おでん、すき焼き、鍋、お好きですか? 美味しいですよね〜(^.^)
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特に秋から冬にかけての寒い時期は、体が温まって本当に美味しいですね。
おでんやすき焼きの中で、さりげなく、でもなくてはならない存在感のものに
「しらたき」があります。
あれ?「糸こんにゃく」ですか?
「しらたき」「糸こんにゃく」って・・・同じなの?違うの?
気になったので、調べてみました。(^^)
同じような違うような・・? 3つの説
いろいろ調べたところ、strong>3つの説が混在していることがわかりました。
しらたきは「こんにゃく芋を細かく挽いた粉を練って、細い糸状にしながら熱湯に押し出して固めたもの」糸こんにゃくは「板こんにゃくになったものを細く切ったもの」
全く同じもの。関東では「しらたき」、関西では「糸こんにゃく」と呼ぶだけ。
物は同じだけど、太さの違い。太めのものを「糸こんにゃく」、細いものを「しらたき」と呼ぶ。
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これについて「日本こんにゃく協会」のホームページではこう説明されています。
こんにゃくがまだ固まる前の糊状のときに細い穴に通しながらゆで、糸のように細いひも状にしたもの。精粉から作るものは、まるで白糸の滝のようなので、「しらたき」とも呼ばれています。短時間で味がなじむため、すき焼きやあえ物に向いています。
ただし、江戸時代の頃は、しらたきと呼ぶのは主に関東で、関西では板こんにゃくを細く切ったものを糸こんにゃくと呼んでいたそうです。現在は関西でも細い穴に通して造っていますが、昔のなごりからか糸こんにゃくと呼ぶことが多く、また糸こんにゃくをより細くしたものをしらたきと区別する場合もあります。
やや文章がわかりづらいですが、まとめると
「糸こんにゃく」は江戸時代、関西で、板こんにゃくを細く切る形で生まれた。
「しらたき」は同じく江戸時代、関東で器具で細く押し出す形で生まれた。
↓
時代を経て、関西も押し出し式に変わった。でもそのまま「糸こんにゃく」と呼ぶのは変わらなかった。
↓
今は関西も関東も押し出し式で作られているけれど、関西で「糸こんにゃく」、関東で「しらたき」と呼ぶのは残った。
ということのようですね。
実際、メーカーも、太さに関わらず全てを糸こんにゃくと呼んでいるところもあれば、全てをしらたきと呼んでいるところもあります。
現在ではどちらもほぼ同じということで、おでんに入れるのは、どちらも、が正解なようです(笑)
もう一つ、こんな説もありましたが・・・
白いのがしらたき、黒いのが糸こんにゃく?
確かに板こんにゃくは黒いですし、同じような黒っぽい糸こんにゃくは多いです。だからこういう「色で違う?」説もあるのですが、それは違うようです。
先ほども書いたように、こんにゃくを作るには芋を細くひいて材料にします。
この時、こんにゃく芋の精粉(せいこ/皮を取って細かくひいたもの)を使えば真っ白くなります。生芋を使うと芋の皮がは入って黒っぽくなります。
また、地方によっては白いこんにゃくが好まれないところもあり、そのためにひじきなどの海藻の粉末を混ぜて彩りをつけたのだそうです。
一般に、関西では黒いこんにゃくが好まれ、東北や北海道では白いこんにゃくが好まれるようです。
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少し話が広がってしまいますが
しらたき・糸こんにゃくと、くずきり・春雨・マロニーはどう違う?
くずきり・春雨・マロニーも、同じような触感で、しらたき・糸こんにゃくとも似ています。この違いは、原材料の違いです。
こんにゃく芋から作られるしらたき・糸こんにゃくに対して、くずきりは、くず(葛)の木の根から取れるでんぷん(葛粉)を水で溶かして、それを冷やして板状にして切ったものです。(葛粉は高価なので、じゃがいものでんぷんで作られるものもあります)
春雨の原材料はじゃがいもやさつまいも、緑豆のでんぷん。マロニー(商品名)の原材料はじゃがいもととうもろこしのでんぷん。
ビーフンはお米の粉から作られます。
こんにゃくは超ローカロリー食品(100gあたり5Kcal)です。スリムなボディーを保つにもとても良い食品で、女性の方には嬉しいですね。
さらに、こんにゃくはカルシウムや食物繊維をたっぷり含みます。
カルシウムは骨の健康や神経を落ち着かせるのによく、食物繊維は有害物質を体外にスピーディーに排出するので、便秘の解消や大腸がん抑制が期待されています。
寒い日はおでんにたくさん糸こんにゃくを入れて、ホクホク温まりながらダイエット&ヘルシーな体の維持もしちゃいましょう♪
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