先日、ある会社に行った時、置いてあったキーボードが真っ黒に汚れているのを見ました。
う〜ん・・・
言っちゃいけないけど、きちんとした仕事をしているんだろうか・・・
そんな風に感じました。
「パソコンのキーボードは便器より汚い」なんて言葉があります。
「トイレの神様」という歌もありますが、トイレは日頃から清潔にしようという人が多いと思いますが、さて、キーボードはどうでしょう。
毎日使うけどめったに掃除しない、あるいは掃除したことなんてない、という人もいるのでは?
指先や手のひらには脂やいろんな汚れがついていますから、それがキーにもつきます。
キーボードの近くで飲食するのは勧められませんが、ちょっと口にした飲み物やお菓子のカスが飛び散ったりということもあります。
毎日使うものだから汚れやすいけど、だからこそきれいに保ちたいものです。
ということで、私がやっているキーボードのお掃除法をお伝えします。
費用はほとんどかかりませんし、簡単にできますからぜひやってみてください。
綿棒 毛先の長いブラシか筆(私は絵画用のアクリル筆) 歯ブラシ
無水エタノール 泡石けん 水を少し 布
※なお、全ての作業は必ずパソコンを終了した状態で行ってくださいね
1)キーボードを裏返して、軽く叩く
知らないうちに、キーのすき間からほこりや微細な汚れが入り込んでいます。キーボードを裏返して叩いて、これらの汚れをキーのすき間から落とします。角度を少しずつ変えてしばらく叩きます。
(私は比較的強めにパンパンと叩きますが、そこは自己責任でほどほどにお願いします)
※ノートパソコンの場合はハードディスクやいろんな回路が詰まっていますので、叩くのはおすすめしません。
※細い口で吸える掃除機をお持ちでしたらそれを使うと楽です。
2)キーの上面と側面を、綿棒と無水エタノールでこする
無水エタノールは脂のある汚れがとてもよくとれるのでおすすめです! しかも速乾性なので作業もさくさくとできます。
これだけでも相当にきれいになるはずです。
キーの側面をこするときには、隣のキーを押してやればこすりやすく、きれいになります。
通販でも買えますし、お近くの薬局で買えます。薬局では通常陳列していませんが言えば出してくれます。特に許可のようなものは不要です。
値段は1400円ほどです。あまったらしっかり蓋をしめておけば長く保存できますから結構安いと思います。
3)綿棒と水、綿棒と泡状の石けんでこする
ジュースがはねて固まったなどの乾いた汚れは無水エタノールでは落ちません。綿棒に水、あるいは泡状の石けんを微量つけてこするときれいに落ちます。
この時絶対に多量の水・多量の石けんを使わないこと。キーボードの中に水がたれてしまうと電気接点をショートさせ、故障の原因となります。ごく微量ずつつけて、丁寧にこすってみてください。
4)ブラシに無水エタノールを少量つけてキーの奥に差し込み、掃除する
キーの奥もできる範囲掃除します。ただ、いずれにせよ奥の方は届かないので無理しないように。
また、この時、水は使わないでください。乾かなくてショートする危険があります。
5)キーボード全体を、無水エタノールをしみこませた布でざっと拭いて終わり
いかがですか?ピカピカになったでしょう?(*^^*)
これを月に2回くらいやるだけで、いつも気持ちよくきれいなキーボードで仕事ができますよ。
パソコンの近くで飲食をしないというのは鉄則ですが、万一コーヒーやジュースがこぼれてしまったら・・
- まずは慌てないこと。落ち着いて、かかったところを確認する。
- 吸取紙があればベスト、なければティッシュペーパーをキーのすき間から差し込んで、範囲が広がらないよう注意しながら水を吸い取ります。
- キーボードの分解に慣れている人なら、このあと一度分解して組み直すというのがありますが、難しいのでおすすめしません。
- 乾くまで十分に待ってから電源を入れます。直っていればいいのですが、もし作動のおかしいキーがあったら修理に出しましょう。
仕事や趣味でパソコンをよく使う人にとって、キーボードは指の延長ともいえる最も大事なものです。でもそのわりに、掃除に気を遣っている人が少ないように思います。
汚いだけでも気分が良くないですし、汚れがキーの奥に詰まって押せなくなるトラブルも実際にあります。そういうことが起きないためにも、日頃からキーボードをきれいに保ちたいものです。
大事なキーボード、どうぞ大切に使ってあげてくださいね。
⇒<「アロマスプレーに使うエタノールってどんなもの?」
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