紹介する前に、一般にカプセルホテルってどんな施設や設備があるのか、ざっとお伝えします。
まずこちらはちょっと古い写真ですが、旧「サンプレイン長堀」のフロア図です。(現在はリニューアルして「ホテルモーニングボックス大阪心斎橋」と変わりました)
今もこんな感じが平均的かなとは思います。
この図からざっと書き出してみますとこんな感じですね。
- 10F 展望浴場・サウナ、居酒屋、無料休憩所
- 9F・8F・7F:客室、シングルルーム(ここは普通のシングル室もあるようです)
- 6F:男性専用カプセルフロア、ビジネスルーム
- 5F:女性専用カプセルフロア
- 4F:客室、シングルルーム
- 3F:男性カプセル用ロッカー、マッサージスペース、自動販売機、女性専用休憩室
- 2F:フロント・ロビー
- 1F:カフェ、麻雀ハウス
もう一つ別のカプセルホテルの例です。こちらはAsahiカプセル&サウナというところのフロア図です。
- 3F:カプセルルーム
- 2F:カプセルルーム、休憩ルーム、マンガコーナー、ソファーコーナー
- 1F:フロント受付
- B1F:ロッカールーム
- B2F:大浴場、サウナ、レストラン、ボディケアルーム
(なお、こちらは男性専用のカプセルホテルです。)
2軒の例を挙げましたが、他のカプセルホテルも私の知る限り、似たような施設・設備があるし、今ごろはさらに充実してきています。
それではあらためまして、カプセルホテル内を目一杯楽しむ「10の楽しみ方」です。
カプセルホテルでの楽しみ方10!
1 カプセルルームの中で楽しむ
過ごすと言えば、まずはカプセルルームですね。
なんだかんだカプセルルームにいる時間は長くなると思います。
この写真はどこだったか・・忘れてしまいましたが、ごく標準的なカプセルの内部です。
大抵どこでもカプセル内にテレビが備え付けてありますから、それをぼうっと見たり、スマホを見たり。
のんびり過ごします。チャンネルは5つ6つ見られるところが多いと思います。
(テレビの設置のないカプセルホテルもあります)
別途1,000円くらいの追加料金は必要ですが、いろんな映画が観られるようになるところもあるので、それを利用しゆっくり映画を観るのも楽しいです。
テレビは写真のような小さいものが多いですが、お店によっては24型とか32型とかの大きなテレビが設置してあるところもあります(そういうところは部屋も広いですが・・)。
なお、カプセルルーム内での主な禁止事項は
- 喫煙
- 飲食
- 電話すること
- テレビなどの音量を大きくすること
などです。(ホテルによっても禁止事項は違いますので泊まるところの規則に従ってください)
電話や飲食は大抵、エレベーターホールの近くなどに、スペースが設けてあるのでそこで行うこと。
(もしくは後の項で書く休憩ルームでOKなところがあります)
喫煙は喫煙室など決められたスペースがあるのでそこで吸ってください。カプセル内では絶対にダメです!!
カプセルルーム内で大声を出したりテレビの音量を上げたりするのもダメです。
テレビは必ずイヤホンがついていますので、それを利用してください。
まれにイヤホンがないところがあるかもしれません。小さな音量でならOKということかもしれませんが、カプセルホテルは結構音が抜けますから、私はイヤホンなしで音を出したことはありません。
なお、今はほとんどのところでWiFiが使えるし、充電用のコンセントがあります。
カプセルルーム内でスマホやパソコンの充電をしたり、インターネットに繋げたりはOKです。
2 大浴場・露天風呂・サウナで疲れを癒す
お風呂はやはり「楽しみ方、過ごし方」の王様ですね(笑)
今やしっかりと大浴場や露天風呂があるカプセルホテルも多くなっています。場所によっては本当に広くて、いろんなお風呂が楽しめる、いわゆる健康ランドみたいなところもあります。
さらに、温泉を引いているところ、展望風呂や露天風呂があるところもあったりします。
私は少しゆっくり宿泊できそうな時は大浴場があるところを選んで、夜と朝の2回、または朝の1回、お風呂に入ります。
ただ、女性の方については、残念ですが相変わらず「大浴場は男性のみ」というところも多い、ということをお伝えしておきます(女性はシャワールームのみ)。
女性の方で、カプセルホテル+大浴場でのお風呂を楽しみたい、という方は、「男女別大浴場あり」をチェックしてください。だいぶ増えてきましたよ。
サウナは多くのところでついていると思います(これも多くは男性専用ですが女性用も増えてきました)。
写真は大阪の大東洋レディースの女性用サウナルームです。
3 ボディケア(マッサージ)ルームで心身のリラックス
大浴場の近くに設置してあるところが多いのですが、マッサージをやってくれる部屋があったりします。
もちろん別料金ですよ。写真はだいぶ前に私が泊まったところで、料金が20分2,100円となっていますが、今はもう少し上がっているだろうなと思います。お店によってかなり差があると思いますが…。
費用を抑えるためにあえてカプセルホテルに泊まるのに、別料金払ってマッサージってどうよ、って思うんですが、実は私は一度だけ経験したことがあります。(^_^;
その時は、仕事でどうしても泊まらなくてはいけないのに、どこも全然空いてなくて・・・ようやく見つけたのが「マッサージ付き1泊コース」だったんです。
まぁ経験するのもいいだろう、と思って申し込みました。通常料金+3,000円(60分)・・だったかな。
はい。受けてきましたよ。3,000円が高いか安いかは置いといて・・・すっごく気持ちよかったです!(^_^)
4 館内のレストランで食事を楽しむ
最近はレストランが館内にあるカプセルホテルが増えたと思います。
特にそういうところを選んでいるつもりもないのですが、これまで私が泊まったところは、ほとんどにレストランがついていました。
最初はカプセルホテルにレストランがあってもほとんど利用することはなかったんです。でも最近はしばしば利用するようになりました。
安いし、なかなか美味しいし、清潔感のあるところが増えている印象です。
あと、多くのところで、カプセルを予約するときに「朝食付きコース」みたいなのがあって、300円くらいの追加料金で朝食付きで泊まれます。
大抵はチェックインの時に、フロントで食券をもらうパターンですね。写真はその一例です。(神戸ケアハウス)
朝は基本的に、決まった朝食(和定食・洋定食・バイキング形式など)になっているところが多いですが、それ以外の時間では、ある程度多彩なものが食べられるようです。
大阪のTHE ROCK HOTELは全てのプランに無料で朝食がついていると聞きましたが、そういうところが増えると嬉しいですね。(^-^)
中にはしっかりしたカフェが併設されているカプセルホテルもあります。
写真は大阪の「ホテルモーニングボックス大阪心斎橋」の1階に併設してある「Café Morning Box」というコーヒーショップです。本格的ですね!
