最近は、簡単にお金を貸してくれるところが増えました。
ある程度の安定収入がある人なら、ネットで一発、即日融資OK!なんていうことも、めずらしくありません。
まあ、ちょっとくらいなら…ということで借りていたら、いつのまにか、こんな額に!ボーナスをあてにしていたら、大幅減額! なんてこともあります。
最悪なのは、給与カットや失業です。返済資金はおろか、生活費さえ、めどが立たなくなります。期限までに返済できないと、督促の電話がじゃんじゃん…心配で心配で、夜も寝られなくなってしまいます。こうなると、健全な金融会社は、もう貸してくれません。
借金は多い、収入はほとんど見込めない、とてもじゃないけど、返済のめどは立たない…こんなとき、知合いの人から、言われることもあるでしょう。
「破産したら?」
破産は、申立てた人の財産を全部集めて、それを債権者に平等に分配する制度です。実際には、生活に必要な最低限の金額は残してもらえるので、「破産=路頭に迷う」ではありません。
破産のメリットは、裁判所から免責がもらえることです。弁護士報酬と裁判所への申立て費用を支払えば、免責がもらえて、借金を支払わなくてもよくなります。免責には、一定の要件がありますので、市役所の無料法律相談などで聞いてみてください。
弁護士に頼むメリットは?
破産したいと思ったら、弁護士に依頼するのが無難です。
弁護士に依頼するメリットは、大きいものがあります。まず、弁護士は、「事件を受任したので、この人に関するお話は、すべて弁護士を通してください」という書面を出します。
よほどの悪質業者から借りている場合を除き、督促の電話は、これでストップします。 あとは、破産するか、個別に債務整理するか、弁護士と話し合って決めたらいいと思います。
債務整理の場合は、1件あたりの弁護士報酬は安いですが、それぞれの貸し手に対して、いくらかずつは返済しなければなりません。話合いなので、「全然返せないんです」では、交渉がまとまらないからです。 破産のメリットは、裁判所から免責がもらえることです。
弁護士報酬と裁判所への申立て費用を支払えば、免責がもらえて、借金を支払わなくてもよくなります。
免責には、一定の要件がありますので、市役所の無料法律相談などで聞いてみてください。
弁護士の費用はどのくらい?
弁護士にかかる費用は、個々の弁護士によってまちまちです。最も簡単なレベルなら20万円程度が相場です。あと、個々の貸し手と交渉してもらい、話合いで解決する債務整理という方法もあります。その場合は、1件の貸し手につき、2万円くらいの報酬が多いようです。
通常、
着手金と実費:20万円〜40万円 +
免責が認められた時の報酬:20万円〜40万円
合計で40万円〜80万円程度が多いようです。
(実費は、交通費や裁判所に払う手数料など)
良い弁護士を探す方法
- 費用を明確に示してある
ホームページなどに必要な費用がきちんと表示してあればOK。
本来、依頼する前に費用がわかるのは当然のことです。 - 自己破産を扱った実績が多い
弁護士に、過去の実績を確認することは失礼ではありません。弁護士の仕事は多様なもの。破産に関する案件が得意で実績も豊富な事務所を選びましょう。 - 電話の対応がいい
弁護士本人、そして職員も含め、電話の応対に姿勢が反映します。
応対のいいところはその後の仕事も誠実なものです。 - 無料相談を設けている
無料相談を設けているところは相談者の利便性を考えているといっていいでしょう。
もちろん無料相談があるだけでそこの善し悪しは判断できませんが、実際に無料相談を受けてみて、その対応を確認するのは大切です。
いい弁護士に頼んで、スムーズに手続きを進めたいものです。
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