カプセルホテルで盗難の危険は?鍵の管理と注意点完全ガイド

私はこの3年くらいの間に、東京、名古屋、大阪などに仕事で出張することが増えました。

そのほぼ全てで、宿泊はカプセルホテルを利用しています。おそらく20軒・・いや多分もっと泊まっています。

その間に見たり感じてきたことをこのブログに綴っていますが、今日は「カプセルホテルでの盗難」について書きたいと思います。

先に言っておきますが、私はカプセルホテルで盗難に遭ったことはありません。また、盗難に遭ったという話も今のところ聞いておりません。

なので、タイトルに「盗難の危険は?」とは書いたものの、基本的には「盗難の危険はあまりない」という話になります。

ですがもちろん、危険がゼロなわけでもないですし、カプセルホテルならではの注意点があります。

カプセルルーム3

この記事ではその辺のことを中心に書いていきます。

あなたが、より安全で快適なカプセルホテルの利用ができることを願っています。

目次

カプセルホテルでの「鍵」はどうなっているのか

ご承知かとは思いますが、カプセルホテルというのは、ずらっと並んだカプセルに入口から入って横になって寝る、というシンプルなシステムです。

その入口は通常、幅1m×高さ1mくらいの大きさで、そこは厚手のロールスクリーンをくるくると降ろして、下のフックに引っ掛け、閉じるようになっています。
ここに鍵はかかりません。

カプセル内部足元

ちなみに、出入り口に鍵をかけるようにすると、消防法で通常のビジネスホテルに分類され、カプセルホテルではなくなるそうです。
逆に言えばカプセルホテルは「鍵が無い宿泊施設」ということになります。

カプセルホテルに入るとまず靴を脱いで、靴箱に入れるようになります。

そしてその靴箱の鍵を閉め、チェックインの手続きと同時にその鍵をフロントに預ける、というのが一般的なカプセルホテルのシステムです。

シューズロッカー

そしてチェックインの手続きが済むと、カプセルの番号が伝えられ、多くの場合同じ番号ですが、個々のロッカーの鍵を渡してもらえます。

鍵

この個々のロッカーが手荷物や貴重品を置く重要なものとなります。利用中、鍵はとても大事なものとなりますので、決して無くさないようにしないといけません。

ロッカールーム

なお、もちろん途中外出もできますが、その時はフロントにロッカーの鍵を渡して、引き換えに靴箱の鍵をもらうような形になります。

カプセルホテルで、どんな盗難の危険があるのか

カプセルホテルを利用する基本的な流れはそんな感じです。

では、カプセルホテルで盗難の危険があるとすれば、どんなケースが考えられるかをまとめてみます。

ケース1:貴重品をカプセルの中に持ち込んで、カプセルを離れた場合

財布や貴重品は、個々のロッカーに入れ、鍵をしっかりかけて、カプセル内には持ち込まないのが原則です。

ですが、スマートフォンやある程度のお金など、カプセルに持ち込みたい時もあろうかと思います。

それは仕方がないことですが、その際は、トイレやお風呂などでカプセルを離れるときには、カプセルの中に置きっ放しにせず、必ず持って出ることです。

また、カプセルを離れるときには入口のロールカーテンを下までしっかり閉めるなどして、留守だというのがわからないようにすることも大事です。

なお、カプセルホテルの館内着は、店舗にもよりますが、ポケットがついていないところも多いですから、そもそも館内をものを持って歩きにくいというのもお伝えしておきます。

私は小さいトートバッグを持って入り、そこにスマホや小銭入れを入れるようにしています。
スマホとお金

ケース2:貴重品を浴室に持ち込んで、衣類と一緒に置いてお風呂に入った場合

大浴場やシャワールームに行くのに、スマートフォンやお金をカプセルに置きっ放しにするのは怖いと、持って行くことがあるかもしれません。

しかし、シャワールームならまだしも、大浴場の脱衣場というのはいろんな人が出入りしますし、衣類を入れる棚も鍵がかかるわけではないですから、とても危ないと思います。

大浴場

こういう時は、面倒でも一度ロッカールームに行って自分のロッカーに入れ、鍵を閉めて、鍵だけを大浴場に持ち込むことをお勧めします。

ケース3:休憩室などにお金を持ち込み、つい眠ってしまったなど

案外そんなケースもあるかもしれません。

カプセルホテルには、皆さんが共通で使える施設がいろいろあります。
漫画がたくさん置いてあるところがあったり、大型テレビが見られたり。人によってはそこで寝ている人もいます。

それらの館内施設は、マナーを守る限りどう使っても構わないのですが、財布などを持ち込んでつい寝てしまうと、盗難の危険はやはりあると思います。

休憩室レストラン2

漫画の部屋2

ケース4:ロッカールームで鍵を開けた後、電話等でつい場所を移動した場合

これはちょっと論外ですが・・・

ロッカールームで鍵を開けて着替えなどをするときに、電話がかかってきたりして、ちょっとそこを離れたりすることがあるかもしれません。そんな時、もし悪意のある人間がいたらロッカールームを荒らされる可能性があります。

ロッカールーム2

自分のロッカーは最も大事なものです。
開けたままでその場を離れるということは絶対にしないようにしてください。

フロントに預けるという方法も

カプセルホテルのロッカーは幅が狭いものが多いです。旅行用のカバン、スーツケースが入らないことはあります。そういう場合はフロントに預けるという方法もあります。

おそらくほとんどのカプセルホテルが、荷物をフロントで預かってくれるはずです。相談してみてください。

ただし貴重品はフロントでは預からないというところも良くあります。その場合はフロントの方に訊いてみるのが早いですが、別途、貴重品BOXが設置してある場合はそこに、ない場合はやはりロッカールームのロッカーに、ということになります。

カプセルホテルでの盗難防止の対策は

以上、書きましたような「盗難の可能性」があります。
ではそういう目に遭わないためにはどうしたらいいでしょうか。

繰り返しにはなりますが、ポイントは2つです。

  1. 貴重品はロッカーに入れて鍵をかけること
  2. カプセルに持ち込むものは最小限にし、持ち込んだ場合は常に持ち歩くこと

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まとめ

カプセルホテルでの盗難の可能性を4つのケースで挙げました。

あなたを少し怖がらせるような内容だったかもしれません。でも私はかなりの回数利用してきて一度も盗難に遭ったことがないし、そういう話を聞いたこともありません。そのことは、繰り返しておきたいと思います。

多くの人が集まるところでは何があるかわかりません。

一人ひとりがきちんと注意をしていくことが、安全で快適な利用につながります。

楽しい旅をしてくださいね。


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