5 パソコンルームでネットサーフィン
今やほとんどのカプセルホテルは全館無料Wi-Fiになっていますので、ノートパソコンをカプセルに持ち込めば、それなりに使えます。ですがやはり狭いし窮屈です。
今はパソコンルーム(あるいはパソコンスペース)が設置してあるところもかなりあります。部屋の隅に1台置いてあるところや、私が前に行ったところでは、3つのパソコンが並べてあって、ブースに仕切られていました。
共用のパソコンではメールはできませんが、ネットサーフィンを楽しんだり調べものをすることができますし、一種の休憩スペースとしても使えますね。
※パソコン利用の希望者が多い時は他の方にも心配りをして、ある程度の時間で退席するようお願いします。
画像は千葉市のホテル&カプセル ザ・イン の女性フロアのパソコンスペースです。
6 マンガコーナーでマンガを堪能する
たくさんのマンガを用意して、自由に楽しめるようにしてあるところは多いです。
マンガの好きな人ならここで何時間でも過ごせるのではないでしょうか。
7 休憩室(休憩ルーム)でまったりする
休憩室は小さいところから比較的大きいところまでいろいろですが、たいていのカプセルホテルにあります。
ソファやちょっとしたテーブルが置いてあり、その中で電話をしたり、缶コーヒーを飲んだりすることができます。テレビや新聞がある場合もあります。多くは禁煙になっています。
女性も泊まれるところの場合、女性のフロアに女性専用の休憩室が設けてあることが多いです。女性の方はその方が安心でいいですね。
友人と一緒に泊まった人などは休憩室で話をするのがいいし、電話などもここでするのがいいですね。
※お店によって、飲食禁止・電話禁止の休憩ルームもあるかと思いますので、そのお店のルールに従ってください
8 ソファールームでゆっくりと休む
ソファールームはリクライニングシートが並んでいて、照明も少し暗めになっています。写真のソファールームはかなり大型の方で、数も多いですし、それぞれにテレビがついていました。
休憩ルームと比べると、休憩ルームはちょっと休むとか、同行者と話をする場所というイメージですが、ソファールームは仮眠を含めて長めにゆっくり休める場所です。
お店によっては、カプセルルームの利用コースとは別に、ソファールームだけの利用コースが設けられていて、そこで一晩泊まることができる、というところもあります。
9 ワーキングスペースで読書や仕事をする
お店によりますが、ワーキーングスペースを設けているところもあります。下の写真は東京の「安心お宿・秋葉原店」の画像ですが、しっかりワーキーングスペースがあり、コピーやプリントアウトもできます。
仕事が残っていればこういう場所でやることもできますし、読書を楽しむというのもありです。
また、カプセルにもよるのですが、広めの部屋でベッドサイドに小さい机が設けてあるところもあります。
こういうところでは他人を気にせず、ゆっくり読書や仕事が進められます。写真は大阪の「ホテルカーゴ心斎橋」です。
10 ゲームコーナーで遊ぶ
これはないところも多いのですが、私が行った中でいくつかのカプセルホテルにはありました。
昔からあるようなゲーム機がいくつか置いてありました。
ゲーム好きの人ならこういうもので遊ぶのもまた楽しいですね。
おまけ 自動販売機
お茶、コーヒーからビールなど、自動販売機で売っています。お店によっては結構豪華なものも売っていたりして、これも楽しいものです。
ただし、カプセルの中で飲むのは禁止のところが多いです。休憩ルームなど許可された場所でゆっくり飲んでくださいね。
写真は「安心お宿・秋葉原店」より。
まとめ
以上、一般に、カプセルホテルで楽しめる施設&設備を10、ご紹介しました。
カプセルホテルは「低価格で、シャワーが浴びられ、寝られたら良い」というのも一つの考え方で、私はそれもありだと思っています。
それとは真逆に、「カプセルホテルのいろんな施設を利用して、たっぷり楽しむ」というのも良いと思います。
私がカプセルホテルを利用し始めた10年前に比べて、今は施設や設備がどんどん良くなっています。これら環境が良くなってきたことで、カプセルホテルの夜と朝がすごく充実するし、楽しくなっていたなぁと思います。
あなたもせっかくカプセルホテルに泊まるなら、中での時間をどうぞ目一杯楽しんでくださいね!
カプセルホテルのレビューや利用する際のいろいろなことを書いています。「記事一覧」ではカプセルホテル関連の全ての記事を一覧でき、各記事に飛べます。よろしければご覧ください。
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